日本歯科新聞 | 2008年8月26日付
「該当者なし」を答申-日歯連盟・参院選候補者選考委員会
日本歯科医師連盟の参議院比例代表選挙候補者選考委員会は8月21日、4回目の会合を開き、次期参議院選挙候補者について「該当者なし」とする答申書をまとめ、永山一行会長に提出した。執行部は遅くとも来年3月までには候補者を決めたい意向だ。
混合診療解禁 厚労省は「不適当」
医療崩壊の解決策として規制改革会議が推進する混合診療解禁に対し、厚労省は8月12日、患者団体も反対しているなどとして、不適当との見解を示した。同会議は7月に公表した「中間とりまとめ」の中で混合診療問題について、遠隔医療の推進などを挙げ、その推進には混合診療禁止措置が障害となっていると主張。今回の厚労省の見解は同会議の「中間とりまとめ」に対するもの。
診療所点数が2%減-日医緊急レセ調査
日本医師会は8月6日、平成20年度診療報酬改定の影響を把握するため4月から6月分の緊急レセプト調査結果を発表した。調査は3,862診療所、367病院を対象に行われ、有効回答数は1,367診療所、185病院。総点数は前年同期比で診療所1.85%減少し、病院は0.68%増、全体では0.31%減少した。
全体、歯科とも金額・件数減-社保5月診療分
社会保険診療報酬支払基金による平成20年5月診療分の総計確定件数は6,872万9千件、金額7,598億7千万円で前年同月に比べ、件数は5.6%、金額は13.6%減少した。背景には今年4月から始まった長寿(後期高齢者)医療制度の影響が大きいことが予想される。歯科は878万7千件、778億8,400万円で、前年同月に比べ、件数は、金額ともに減少した。
2月7、8日に8カ所で試験-第102回歯科国試
第102回歯科医師国家試験が平成21年2月7、8日に実施される。合格者発表は3月27日午後2時、厚労省及び地方厚生局に掲示。試験地は北海道、宮城、東京、新潟、愛知、大阪、広島、福岡の8カ所。詳細は厚労省のホームページで確認できる。
過重労働での辞職・休職・死亡の医師 「周囲にいる」6割超
「周囲に過重労働が原因で辞職・休職・死亡した医師がいるか」との質問で、医療職の6割を超える人が「いる」と答えている。「勤務医の労働環境を考えるシンポジウム実行委員会」が、6月に開催したシンポジウムの参加者約300人を対象にした医療現場の過重労働に関するアンケートで分かった。
訪問看護等で日看が要望書-介護報酬改定
平成21年度介護報酬改定にかかわる要望書を日本看護協会が8月4日、厚労省に提出したと発表した。要望書では、介護保険対象者の安全・安心な在宅療養生活の継続を実現させるために、訪問看護必要者の適切な把握と療養継続のための相談・支援が確実に利用できる新たな仕組みを求めた。
採血用器具使いまわし 全国で1万3千施設
全国の病院や診療所で計1万3,125施設が採血用穿刺器具を複数人に使っていたことが、厚労省の調査で明らかになった。
6万7,981施設-20年4月歯科診療所数
厚労省の施設動態調査による平成20年4月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,981施設となり、前月より53増えた。開設者別歯科診療所数の個人は前月より31増えて5万7,272施設、医療法人は1万57施設となっている。
20年度SCRP日本選抜大会 日大松戸歯5年生・會田さん優勝
全国の歯科大学・歯学部の学生が研究の実践発表能力を競う、平成20年度スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本選抜大会が8月20日、東京・市谷の新歯科医師会館で開かれた。14回目となる大会には全国歯科大学・歯学部29校中、18校の参加があり、日本大学松戸歯学部5年生の會田悦子さんが優勝した。2位は北海道医療大学歯学部5年生の眞島いづみさん、3位は東京歯科大学5年生の山崎加惠さん。
北海道デンタルショー 約3千人が来場
2008北海道デンタルショーが8月23、24の両日、札幌市の札幌パークホテルで開かれ、約3千人が来場した。テーマは「お口は健康の入り口」で、105社が出展。来場者の内訳は、歯科医師1,210人、歯科技工士454人、歯科衛生士・助手1,024人、学生・一般210人。なお、「健口北海道を創ろう」をテーマに北海道歯科学術大会が併催された。
ジーシーアサヒ 創業60周年で記念式
ジーシーアサヒは創業60周年記念式を8月1日、同社で開いた。若月社長はあいさつで、記念事業として「人工歯の原点は陶歯。人工歯のジーシーアサヒとしてその歴史と伝統ある陶歯製造技術を恒久的に保存継承していくためのシンボルとして伝承館を設立する」と発表した。