7割が医療機器関連-大阪府のインシデント調査

歯科医院で起きたインシデントの約7割が医療機器にかかわるもので、原因の多くは長期使用による劣化や日常点検の不足であることが、大阪府健康福祉部薬務課の府内の522の歯科診療所を対象とした調査で分かった。これは府内の歯科医院の約1割に当たる。無記名方式の郵送で、回答率は63.8%。

厚労省が疑義解釈

平成20年度診療報酬改定にかかわる疑義解釈を厚労省が10月1日、発表した。20年度改定での疑義解釈は4回目。今回は指導管理料、処置、歯冠修復及び欠損補綴、歯科矯正の5問。

政管健保から協会けんぽに

社会保険庁の組織再編に伴い、中小企業の会社員らが加入する政府管掌健康保険(政管健保)の運営が10月1日から民間型公法人「全国健康保険協会」(通称・協会けんぽ)に切り替わった。全国一律だった保険料率を今後1年以内に都道府県ごとで地域の医療費に反映して設定する。

歯科4%減、医科15%減-社保6月分・金額

社会保険診療報酬支払基金による平成20年6月診療分の総計確定件数は6,813万9千件、金額7,595億900万円で前年同月に比べ、件数は5.9%、金額は13.6%減少した。歯科は922万7千件、820億6,700万円。

特定保険医療材料の算定が変更

金や金銀パラジウムなど歯科用貴金属価格が改定されたことを受け、特定保険医療材料の算定が10月から一部変更になった。今回の歯科用貴金属価格の改定は15品目中9品目が改定となり、純金地金は568円値上がりした。

GC工場が受賞-日本緑化センター会長賞

工場緑化の推進に顕著な功績のあった工場や研究所に対して贈られる日本緑化センター会長賞に静岡県のジーシー富士小山工場が選ばれた。

GCグループ ベルギーにトレーニングセンター

GCグループはベルギーのルーベン市に新たなトレーニングセンター「GCヨーロッパキャンパス(Meeting&Education)」とミリングセンター「GC Tech Europe」を開設し、9月29日に記念式典を開いた。

「自民候補推薦」を表明-茨城県歯科医師連盟

茨城県歯科医師連盟は10月7日、つくば市内のホテルグランド東雲で日本歯科医師連盟と共催の会見を開いた。会見には同県の歯科技工士連盟、歯科衛生士連盟、薬剤師連盟、看護連盟、接骨師連盟、日本栄養士連盟同県支部も同席、次期衆議院選挙で県内の全選挙区において自民党候補者を推薦することを表明した。同県では医師連盟が民主党支持を表明したことが大きな波紋を呼んでいた。

「学校の削減が必要」-歯科医師需給問題で丹羽元厚労相が発言

元厚労相の丹羽雄哉衆議院議員(茨城6区)は、歯科医師需給問題について「具体的には定員数を減らす他、学校の数を減らしながらバランスを図る必要がある」との見解を示した。10月7日に開かれた茨城県歯連盟会見の時局講演会の来賓あいさつで述べたもの。

長寿医療制度 舛添厚労相が私案

長寿(後期高齢者)医療の見直しで現行の75歳以上を独立させるのではなく、年齢にかかわらず一本化し、国保を都道府県単位とする私案を舛添要一厚労相が発表した。10月7日に開かれた第2回の「高齢者医療制度に関する検討会」で示したもの。