「健康日本21」で中間報告書案

生活習慣病の改善を目的として平成22年まで続ける「健康日本21」で厚労省の作業チームは8月18日、17年における中間実績と今後の重点課題を盛り込んだ中間報告書案をまとめた。歯科の中間実績は、80歳(75歳から84歳)で20歯以上有する割合が25.0%と目標値を5%上回る一方で12歳児の1人平均う歯数は、目標値1歯以下に対し実績は1.9歯と目標値には届かなかった。今後の重点課題については(1)幼児期及び学童期のう蝕予防(2)歯科における禁煙体制の確立や喫煙の及ぼす健康影響の知識の普及の2点を挙げた。同省では中間報告書案について9月16日までパブリックコメントを募集し、関係審議会で議論した上で正式な中間報告書を取りまとめる。

千葉県歯が「保健文化賞」受賞

地域の保健衛生の向上や、これにかかわりのある福祉分野に貢献した団体、個人に贈られる「保健文化賞」の受賞者が発表された。今回の受賞者は、11団体、個人5人。歯科関係では、団体で千葉県歯科医師会が心身障害者(児)施設を巡回訪問し、歯科保健指導、治療、摂食・嚥下指導を実施して口腔機能の回復に寄与したとして受賞。

歯科件数増も金額減-支払基金17年度支払分

社会保険診療報酬支払基金が平成17年3月~18年2月までの診療分の月報を基にまとめた「17年度医療保険統計要覧」で、歯科は前年度に比べ総件数では211万5千件増えたが、金額では17億5,900万円減った。歯科の金額はここ5年間、毎年減少しており、14年度の1兆1,138億8,800万円が、15年度には1兆円を割って9,900億円台、16年度は9,800億円台、17年度9,700億円台と推移している。

歯科用貴金属の価格改定10月実施

金やパラジウム相場の大幅な変動に伴う歯科用貴金属価格の改定が8月9日の中医協総会で了承された。今回は、15品目中12品目が改定で10月実施となる。価格の変動率が最も大きかったのは、歯科鋳造用金銀パラジウム合金(金12%以上JISマーク表示品)の42.8%で4月の430円から614円に変わる。

医科診療所4~6月総点数1.21%減-日医緊急レセプト調査

医科診療所の4~6月の総件数は前年比より1.75%増え、総点数では1.21%低いことが平成18年度診療報酬改定の影響を把握するために日本医師会(唐澤祥人会長)がまとめた緊急レセプト調査で分かった。

選定療養の指定等答申10月実施へ-中医協

中医協は8月9日、総会を開き、特定療養費制度再編に伴い創設された保険外併用療養費制度の評価療養と選定療養の指定と入院時生活療養費の額に関する基準について、川崎二郎厚労相からの諮問を原案通り答申した。10月からの実施となる。選定療養には、前歯部の材料差額、金属床総義歯、小児う蝕治療後の継続管理が選定療養に組み込まれた。

レセプトオンライン請求義務化で見解-日医

平成23年度からレセプトオンライン請求が義務化される問題で日本医師会(唐澤祥人会長)は8月8日、レセコンの統一基準化やIT化財源の確保を求める見解を発表した。見解では、オンライン請求義務化について「周辺整備がなおざりにされたまま本格稼働すれば医療現場が混乱する」とした。さらにIT化により必要な医療が制限される可能性があることを指摘。

個人識別などで歯科の果たす役割示す-第5回警察歯科医会全国大会

「警察歯科医会の現状と将来展望?歯科医師会、歯科医師の社会的役割」をメインテーマに第5回警察歯科医会全国大会(主催・日本歯科医師会)が8月5日、福岡市のホテルオークラ福岡で開かれた。九州大学大学院の池田典昭教授は「歯科医師に必要な法医学的知識」と題した特別講演で、歯科分野と密接な関係にある個人識別での歯牙を含めた顔面構造物の果たす重要な役割について説明した。また、シンポジウムのほか、ポスターセッションや関連機器展示なども行われた。

「夢みるこども基金」が第12回のイベント開く

歯の金属冠のリサイクル益金で、子どもの「夢」を実現するキャンペーンを続けている「夢みるこども基金」(事務局・福岡市)の第12回イベントが7月30日、福岡市の電気ホールで開かれた。主催者を代表してあいさつした同基金常任理事で福岡県歯副会長の中村直氏は、夢募集に全国から寄せられる作文、イラストが2,017点あったと報告、その上で「過去のイベントに参加した子ども代表が役員、スタッフとしてイベントを支えている」と語り、今後の発展を願った。

18年5月歯科診療所数 6万7,463施設-厚労省

厚労省の施設動態調査による平成18年5月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,463施設となり、前月より84増えた。開設者別歯科診療所数の個人は前月より48増えて5万7,749施設、医療法人は35増えて9,044施設となっている。

国際マイオドンティクス学会アジア会で齋藤滋氏が特別講演

国際マイオドンティクス学会アジア会(渡辺剛会長)の第37回特別講演会が7月30日、愛知県歯科医師会館で開かれ、NPO健康情報推進機構理事長で元神奈川歯科大学教授の齋藤滋氏が「食育における口腔機能の役割」で特別講演した。齋藤氏は今後の医療人の役割について「病人に対応するだけでなく、健康な人を病気にしないようにいかに貢献していくか」がキーワードになるとした。