感染防止への意識、歯学生らにアンケート-岡山大学大学院口腔微生物学分野

歯科治療を受ける上で、HIV/AIDSや肝炎ウイルス等の感染防止に対する意識の高さが歯科医院のスタッフには「重要である」との回答が9割近くを占めた。岡山大学大学院口腔微生物学分野が歯学科学生や歯科衛生士学校生、非医療系大学生を対象に行った意識調査「感染防止と歯科医療受診行動」で分かった。

役員が合宿勉強会-日本歯科医師会ら歯科関係団体

日本歯科医師会ら歯科関係団体による「役員合宿勉強会」が6月4、5の両日、東京・市谷の新歯科医師会館で開かれた。会合には日歯役員、日本歯科医師連盟、日本歯科医学会、8020推進財団、日本学校歯科医会、日本歯科商工協会の関係者ら67人が参加した。

歯科診療ガイドラインのあり方 文言修正で報告書了承-厚労省検討会

厚労省の「歯科診療所における歯科保健医療の標準化のあり方等に関する検討会」は6月2日、第2回目の会合を開き、「歯科診療ガイドラインのあり方」報告書について、文言修正した上で了承することを決めた。

20年度改定の通知一部訂正-厚労省

厚労省は5月30日、平成20年度診療報酬改定関連通知の一部訂正を発表した。なお詳細は厚労省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/topics/2008/03/tp0305-1.html)を参照。

双方とも嫌疑不十分で不起訴-夢みる基金問題

夢みるこども基金が、河原英雄氏(大分県開業)ら歯科医師3人を名誉棄損、業務妨害で刑事告訴していた事件(平成19年5月16日受理)及び、河原氏らが同基金を名誉棄損で同じく刑事告訴していた事件(同年10月15日受理)で、福岡地方検察庁は5月16日付で、いずれも不起訴とした。双方とも嫌疑不十分との判断。

歯と口の健康つくり事業で中間報告-日学歯連絡協

日本学校歯科医会は、生活習慣病予防を視野に入れた学校歯科保健を推進するための事業の連絡協議会を6月3日、東京・市谷の新歯科医師会館で開いた。生活習慣病予防等を目指した歯・口の健康つくり調査研究事業は、19・20年度を通して全国の小・中学校46校で実施されているもの。連絡協議会では、各校からの中間報告とともに今年度の事業運営などについて協議が行われた。

廃石膏リサイクルで障害者の就労支援-長崎市歯

長崎市歯科医師会は、社会貢献と市民との対話を目指す新しい事業として、不要になった歯型石膏を会員から回収し、障害者の就労支援に役立てる取り組みを始めた。これまで産業廃棄物として処理されていた石膏模型が障害者の自立を助け、花を育てるプランターとして再生される。

低所得ほど負担増-厚労省が長寿医療で保険料調査

厚労省は6月4日、長寿(後期高齢者)医療制度創設に伴う保険料額の変化に関する調査を発表した。調査は世帯別、収入区分別からなる12モデル世帯、保険料額の変化の状況に加え、平成18年度国民健康保険実態調査を基にして世帯毎の保険料額の変化を推計したもので、低所得者層ほど保険料負担が増加する実態が明らかになった。

食育推進全国大会-群馬でフェスタ

国民の理解と関心の向上、健康な食生活と豊かな人間形成に寄与することを目的とした食育月間(6月)の7、8の両日、第3回食育推進全国大会及びぐんま食育フェスタ2008が、前橋市のグリーンドーム前橋で開かれた。歯科からは、群馬県歯科医師会と日本歯科医師会、8020推進財団、日本学校歯科医会が共同で出展し、咬合力チェックや食べ方のアドバイスなどに多くの市民が耳を傾けた。

日歯が食育の目標値を公表

日本歯科医師会は、「食べ方(噛み方、味わい方等)に関心のある国民の割合」を80%にするなど9項目の食育に関する「目標値」を公表した。

矯正中の笑顔の写真を募集-日臨矯

矯正歯科治療中の笑顔の写真を日本臨床矯正歯科医会が募集している。矯正歯科治療中の人がより前向きに治療に取り組めるよう実施する「ブレーススマイルコンテスト」で、今回が4回目。応募締め切りは8月25日。詳細、問い合わせは事務局フリーダイヤル0120*786-212、ホームページ(http://www.orthod.or.jp/)まで。

喫煙による肺内細胞の障害 口腔内細胞で予見-米・テキサス大がんセンター

喫煙により肺内の細胞が受ける分子レベルの障害を、口内膜細胞で予見できる可能性が、米国のテキサス大学M・D・アンダーソンがんセンターの研究で分かった。先月開かれた米国癌研究学会総会で発表されたもの。

世界禁煙デー記念シンポジウム 受動喫煙のない環境へ

「受動喫煙のない環境・タバコの煙のない社会をめざして」をテーマに2008年世界禁煙デー記念シンポジウムが5月31日、東京都千代田区の東京しごとセンターで開かれた。主催はタバコ問題首都圏協議会。後援としては、千代田区、禁煙推進議員連盟、日本禁煙学会、日本禁煙推進医師歯科医師連盟など20を超える団体が参加している。

入試に後期日程導入-大歯大

大阪歯科大学は、来年の入学試験から後期日程を導入する。また、入学金や授業料等の学納金についても引き下げる。平成21年度の「入学試験要項」で明らかになったもの。

公益法人改革 内閣府がQ&A提示

今年の12月1日に施行される「公益法人制度」の疑問や移行に向けた5月上旬時点での内閣府の考え方を日本歯科医師会が公表した。改革される同制度を理解するため、公益社団法人と一般社団法人との違いや、会長(代表理事)選挙などの具体的な事例については、「質問と回答」方式でまとめている。

歯の健康法案 民主が参院に提出

民主党は6月4日、厚労省内の記者クラブで会見し、「歯の健康の保持の推進に関する法律案」(以下、「歯の健康法案」)と「身体障害者福祉法の一部を改正する法律案」を参議院に提出したと発表した。歯の健康法案は理念法で、歯科領域では初めて。身体障害者福祉法一部改正法案は平成12年、16年に提出しており、今回で3回目となる。ただ、今通常国会の会期は6月15日までで、現在の情勢では成立する可能性は極めて低い。

歯科議連設立へ-民主党・櫻井充参院議員が発表

民主党の櫻井充参議院議員は、6月11日に党内に「歯科医療議員連盟」(仮称)を発足し、設立総会を開くことを発表した。小沢鋭仁衆議院議員、島田智哉子参議院議員を中心に準備を進めており、100人規模の議連を目指している。