日本歯科新聞 | 2009年6月30日付
1日当たり607.4点-平成20年の診療行為別調査
平成20年社会医療診療行為別調査で、歯科は1日当たり点数で607.4点となり、前年に比べ増加したが、1件当たり点数では1285.5点となり、前年に比べ減少したことが分かった。厚労省が6月25日に発表したもの。
日学歯新執行部初の総会-中田会長が所信表明
日本学校歯科医会は新執行部としては初となる第75回総会を6月24日、東京・市谷の歯科医師会館で開いた。新役員の紹介があったほか、平成20年度事業報告や理事の一部交代の件など10議案はすべて承認された。
歯科技工海外委託訴訟 進行協議まとまらず-8月5日に結審の見通し
歯科技工の海外委託問題訴訟原告団と弁護団は6月22日、高裁控訴審の進行協議終了後に報告会を開いた。進行協議は裁判長の提案で公判とは別途に行われているもの。川上氏は「8月5日に公判を再開し、そのまま結審になる見通し」と語った。
8020財団 「運動は前進」-評議員会で大久保理事長
8020推進財団は6月24日、東京・市谷の歯科医師会館で第25回評議員会を開いた。大久保理事長はあいさつで、「8020の達成率は25%を超え、考えていたよりも早いスピードで進んでいるが、国民運動としての8020がどこまで進んだかはなかなか判定が難しい」とし、「決して満足はしていないが、皆様の支援により後退することなく、前進はしていると思っている」と話した。
件数、点数とも減-支払基金3月診療分
社会保険診療報酬支払基金による平成21年3月診療分の総計確定件数は7,564万1千件、点数1,132億6,052万6千点で前年同月に比べ、件数点数ともに減少した。歯科は921万1千件、117億9,582万8千点で、前年同月に比べ、件数点数ともに減少した。
7月から歯科外来診療加算調査-厚労省
厚労省は6月24日、平成20年度診療報酬改定にかかわる特別調査として、歯科外来診療環境体制加算の実施状況調査を7~9月にかけて実施する案について中医協診療報酬改定検証部会に示した。調査は外来診療時の偶発症への対応状況や、医科の医療機関との連携状況、医療安全に対する歯科医療機関の取り組み内容、職員意識の変化、患者の安心感などを把握する。集計・分析は8月下旬から10月上旬をめどに行う方針。
九州デンタルショーに1万人
35回目を迎えた九州デンタルショーが6月20、21日、福岡市のマリンメッセ福岡で開かれ、歯科医師ら約1万人が来場した。テーマは「白い歯の数だけおいしい笑顔」。
骨太方針「高く評価」-大久保日歯会長が見解
日本歯科医師会の大久保満男会長は6月25日、政府の「経済財政改革の基本方針2009」(骨太の方針)で8020運動の推進の文言を明記されたことと社会保障費2,200億円削減を事実上、見送られたことについて「高く評価したい」と述べた。
8020運動推進を明記-骨太方針2009 歯科関係の文言は初
政府が6月23日の臨時閣議で決定した「経済財政改革の基本方針2009」(骨太の方針)に8020運動の推進、社会保障の機能強化・効率化などの文言が盛り込まれた。骨太方針ではこれまで医科関係の項目が入ることはあっても歯科の項目が明記されたことはなかった。歯科の文言は経済財政諮問会議が6月16日に示した原案にはなかったが、最終取りまとめの段階で、石井みどり参議院議員らの働きかけで実現。
社会保障費「自然増認める」-与謝野大臣
焦点になっていた社会保障費2,200億円削減問題は、来年度予算では削減しないことで決着した。臨時閣議後の会見で与謝野馨経済財政担当大臣は「社会保障費の自然増は認める」とこれまでの姿勢を一転させた。
参議院選挙候補者問題 再び「該当者なし」
日本歯科医師連盟の参議院比例代表選挙候補者選考委員会は6月24日、候補者の絞り込みのための会合を開いたが、推薦に必要な3分の2の票を獲得した候補者が出ず、「該当者なし」とする報告を日歯連盟執行部に行った。これを受け執行部は急遽、今後の対応を協議し、日を改めて選考委員会を開催する案を示した。
参議院選挙候補者問題で堤日歯連盟会長が見解
日本歯科医師連盟は6月26日の会見で、参議院比例代表選挙候補者が4回目の選考委員会で絞り込まれなかったことに関し、8条2項に則り7月2日に5回目の選考委員会が開催されることを明らかにした。執行部は選考委員会の進行次第とした上で、立候補者の有無も含めて7月中に決める方針に変わりはないとした。