日本歯科新聞 | 2008年8月12日付
気になる生活習慣病で日臨矯が調査 歯周病が第2位
気になる生活習慣病として、「歯周病」はトップの「肥満」に次いで高かった-。日本臨床矯正歯科医会)が8月8日の歯並びの日に合わせて行ったインターネット調査で明らかになったもの。また、80歳で20本の歯が残っていると思うかとの質問では7割近くの人が「思わない」と答え、自分の歯に不安を抱く人が多いことが分かった。
厚労省が20年版白書
厚労省は8月5日、平成20年版厚生労働白書を発表した。白書は2部構成で社会保障制度の現状などを分かりやすく説明し、今後の社会保障を構築する視点を示している。第1部は「生涯を通じた自立と支えあい-暮らしの基盤と社会保障を考える」がテーマで、第2部では19年度の厚労行政を報告している。
厚生労働副大臣 鴨下氏と渡辺氏
福田改造内閣の厚生労働副大臣に鴨下一郎衆議院議員と渡辺孝男参議院議員が8月5日、就任した。また、厚生労働大臣政務官に金子善次郎衆議院議員と戸井田とおる参議院議員が決まった。
栃木県歯科医師会会長 新井武氏死去
栃木県歯科医師会会長の新井武(あらい・たけし)氏は8月5日、死去した。80歳。昭和3年生まれ。日本大学専門部歯科(現日大歯学部)卒。平成9年から同県歯会長、日歯代議員。
46都道府県に共済制度あり
「共済制度」を持つ歯科医師会は46都道府県あることが、日本歯科医師会が実施したアンケート調査で分かった。
金パラの価格で日歯に要望
兵庫県歯科医師会は歯科鋳造用金銀パラジウム合金の材料価格について厚労省と交渉するよう日歯に求める要望書を7月23日、提出した。
日本健康医療学会が発足
疾病の治療から予防、予防から健康維持、増進へと社会の関心が高まる中、医師と歯科医師、医療関係者が集う日本健康医療学会が発足し、10月26日に東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で設立記念大会を開催する。
カニで歯槽骨再生-井上北大教授らが研究進める
北海道大学大学院歯学研究科の井上農夫男教授らの研究グループは、カニ甲羅由来のキトサンとハイドロキシアパタイト結晶をナノレベルで複合化し、新たな骨再生足場材料の合成に成功した。
顎関節症 音で正確に診断
超小型マイクやICレコーダーなどを使い、顎関節症を音で診断する装置とシステムを大阪市開業の岸上尚司氏が開発した。