両陛下が日技50周年式典にご臨席

歯科技工士法制定と、日本歯科技工士会創立50周年を祝う記念式典が9月18日、天皇、皇后両陛下のご臨席の下、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開かれた。天皇陛下は式典で日技50周年での祝いのお言葉として「人々のために今後もますます貢献していくことを願う」と述べられた。式典には細田博之内閣官房長官、西博義厚生労働副大臣、文部科学大臣代理の結城章雄事務次官、井堂孝純日本歯科医師会会長などの来賓を始め歯科技工、歯科関係者ら約1,500人が参加した。

第154回日歯代議員会‐井堂会長が医療制度改革に向けての不安指摘

日本歯科医師会(井堂孝純会長)の第154回代議員会が9月15、16の両日、東京・市谷の新歯科医師会館で開かれた。井堂会長はあいさつで、都道府県歯に一任している次期日歯会長選挙の選挙人選出方法について「大所高所から判断してもらいできるだけ会員の意思が反映でき、次につながるものにして欲しい」と述べた。また、先の衆議院選挙で、自民党大勝の結果について今後の医療制度改革に向けての不安を指摘、「対応に苦慮している」と訴えた。一方、16年度の予算決算に伴う第1号~9号まで議案についてはすべて可決した。

歯科医師臨床研修でマッチング登録開始

平成18年4月に実施する歯科医師臨床研修に向けて、歯科医師臨床研修マッチング協議会は9月16日、歯科医師臨床研修マッチングプログラムの参加者登録を開始したと発表した。参加希望者は、各歯科大学・歯学部ごとに配布している参加登録用ID及びパスワードにより同協議会のインターネットサイト(http://www.drmp.jp/)から参加登録ができる。

厚労省が平成16年診療行為別調査を発表

歯科診療の1件当たり点数は1,401.2点で、前年に比べ51.3点、3.5%減少した。厚労省が9月13日に発表した「平成16年社会医療診療行為別調査結果」によるもので、1日当たりでは617.9点で、前年に比べ22.3点、3.7%増加している。

埼玉県立大が歯科衛生士教育4年制

歯科衛生士の4年制大学教育が平成18年4月から国立大学以外で初めてスタートする。募集を始めたのは埼玉県立大学で、同短期大学部歯科衛生学科を廃科とし、新たに健康開発学科口腔保健学専攻として学生を募集している。

FDI総会でジーシーの中尾眞社長に「友情の盾」贈る

ジーシー(本社・東京都板橋区)の中尾眞社長は、8月下旬にカナダのモントリオールで開かれたFDI第93回年次総会で、FDIのH.R.Yoon会長から長年の友情と感謝の印として盾を贈られた。

日歯連盟事件‐譽田氏公判に臼田氏が証人

中医協贈収賄事件の贈賄容疑で起訴されている前中医協委員、前福島県歯科医師会会長の譽田雄一郎氏の公判が9月12日、東京地裁(三好幹夫裁判長)で開かれた。公判には前日本歯科医師会会長の臼田貞夫氏が証人として出廷し、一連の贈収賄の経緯などを説明し、高額な金品を渡すことは譽田氏には教えていなかったことを証言した。次回公判は10月26日午後1時15分。

日歯連盟事件‐橋本元首相らの証人尋問日定決まる

日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円献金事件で、政治資金規正法違反(不記載)に問われている元官房長官の村岡兼造氏の公判について、東京地裁(川口政明裁判長)は、総選挙のため延期した橋本龍太郎元首相ら3人の証人尋問の期日を決めた。