21年度歯科医師臨床研修・マッチ率 87.7%

平成21年度歯科医師臨床研修マッチングで、マッチ者数を希望順位登録者数で割ったマッチ率が87.7%と、前年度より0.7%上昇した。歯科医療研修振興財団が10月27日に発表した。

歯科用貴金属材料価格 変動幅5%で改定

中医協は11月13日、保険医療材料専門部会を開き、歯科用貴金属材料価格改定の在り方について、改定する際に必要な現行の変動幅10%を5%に変更することで大筋了承した。

新型インフルワクチン接種で日医が要望

日本医師会は11月11日、新型インフルエンザワクチンの接種に関して、すべての希望者への第1回接種の実現などを求める要望書を厚労省に提出した。

受給者4.1%増-国保7月分介護サービス

国保中央会がまとめた平成21年7月介護保険サービス分での受給者数は390万3千人で、前年同月に比べて増えた。女性が279万人で7割。

歯科外来診療環境体制加算 「安全意識が高まった」8割

歯科外来診療環境体制加算により、8割を超える歯科医療従事者は医療安全に対する意識が高まったと感じている。11月10日、厚労省が中医協診療報酬検証部会に提示した歯科外来診療環境体制加算の実施状況調査結果の概要で分かった。

医師が歯科の病診連携訴える-日本訪問歯科医学会

「在宅歯科医療の推進は、患者・家族にとってより良い生活を送るために不可欠。在宅医療が進められる中、医科への働きかけと病院歯科と診療所の連携の発展が必要」。仙台往診クリニックの医師、川島孝一郎氏は11月8日に東京・品川のザ・グランドホールで「共に生きる―機能する在宅医療連携」をメインテーマに開かれた第9回日本訪問歯科医学会で特別講演した。

日臨矯が初の患者意識調査

「歯並びで第一印象が左右されると思うか」との問いに対し、矯正治療患者の67.5%が「思う」と答え、過去の一般を対象とした調査時20.4%を大きく上回った。調査は日本臨床矯正歯科医会(平木建史会長)が11月8日の「いい歯の日」に合わせて初めて行った「矯正歯科治療患者の意識調査」によるもの。

全国在宅歯科医療・口腔ケア連絡会が設立

日本の在宅歯科医療と口腔ケアの発展・普及を目的に「全国在宅歯科医療・口腔ケア連絡会」が設立された。設立に当たっては、在宅歯科医療に関係する歯科診療所、病院歯科、教育機関から有志が集結。在宅医療において口腔ケアや摂食・嚥下リハビリテーションが欠かせないとの認識の下、確実に在宅歯科医療を推進するために組織化していく。11月5日には設立記念式典・記念講演が東京・市谷の歯科医師会館で開かれた。

トリートメントコーディネーター制度が始動

歯科医院と患者との架け橋として、更に歯科界に活力を与える潤滑油として活躍するトリートメントコーディネーター(TC)の育成を目的に日本TC協会が発足した。TCは4段階のクラス構成となっており、12月6日には基礎を習得するクラス「Activity Leader」の資格認定講習が開かれる。同協会は、歯科衛生士、歯科助手に対する体系的な生涯学習を提供することを通じて、強い歯科医院経営の実現を目的に歯科臨床の場で役立つ最新の専門知識と技術、並びにコミュニケーションやチーム医療といったマネジメント能力の養成に関する教育を行う。

プランメカの販売が10周年-ジーシー

ジーシーはデジタルX線撮影装置などを製造するプランメカ社の製品販売が10年を迎え、記念の会を10月16日に同社で開き、新製品の紹介や意見交換を行った。

8020事業「見直し」-行政刷新会議WG

8020運動特別推進事業の来年度予算概算要求4億7千万円は「見直し」と、政府の行政刷新会議のワーキンググループ(WG)が11月13日に判定した。具体的な見直し内容は「新政権の政策に沿って予算規模、事業の内容、使われ方等含めてもう一度検討する」というもの。

レセオン機器導入補助「予算見送り」、勤務医対策の診療報酬「見直し」

政府の行政刷新会議の第2ワーキンググループ(WG)は11月11日、来年度概算要求でレセプトオンライン導入のための機器の整備などの補助215億1,800万円について「予算計上の見送り」、診療報酬(勤務医対策)は「見直し」と判定した。

再診料は引上げ-日医が見解示す

日本医師会の中川俊男常任理事は11月11日の会見で、診療報酬改定に向けての見解として、再診料について、現在の病院60点、診療所71点はいずれも不十分で引き上げるべきとの考えを示した。