歯科医師臨床研修が資質向上に「貢献」8割-厚労科学研究事業で調査

平成18年度に必修化された歯科医師臨床研修制度で、「少しは」を加えると研修歯科医や管理型・単独型及び協力型臨床研修施設の8割以上が、歯科医の資質向上に「貢献した」と答えている。厚生労働科学研究事業の平成18年度補助金での調査結果によるもの。

支払基金歯科診療分 金額は10年連続で減少

社会保険診療報酬支払基金が発表した平成18年度(18年3月~19年2月)診療分の確定件数は8億4,031万8千件、金額1兆214億4,100万円で、前年に比べ件数は伸びたが、金額は減少した。歯科は1億574万4千件、金額9,583億3,900万円。

医療コストの合理化提言-財制審が20年度予算編成で報告書

財務省の財政制度等審議会は6月6日、医療提供コストの合理化や公的給付の範囲の重点化などを柱とした「平成20年度予算編成の基本的な考え方」を取りまとめ、尾身幸次財務相に提出した。

レセオンライン化 前倒し実施求める-規制改革会議が第一次答申

レセプト請求については一部例外を除き平成23年までに原則完全オンライン化が厚労省令で規定されている。規制改革会議は、同オンライン化について、「例外なく完全な実現が効果を発揮する」として、例外の一部医療機関も含め、期限を待たずできる限り前倒しに実行することが肝要との考えを示した。

衛生士法改正に5万人弱が署名

日本ヘルスケア歯科研究会は6月4日、歯科衛生士の業務に関する誤った法解釈の是正を求めるとともに、歯科衛生士法の改正を求める署名と陳情趣意書を厚労省の柳澤伯夫大臣宛てに提出した。署名は約20日間で4万8,588人分集まったという。

日歯が読売新聞社と国民向け「歯の健康シンポ」開催

国民に向けて歯と口の健康の大切さをアピールする「歯の健康シンポジウム」が6月2日、東京・有楽町のよみうりホールで開かれた。日本歯科医師会と読売新聞社主催で、2007年のテーマは「『食育』は歯の健康から」。

ビューティアドバイザー養成講座始動-日本アンチエイジング歯科学会

日本アンチエイジング歯科学会認定のビューティアドバイザー養成講座が6月3日、東京都千代田区の日本歯科大学九段ホールで開かれた。

保団連が患者向けパンフ2種作成

全国保険医団体連合会は、「知ってトクする! 医療・介護・税金の負担軽減策」と「みんなの願いは保険のきく範囲をひろげて?歯科医療に関する患者アンケート結果から」の2種類のパンフレットを作成した。

矯正歯科治療中の「元気な笑顔」写真-日本臨床矯正歯科医会が募集

矯正歯科治療中の「元気な笑顔」の写真を日本臨床矯正歯科医会が募集している。矯正治療中の人がより前向きに治療に取り組めるよう実施する「ブレーススマイルコンテスト」で、今回が3回目。応募締め切りは8月24日。応募資格・規定などの詳細、問い合わせは広報事務局フリーダイヤル0120-786-212、ホームページhttp://www.orthod.or.jp/まで。

インプラント埋入過程解析できるトルク計-プロテックが昭和大と共同開発

トルク計の設計、製造メーカーのプロテックが昭和大学と共同で、インプラントの埋入、撤去過程を解析できるトルク計を開発した。

東歯大同窓会贈収賄事件で「調査チーム立ち上げ検討」-柳澤厚労相

前東京都社会保険事務局指導医療官を巡る贈収賄事件で柳澤伯夫厚労相は6月7日、同問題に対する調査チームについて「必要があれば立ち上げる」との考えを示した。ただ、「当面立ち上げる日程を具体的に持っているわけではない」と今すぐに立ち上げる考えがないことを強調した。

内山前日歯専務理事ら3人起訴-東歯大同窓会贈収賄事件

診療報酬明細書の指導、監査などを巡る贈収賄事件で東京地検は6月6日、栃木社会保険事務局の佐藤春海指導医療官を収賄罪で、前日歯専務理事で東京歯科大学同窓会東京地域支部連合会の内山文博前会長、同大同窓会東京地域支部連合会の大友好元会長を贈賄罪で東京地裁に起訴した。