マイナス改定への不満相次ぐ(第155回日歯代議員会)

日本歯科医師会(井堂孝純会長)は3月16、17の両日、第155回代議員会を新歯科医師会館で開き、平成18年度事業計画や31億1,758万円の予算案をはじめ、役員選挙を含む16の議案をすべて可決した。事業計画では良質で安全な国民歯科医療の確保・推進、そのための歯科医業の安定・発展を期すことを基本方針として、医療保険制度及び診療報酬体系への対応、「かかりつけ歯科医」機能の支援体制の整備などへの取り組みを挙げている。また役員選挙では選挙人と日歯代議員による初の日歯会長選挙で当選した大久保満男氏の次期会長と原武仁(岡山)、一志忠廣(長野)、山森篤(東京)3氏の監事を承認した。

日歯次期会長の大久保氏が抱負

選挙人と日歯代議員による初の日歯会長選挙で最多得票数を獲得し、第155回日歯代議員会で次期会長として承認された大久保満男氏は3月16日、同代議員会の初日終了後、新歯科医師会館で会見し、当選の喜びを語るとともに、今後の会務運営での考えを明らかにした。平成18年度診療報酬改定は、歯科医療界にとって予想以上に厳しい内容となっている中で大久保氏は、「私の力の及ぶ限り現状打開のための先頭に立ちたい」と決意を示した。

レセプトオンライン義務化の対応問う質問相次ぐ(日歯代議員会)

政府は医療のIT化推進策の一環として平成23年度からレセプトオンラインの義務化を打ち出している。この問題を巡り3月16、17の両日に開かれた日歯代議員会の質疑応答では、九州地区の押川弘巳代議員、愛媛県の清水惠太代議員などから「全会員に周知するには相当時間がかかる」「導入の必要のない歯科医院には多大な負担がかかる」などの意見が相次ぎ、日歯の対応を問う意見があった。

組織拡充策の一環で学生会員制を設置(日技代議員会)

日本歯科技工士会(中西茂昭会長)は3月17日、東京・市谷の日本歯科技工士会館で第83回代議員会を開き、平成18年度事業計画や予算、さらに組織拡充の一環での「日技友の会」会員制度など、5議案を可決した。同会は、歯科技工士学校の最終学年生を「日技友の会」会員として登録することで、日技会員と学生のコミュニケーションの場を提供し、卒業後に入会しやすい環境整備を図る。

中原議員があいさつで公益法人改革の見通し言及 (日歯代議員会)

中原爽参議院議員は第155回日歯代議員会の来賓あいさつでの国会報告で、社団法人制度の見直し法案が今国会で急きょ提出されると述べ、民法を含め300ほどの関連法案という抜本改正になることを明らかにした。「抜本的な改正で、民法を含め関連法案を300ほど改正することになる。社団法人を一般的な法人と、公益性のある法人の二つに分け、おのおの別の法律になる。公益性のある社団法人は首相もしくは都道府県知事の認可が必要になり、今までのように厚生労働省の認可ではなくなるという大変厳しい状況になる。

18年度事業計画など了承(日学歯総会)

日本学校歯科医会(松島悌二会長)は3月10日、第68回総会を東京・市谷の新歯科医師会館で開き、10月に千葉で開く第70回全国学校歯科保健研究大会や大会・協議会・研修会の開催を始めとする平成18年度の事業計画や2億7,507万円の予算など4議案をすべて可決した。

医療事故で死亡143件(日本医療機能評価機構報告書)

病院の第三者評価を行う日本医療機能評価機構から、「医療事故情報収集等事業第4回報告書」が発表された。同機構では全国の主要な病院で起きた医療事故情報の収集事業を2004年10月から実施しており、今回1年間を通した統計がまとまったのは初めて。

「医療経済学」活性化で学会設立

医療経済学の研究者が広く交流する場を作り、研究を活性化させようと「医療経済学会」が設立される。医療経済や政策、関係する諸問題の学際的研究を行い、質が高く効率的な医療の提供の実現を目指す。6月に設立総会が開かれる。

17年12月歯科診療所数は21施設増

厚労省の施設動態調査による平成17年12月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,250施設となり、前月より21施設増えた。

米国・ロサンゼルスで第7回WCLI開催

国際的な歯科レーザーの学術大会として知られるWCLIの第7回スーパーセッションが3月3~5の3日間、米国ロサンゼルスのハンチントンビーチで開かれた。WCLIでは毎年大小700ほどの講演会や研修会を世界各国で開催しているが、同セッションはその中で最も大きな大会で、約1千人の歯科関係者が世界各国から参加した。

口腔と長寿の関係解明で歯科医に協力呼びかけ

長寿をもたらす要因を明らかにするため、全国の「百寿者」と105歳以上の「超百寿者」を対象とした実態調査が、慶応義塾大学医学部の広瀬信義氏を中心に行われている。先月、都内で開かれた日本大学歯学部同窓会の生涯教育研修セミナーで広瀬氏は、超百寿者にはしっかりと食事を摂る人が多いことから、長寿と口腔機能の関係を指摘し、調査への歯科医師の協力を求めた。

歯科医師ら運営の総合情報サイト「デントウェーブ」オープン

日本最大級の歯科器材検索システムを自由に利用できる、歯科医療従事者の総合情報サイト「デントウェーブ」が開設された。無料登録するだけで、誰でも利用が可能。海外の最新歯科事情やセミナー等の動画配信も行う。入会金・年会費は一切無料で、現在会員募集中。詳細はホームページhttp://www.dentwave.com/まで。