歯科補綴物の海外発注 歯科医の7.4%が「経験」

歯科医師の7.4%は海外に歯科補綴物を発注した経験があり、その発注先の7割は中国で、補綴物としては「ノンクラスプ義歯」が約8割を占めている。厚生労働科学研究費補助金による「歯科補綴物の多国間流通に関する調査研究」(主任研究者=宮崎秀夫・新潟大学大学院医歯学総合研究科教授)で分かった。厚労省委託の調査は今回が初めて。

堤執行部が発足-日歯連盟

日本歯科医師連盟は4月7日、理事会後の会見で役員人事を発表した。副会長には、留任の蒲生洵氏と新任の山梨県歯会長の三塚憲二、北海道歯連盟会長の富野晃の両氏。理事長には岐阜県歯連盟会長の高木幹正氏が起用された。

歯科で3例目の先進医療を承認-厚労省専門会議

厚労省の先進医療専門家会議は4月9日、歯科用CAD/CAMシステムを用いたハイブリットレジンによる歯冠補綴を先進医療として承認した。歯科分野では3例目。

レセオンラインで回答集-日歯

レセプトオンライン請求の義務化に伴う疑問に答える「Q&A集」を、日本歯科医師会のレセプトオンライン検討委員会がまとめた。「どうしても導入しなければならないのでしょうか」との質問に対しては、「現在、レセコン導入の必要性を感じていないのであれば結論が出るまで無理に導入する必要はありません」と答えている。

歯科診療所数 1年で231施設増-本紙調べ

厚労省が発表する月別の医療施設動態調査をもとに本紙が集計した平成20年1~12月の歯科診療所は、全国で231施設増えた。増加数は前々年に比べると2分の1以下。

1歯科診療所の収支差額 2年前より240万円減-日歯医療管理委員会まとめ

平成19年分の1歯科診療所当たりの収入合計は、モデル調査による17年の収入合計に比べ445万1,414円、収支差額では236万4,260円低下しているなどとする「歯科医院経営実態調査報告書」を日本歯科医師会の医療管理委員会が発表した。

歯科技工士減少問題対策で愛知県技・豊田支部がアンケート調査

愛知県歯科技工士会豊田支部が同県豊田加茂歯科医師会の協力により実施したアンケート調査で、同歯の9割を超える会員が歯科技工士数の減少に対し「対策が必要」と答えた。

口腔インプラント1,687人の増加-日歯医学会専門分科会会員数

日本口腔インプラント学会の会員数がここ一年で1,687人増えていることが、日本歯科医学会誌(JJADS)の学会活動報告を元に算出して分かった。同学会は雑誌(20年9月1日現在)では9,567人だが、今年3月末現在で更に435人増の1万2人と、既に1万人を突破している。

根面カリエスにフッ化物は有効-英国調査

フッ化物が根面カリエスの予防に効果的であるかどうかについて、イギリス国営医療(NHS)公衆衛生部のDerek Richards氏が、文献検索による調査を行ったところ、日常的なフッ化物の摂取が、根面カリエスの抑制に効果的であることが分かった。

中国デンタルショーに1,947人来場

2009年中国デンタルショーが4月11日から2日間、岡山市のコンベックス岡山で開かれた。来場者は1,947人。

歯の健康法案など-民主、参院に再提出

民主党は4月9日、「歯の健康の保持の推進に関する法律案」と歯科医師の診断書で身体障害者手帳の交付申請ができるようにする「身体障害者福祉法の一部を改正する法律案」を参議院に提出した。

自民・口腔保健法-歯科議連で概要提出

自民党が検討を進めている口腔保健法案(仮称)の概要が4月22日に国民歯科問題議員連盟総会で示されることが複数の関係者の話で分かった。