「日歯総研」設置を了承-第158回日歯代議員会

日本歯科医師会(大久保満男会長)は3月15、16の両日、東京・市谷の新歯科医師会館で第158回代議員会を開いた。大久保会長が就任当初から公約として掲げていた「論理を基盤とした戦略的な政策集団」を目指す「日本歯科総合研究機構」の設置や、平成19年度事業計画、それに伴う一般会計予算など、上程の16議案を了承、可決した。地区代表・個人質問では次期診療報酬改定、後期高齢者医療制度、歯科医師需給問題、レセプトオンライン化などで日歯の対応を求める意見が多くあった。

年収減り、労働時間増える-歯科技工実態調査

日本歯科技工士会(中西茂昭会長)がまとめた平成18年の歯科技工士実態調査で、1週間の労働時間は前回調査(15年)に比べ、平均で約4.8時間伸びた。それに対し平均年収は前々回(12年)に比べ82万円、前回に比べて60万円減少した。

リハビリテーション料見直し-中医協

中医協(土田武史会長)は3月14日、総会を開き、医科と歯科のリハビリテーション料の見直しとリハビリテーション医学管理料の新設を了承する答申をまとめ、柳澤伯夫厚労相に提出した。

役員ら削減承認-日衛連盟

日本歯科衛生士連盟(管野寿美会長)は3月10日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで平成19年度評議員会を開き、役員や評議員削減を盛り込んだ規約改正や19年度事業計画、予算など6議案を了承、可決した。

歯科医療費伸び悩み-国保

国保の歯科医療費が9月以降伸び悩んでいる。市町村の9月診療分については前年同月に比べ同率だったが、10月、11月は1.0%、5.8%それぞれ減少している。件数は、市町村の9月、10月については増加したものの、11月は減少した。

う蝕象牙質溶かす治療薬「カリソルブ」に薬事承認

薬によってう蝕象牙質を溶かし、エキスカベータで除去する低侵襲のう蝕治療システム「カリソルブ」(スウェーデン)が薬事承認された。発売は秋以降になる見通し。