日本歯科新聞 | 2006年1月10日付
35道県歯が会長選
都道府県歯科医師会のうち平成18年3月末で役員が任期満了を迎え、会長選挙が行われるのは35道県歯で、全体の7割以上を占める。本紙の調べによると兵庫、奈良、大分の3県ではすでに会長が決定しているが、多くは2月に実施される。選挙方法では会員による直接が28道県、代議員が7県となっている。
歯科診療報酬で厚労省が疑義解釈発表
厚労省は12月26日、歯科診療報酬点数表の取り扱いにかかわる疑義解釈を発表した。かかりつけ歯科医初診料、歯周疾患継続総合診療料、歯科衛生実地指導料など15項目。かかりつけ歯科医初診料で、疑いの病名のみによるかかりつけ歯科医初診料の診療報酬請求はできないとした。また、歯周疾患継続総合診療料は、歯周疾患(歯周炎)の病状安定後におけるメインテンスにかかわる評価を行ったもので歯肉炎の患者に対しては算定できないと回答。
横浜デンタルショーに9,321人
第41回横浜デンタルショー(横浜市歯科医師会主催)が1月8、9の両日、横浜市のパシフィコ横浜で開かれた。テーマは「Yokohamaから未来へ」。2日間で9,321人が来場した。出展数は159社。
厚労省が税制改正の18年度案まとめる
厚労省は、医業経営の安定の確保と近代化・効率化の促進として、社会保険診療報酬にかかわる非課税措置、医療法人にかかわる軽減措置の事業税の存続や所得、法人税で病院等建物にかかわる耐震改修促進税制の創設などを盛り込んだ「平成18年度税制改正」をまとめた。
第8回介護支援専門員実務研修試験で歯科医92、衛生士902人が合格
厚労省が12月27日に発表した第8回介護支援専門員実務研修受講試験で歯科医師92人、歯科衛生士902人が合格した。合格者全体に占める歯科医師の割合は0.3%、歯科衛生士は2.5%だった。受験者数は13万6,030人で合格者は3万4,813人。合格率は25.6%で過去最低だった。
全身麻酔剤「セボフレン」で急性腎不全などの副作用
全身麻酔剤のセボフレン(丸石製薬)を左下顎骨嚢胞、埋伏智歯、根尖性歯周炎の手術で使用した際、急性腎不全などの副作用があった。厚労省は同薬剤について、肝機能障害、黄疸、重篤な不整脈などの副作用が起きる可能性があるとして、薬剤の使用中止、除細動、心肺蘇生など適切な処置を行うよう呼びかけた。副作用は、40代男性が左下顎骨嚢胞、埋伏智歯、根尖性歯周炎のための手術で同薬剤を1.2~1.5%投与したことで起きた。
保団連がロキソニンの効能「歯痛」適応で要望
全国保険医団体連合会社保・審査対策部の谷田部雄二歯科部長は12月28日、ロキソニン、ボルタレンなどの効能に「歯痛」の適応が加わったことを受けて、12月診療分の審査からすべて認める、周知徹底を図ると同時に後発品について審査上は薬理作用から判断し同様に認めるよう、社会保険診療報酬支払基金に要望書を提出した。
支払基金17年9月診療分で歯科は件数、金額とも増
社会保険診療報酬支払基金の平成17年9月診療分は総計確定件数6,368万件、金額8,175億700万円で前年同月に比べ、件数3.5%、金額2.4%増となった。歯科は件数831万5千件、金額782億8,900万円で前年同月の比べ件数は2.5%、金額は0.3%増。