「女性歯科医師の会」-日歯が設立向け打合会

日本歯科医師会は、「女性歯科医師の会(仮称)」の設立に向けた打合会を3月5日、東京・市谷の新歯科医師会館で開いた。女性歯科医師の力が今後の会の組織拡大、強化を図る上で重要と位置付け、日歯は検討会を設置し、会の是非や方向性を含めて検討している。

処分規定一部見直し-日歯定款等改正臨時委員会

日本歯科医師会の定款等改正臨時委員会は、会員の処分規定の一部見直しなどの中間答申書をまとめ、大久保満男会長に提出した。2月29日に開かれた都道府県会長会議で示されたもので、答申は2月14日付。答申書では会員処分にかかわる定款16条について、会員の権利の一部停止を追加することを明記。除名処分は総会での議決を必要としない文言になっている。

国会に法案提出 技工士試験等の名称変更へ

歯科技工士試験と歯科衛生士試験の名称を「歯科技工士国家試験」「歯科衛生士国家試験」に変更する法案を石崎岳衆議院議員(北海道3区)ら8人が今国会に提出していたことが分かった。

改定注意点など説明-日歯が全国社保担当理事連絡協開催

日本歯科医師会は3月9日、都道府県歯社会保険担当理事連絡協議会を開いた。会議では厚労省関係者や社会保険担当の渡辺三雄常務理事から平成20年度診療報酬改定の概要、注意点などについて話があった。

厚労省が改定説明会

地方社会保険事務局や都道府県等の医療事務担当者を対象にした平成20年度診療報酬改定の説明会が3月6日、東京都目黒区のこまばエミナースで開かれ、厚労省から改定趣旨や告示、通知の内容説明があった。

日技会長選挙 伊藤氏、不正行為訴える

日本歯科技工士会の次期役員選挙で、会長に立候補している伊藤保太郎氏は3月6日、同じく会長に立候補している現職の中西茂昭氏の役員選挙における不正行為は、日技選挙規定第37条に該当するとして、日技・選挙管理委員会(尾崎友保委員長)に処理を求める文書を提出した。役員選挙は15日の第87回日技代議員会で行われる。

東歯大口腔科学研究センター 19年度ワークショップ開催

東京歯科大学口腔科学研究センターの平成19年度ワークショップが2月29日、同大千葉校舎で開かれ、金子譲同大学長の「大学の研究支援」と題した基調講演や研究成果の報告などがあった。

口腔がん専門医養成コース設置-東歯大

がん医療を担う医療人の養成推進を図る文部科学省の大学改革支援事業「がんプロフェッショナル養成プラン」に東京歯科大学が採択された。本支援事業に歯科大学が参加するのは初めて。平成20年度から新たな博士課程「口腔がん専門医養成コース」が設けられる。

催眠応用医学会が設立記念セミナー開催

日本催眠応用医学会の設立記念セミナーが2月23日、東京・日本橋アステラス製薬大ホールで開かれ、全国各地から約100人が参加した。柏厚生総合病院副院長の齋藤道雄理事長は冒頭あいさつで、「心と体は密接に関連しており、心身を含めた総合面から病気を治していく必要性を説き、代替医療としての臨床的応用、教育、心理、栄養管理など各分野での幅広い普及を目指したい」と今後のセミナーや研修開催にも意欲を示した。

 

市立札幌病院事件 2審も有罪判決

市立札幌病院救命救急センターで研修中の歯科医師(口腔外科医)に資格外の医療行為をさせたなどとして、医師法17条(医師以外の医業の禁止)違反の罪に問われた元センター部長の医師、松原泉被告(57)の控訴審で、札幌高裁は3月6日、罰金6万円を言い渡した一審判決を支持。被告側の控訴を棄却した。松原被告は即日、上告した。

 

歯科保健法の法制化 永山会長「超党派に賛成」

日本歯科医師連盟は3月7日、東京・市谷の新歯科医師会館で都道府県歯連盟会長会議を開いた。来賓あいさつで民主党の大久保潔重参議院議員が歯科保健法について「昨年末から議員立法の方向で議論している」と説明した。同党では、今国会にも法案を提出する方向で調整を進めている。この問題で宮城県の細谷仁憲会長から超党派を求める意見があった。永山一行会長は「民主党は法を何とか成立させたいという思いがある。自民党の国民歯科問題議員連盟にも何とかしたいという考えがある。国民にとって良い意味での法制定が望ましく、超党派に賛成だ」と発言した。