日本歯科新聞 | 2007年4月10日付
福岡のNPO法人がホームレス対象に無料歯科検診
ヘルスプロモーション・地域保健活動などを幅広く実践しているNPO法人「ウェルビーイング(旧福岡予防歯科研究会)」は、無料の歯科検診や歯科相談、ブラッシング指導などを通じたホームレス支援を行っている。
「エナメル質再生」歯の上皮細胞のみ培養は初
東京大学医科学研究所の本田雅規氏らの研究グループが、培養した上皮細胞を用いて歯のエナメル質を再生することに成功した。エナメル質再生能を有する歯の上皮細胞のみの培養に成功したのは世界初。
「顎口腔機能診断」で通知-厚労省
顎口腔機能診断料の算定で、保険適用でない機器を使用している場合、5月末までは保険適用外でも条件付きで算定可能などとする内容の事務連絡を、厚労省は3月30日付で全国の社会保険事務局などに送付した。
新たな社会保障改革提言-経済同友会
少子高齢化社会の進展と経済社会の変化に対応した社会保障制度構築についての提言「活力ある経済社会を支える社会保障制度改革」が発表された。経済同友会の社会保障改革委員会がまとめたもの。
歯周病等のガイドライン策定-日歯が基本的考え方示す
日本歯科医学会は平成20年度診療報酬改定に向けて歯周病と補綴関連の診療ガイドラインの見直しを進めている。日本歯科医師会はガイドライン策定に対する基本的考え方をまとめた。
第100回歯科国試問題「10問が採点除外」
第100回歯科医師国家試験合格者が発表された3月28日、厚労省は試験問題で10問を採点除外等の措置にしたと公表した。第98回が4問、99回が7問と例年と比較しても多い数だ。特に10問のうち7問は「問題としては適切だが、必修問題としては妥当でない」として採点除外等の措置が取られた。
6万7,411施設-18年12月歯科診療所数
厚労省の施設動態調査による平成18年12月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,411施設となり、前月より4増えた。
食と健康で保団連がパンフ
全国保険医団体連合会は、「月刊保団連」の臨時増刊号として、食生活を通じて健康づくりを支援するためのパンフレット「より良く食べるはより良く生きる」を作成した。
歯科は件数増も金額で減少傾向-支払基金18年12月分
社会保険診療報酬支払基金による平成18年12月診療分の総計確定件数は7,378万3千件、金額8,790億5,700万円で前年同月に比べ、件数は4.1%、金額は0.1%増えた。歯科は881万9千件、800億500万円。
IADRで「HA」に関する研究成果発表-サンギ
ハイドロキシアパタイト(HA)が、歯周病など口腔内細菌感染症や知覚過敏症予防に有効-。3月に米・ニューオーリンズで開かれた国際歯科研究学会(IADR)でサンギ(本社・東京都中央区、佐久間周治社長)は、HAに関する二つの研究成果を発表した。
「歯を磨くことの大切さ」テーマに標語募集-日本歯磨工業会
日本歯磨工業会は口腔衛生の重要性を訴えるため、「歯の衛生週間」関連企画として「歯を磨くことの大切さ」をテーマにした標語を募集する。
中国デンタルショーに2千人来場
2007年中国デンタルショーが3月31日から2日間、岡山市のコンベックス岡山で開かれた。100の出展社が最新の歯科医療器材などを展示し、歯科医療関係者ら2,028人が来場した。
シカゴ・ミッドウィンター開催される
米国・シカゴ歯科医師会主催のミッドウィンターミーティングが2月22~25日、同市のマコーミックプレイスで開かれた。学術大会では、美容歯科、レーザー、経営、デジタル機器関連の発表が目立った。
県歯政治連盟が名称変更-千葉
千葉県歯科医師政治連盟(渡邉敏弘会長)が4月1日から「千葉県歯科医師連盟」に名称を変更した。これにより日歯連盟の他、47都道府県すべてが「歯科医師連盟」で統一となった。