厚労省は歯科医師臨床研修必修化で歯科医の処遇などの原案を部会に提示

2006年度から始まる歯科医師臨床研修必修化で厚労省は9月6日、研修歯科医の処遇などの原案を医道審議会歯科医師臨床研修検討部会に提示した。研修施設が研修歯科医に支払う手当てについては、最低賃金以上の額としたほか、勤務医の初任給を考慮することなどが明記された。早ければ9月下旬にも報告書を取りまとめる。

医療事故調査会は医療事故の7割が過誤と発表

医療過誤訴訟を請け負う民間の医療事故調査会が過去9年間で請け負った医療事故686件中、医療過誤と鑑定されたものが73.9%に上ることが分かった。その内過誤による死亡が314件で、障害は193件だった。調査は同調査会発足の1995年4月から04年3月までの間に、鑑定が終了した医療事故を分析したもの。

小泉首相は経財会議で混合診療解禁を金子大臣らに指示

小泉首相は、9月10日の経済財政諮問会議で混合診療について「既に長い時間議論している。年内に解禁の方向で結論を出してほしい」と金子一義規制改革担当大臣らに指示していたことが分かった。竹中平蔵経済財政担当大臣が会合後の会見で明らかにしたもの。

都歯の貝塚会長は日歯代議員選出方法の検討を約束

東京都歯科医師会の貝塚雅信会長は日歯代議員選出方法について、現行の選出方法における問題点があることを認めた上で「定款改正委員会で検討する」と約束した。9月9日の第159回都歯代議員会で、日歯会長選挙買収工作問題に絡んだ一般会務質問に答えたもの。都歯における日歯代議員選出方法は代議員選挙による連記無記名方式。

日歯連盟の大久保会長は改革検討委員会後の会見で政治献金を当面自粛と発表

日本歯科医師連盟(大久保満男会長)は9月10日、日歯連盟改革検討委員会後に緊急会見を開き、委員会の中間取りまとめについて?当面の間政治献金を自粛する?支持政党は与党?日歯と連盟の政治活動の役割を明確化する?会費の値下げ?地方の連盟活動の重視などの方向で議論していると発表した。9月28日の連盟評議員会には中間取りまとめを提示し、評議員の意見も踏まえて12月中にまとめる方針。

東京地検特捜部は1億円献金問題で橋本氏を事情聴取

日本歯科医師連盟が献金した小切手1億円を自民党橋本派の政治団体「平成研究会」が政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、東京地検特捜部は、小切手を直接受け取ったとされる橋本龍太郎元首相に事情聴取をしていたことが9月7日分かった。

千代田区歯科医師会が井堂会長に買収工作の全容解明求める意見具申

2003年3月に行われた日本歯科医師会の会長選挙で、当選した臼田貞夫氏が日歯代議員に投票目的での買収工作を行った問題ついて、東京都千代田区歯科医師会(大井基道会長)の理事会は1日、井堂孝純日歯会長に対し、16、17の両日に開かれる第151回日歯代議員会での全容解明を求める意見具申をした。