日本歯科新聞 | 2007年9月11日付
福井県開業の高橋淳氏が3次元デジタル拡大鏡を開発
CCDカメラとLCDディスプレーを用い、複数人が全く同じ術野を共有することができる3次元デジタル実態拡大鏡を高橋淳氏(福井県開業)が開発した。光学拡大鏡と同様の立体感のあるイメージが得られ、インターネットを通じ世界中へ画像を配信することもできる。
2人に1人が治療に行かない-日歯 「歯科医療に関する一般生活者意識調査」
歯や口腔に異常を感じていても歯科治療に行かない人が2人に1人いる-。日本歯科医師会が電通パブリックリレーションズに依頼したネット調査「歯科医療に関する一般生活者意識調査」で分かった。歯科医師・歯科医療に対するポジティブな印象では、「収入が高い」が65.4%と最も高かったが、平成17年の前回調査に比べると10.2%低くなった。
医事紛争の裁判外仲裁組織設置
東京にある三つの弁護士団体(東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会)はこのほど、医療訴訟の経験豊富な会員からなる医事紛争の裁判外仲裁(ADR)の組織を設置した。
19年度社保指導者研修会で「高齢者の口腔ケア充実」強調-厚労省・水田局長
厚労省の水田邦雄保険局長は9月4日、東京都千代田区の日本教育会館で開かれた平成19年度社会保険指導者研修会で、来年4月創設の後期高齢者医療制度における歯科医療の取り組みについて、口腔ケア充実の考えを示した。
残存歯数増えるも高齢者に歯周病の不安-17年歯科疾患実態調査
喪失歯数が減り、残存歯数が増えた一方、4ミリ以上の歯周ポケットを持つ高齢者の割合が増えている。厚労省がまとめた「平成17年歯科疾患実態調査」によるもので、9月4日に開かれた社会保険指導者研修会で発表された。昨年6月に「概要」として年齢別の残存歯数などの一部調査結果は発表されている。
厚労省が「後期高齢者医療制度の診療報酬体系の骨子案」を社保審部会に提示
厚労省は9月4日、来年4月にスタートする後期高齢者医療制度の診療報酬体系の骨子案(たたき台)を社会保障審議会の「後期高齢者医療のあり方に関する特別部会」に提示した。在宅歯科については、診療報酬上で評価の在り方を検討する文言が明記された。
日歯医学会講演会と宮城県歯医学会大会開催
日本歯科医学会学術講演会と第16回宮城県歯科医学会大会が9月1、2の両日、仙台市の夢メッセMIYAGIで開かれた。
人工歯の増産狙い、ジーシーアサヒが新工場設立
ジーシーの子会社で来年創業60周年を迎えるジーシーアサヒは人工歯の生産効率向上のため、新工場を設立した。延床面積は2,652平方メートルで、新工場の一部はジーシーデンタルプロダクツの勝川工場として機能する。
執行部への勇退勧告決議は否決-日技連盟評議員会
日本歯科技工士連盟の古橋博美理事長は9月1日に開かれた日技代議員会終了後の会見で、8月31日に開かれた連盟評議員会に緊急動議として提出された「執行部に対する勇退勧告決議案」が否決されたことを明らかにした。
中西会長が代議員会で“日技総研”設立示す
日本歯科技工士会は9月1日、第86回代議員会を東京・市谷の日技会館で開いた。冒頭あいさつで中西茂昭会長は7月の参議院選挙について「結果が出ずに悔しい」と述べた。今後の取り組みとして「議員連盟が効果的に動けるように“日技総研”を設置し、決して歯科技工士がエゴだけで発言しているわけではないことを理解してもらいたい」と“日技総研”の立ち上げを示唆。代議員会終了後に開かれた会見では「今年度中にはできる」と明言した。
会員の除名処分に絡み、日歯に公開質問状-都歯
東京都歯科医師会は9月6日に開いた第167回代議員会で、栃木社会保険事務局の指導医療官への贈賄事件の内山文博、大友好の両氏に対する除名処分問題について日歯に公開質問状を送ることを決めた。