会員処分で定款改正-日歯代議員会

日本歯科医師会は9月11、12の両日、東京・市谷の新歯科医師会館で第161回代議員会を開き、定款の一部改正や平成19年度一般会計歳入歳出決算など9議案を可決した。会務に対する質問では地区代表と個人合わせて45題が出され、コ・デンタルスタッフの確保、教育、業務範囲に関する問題や診療報酬改定の課題、日歯主導型レセコンソフト開発などの質疑応答が行われた。協議では、終身会員の年齢引き上げなどを巡って議論した。

「歯科医師会館」に名称を変更

「新歯科医師会館」の名称が10月1日から「歯科医師会館」に変わる。日歯、都歯の代議員会・総会でそれぞれ了承された。

医療費水増し請求発言に抗議-大久保日歯会長

日歯の大久保満男会長は第161回代議員会の冒頭あいさつで、「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」で、委員の大熊由紀子氏が「日本の医療費の多くは、診療報酬の水増し請求である」と発言したことに対し、「どうしてこのような発言をするのか大変怒りを覚える」と抗議した。

会員有功章に9氏-日歯

日本歯科医師会の平成20年度会員有功章の授賞式が9月12日、東京・市谷の新歯科医師会館で執り行われた。「会員有功章授賞規則第4条第1項第一号」で沖縄の真喜屋剛氏が受賞した。更に、「授賞規則第4条第1項第三号」の受賞者として富山の栗山豐實氏、佐賀の下平格氏、広島の安名弘行氏、愛知の服部捷哉氏、和歌山の村上浩治氏、千葉の岸田隆氏、茨城の富塚浩氏、愛媛の井笹慶一氏の8人が選ばれた。

高額レセ過去最多-健保連調査

健康保険組合連合会は9月10日、平成19年度の高額レセプトの概要を発表した。1カ月の医療費が1千万円以上のレセプトは前年度より24件増加し、過去最高の140件だった。

日歯が初めてのプレスセミナー

日本歯科医師会は9月9日、一般マスコミを対象に初の歯科医学・医療に関するプレスセミナーを開いた。日刊新聞や通信社などマスコミ関連21社が参加したセミナーでは、日歯の大久保会長と日本歯科大学附属病院口腔介護リハビリテーションセンターの菊谷武センター長がそれぞれ30分間ずつ「口腔ケアが果たす健康の維持・回復」をテーマにプレゼンテーションした。

平成19年 出生 約109万人、死亡 約111万人

平成19年の日本の出生数は108万9,818人と、昭和22年の調査開始以来、2年前の106万2,530人に次いで少ない数となった。死亡数は110万8,334人と調査開始以来最も多く、自然増加数は1万8,516人減となった。

通院者が増

厚労省が9月9日発表した「平成19年国民生活基礎調査の概況」によると、何らかの傷病で通院している人(通院者)は人口1千人当たり333.7人と3年前に比べ8.3人増えたことが分かった。

「ゲージ付きインスツルメント」が金賞-医用歯科機器学会

日本医用歯科機器学会は9月6、7の両日、第18回総会・研究発表大会を東京都板橋区の愛歯技工専門学校で開いた。一般研究発表では、身近な器具の改良や使用上の工夫、講演用のツールなど臨床にとどまらない多彩な13題の演題が発表され、金賞には愛歯技工専門学校の田中誠氏の「ゲージ付きインスツルメントの有効性」が選ばれた。

漢方薬の保険導入で検討委員会を設置-歯科東洋医学会

歯科における漢方薬処方を保険導入するために日本歯科東洋医学会は、薬剤臨床応用検討委員会を立ち上げた。