後期高齢者限定で歯科医師も参加へ-厚労省が中医協に提示

入院する高齢者に病院、診療所の医師らが退院後の療養上必要な指導を実施する「地域連携退院時共同指導」について厚労省は10月12日、次期診療報酬改定で後期高齢者の場合には歯科医師らも参加できる案を中医協診療報酬基本問題小委員会に提示した。社会保障審議会特別部会がまとめた後期高齢者医療の診療報酬体系の骨子で示された方向性に基づくもの。

「除名処分」の総会否決で続々と「遺憾」の声

日本歯科医師会の第159回代議員会で可決された議案が、同会終了後の第115回日歯総会で否決されたことに対し、「遺憾」とする声明文が全国の歯科医師会から日歯の大久保満男会長に提出されている。議案は、栃木社会保険事務局の指導医療官への贈賄事件で起訴された会員に対する「除名処分」。

指導9カ月後3割強が「禁煙」

平成18年度診療報酬改定で導入となった「ニコチン依存症管理料」にかかわる禁煙実態調査で、指導終了9カ月後も32.6%の人が禁煙を継続していることが分かった。中医協の診療報酬改定検証部会が10月10日、発表した。

 

開業医自殺で東京保険医協が社保事務局に抗議

東京都港区で開業する歯科医師が長期間にわたる保険の個別指導を受け、監査直前に自殺した。東京歯科保険医協会は10月4日、会見を開き、東京社会保険事務局に自殺への謝罪を求めるとともに、この問題が解決するまで指導・監査の中止、抜本的な改善など5項にわたる抗議文を提出したことを発表した。

 

医師の「手取り年収」平均1,070万円-日医が医師年収の実態調査

日本医師会は10月10日、診療所開業者の全収入から税金などを差し引いた医師の「手取り年収」が平均1,070万円になるとの調査結果を発表した。

 

07年版「保健・医療政策ビジョン」まとめる-日歯戦略会議

歯・口腔の健康増進を通じて国民が生涯にわたって幸福を感じることができる心身の健康に寄与する─を目標とした「保健・医療政策ビジョン」の2007年改訂版を日本歯科医師会戦略会議がまとめた。

  

歯科医が“小松左京賞”受賞

新潟市で開業する歯科医師の上杉那郎氏(44)が小説「セカンドムーン」で、第8回「小松左京賞」を受賞した。同賞は出版を始めマルチメディア事業全般を手掛ける角川春樹事務所が主催するSF、ファンタジー、ホラー小説全般の文学賞。10月1日には東京都目黒区のウェスティンホテル東京で、授賞式が行われた。

 

辻前厚労事務次官が講演で医療改革の重点を説明

医療改革を進める上で、歯科は食育における役割や在宅医療への参画において期待されている―。前厚生労働事務次官の辻哲夫氏は、第56回日本口腔衛生学会・総会で行われたシンポジウムで医療制度改革での重点について説明した。

  

コアデンタルラボ横浜が25周年記念式典

歯科ポーセレン技術にいち早く注目し、1962年に日本最初のポーセレン専用ラボを開設した歯科技工士の斎藤隆司氏。その斎藤氏が82年に開設したコアデンタルラボ横浜(斎藤宰重郎社長)の創立25周年を祝う記念式典が9月24日、横浜市内の同社で開かれた。

  

奈良デンタルショーに2千人

「デンタルショー2007in奈良」が10月7日、奈良市のなら100年会館で開かれた。第59回近畿北陸地区歯科医学大会と併催。2023人が来場し、最新器材を展示したブースでの説明に耳を傾けていた。

  

GC友の会が歯周治療でDH向けに講演会

GC友の会は歯科衛生士向け講演会「歯周治療とその後のメインテナンス」を9月30日、東京都港区の六本木ヒルズタワーホールで開いた。

  

佐藤指導医療官に検察、懲役2年求刑-東歯大同窓会贈収賄事件

指導・監査などで便宜を図る見返りに東京歯科大学同窓会東京地域支部連合会の内山文博前会長、大友好元会長から現金を受け取ったとして起訴されている栃木社会保険事務局の佐藤春海指導医療官(休職中)の論告求刑が10月10日、東京地裁で開かれた。検察側は佐藤指導医療官に対し懲役2年、追徴金230万円を求刑した。

   

大友元会長 指導・監査への働きかけを全面否認

指導・監査などで便宜を図ってもらうために栃木社会保険事務局の佐藤春海指導医療官に現金を渡したとして贈賄容疑で起訴されている東京歯科大学同窓会東京地域支部連合会の内山文博前会長、大友好元会長の公判が10月11日、東京地裁で開かれた。大友元会長は佐藤指導医療官に監査・指導の働きかけを行ったかどうかについての弁護側からの質問に「ありません」と答え、全面的に否認した。