日本歯科新聞 | 2010年1月19日付
8020運動推進特別事業 厚労省が内容を見直し
厚労省は行政刷新会議の事業仕分けの対象になった「8020運動推進特別事業」の事業内容を大幅に見直す。1月13日に開かれた全国厚生労働関係部局長会議で明らかになったもので、自治体で事業計画の検討や事業結果の評価などを検討する外部検討会の設置や事業内容の明確化が柱となる。
6検討チーム設置へ-適切な医療費を考える民主議連
民主党の「適切な医療費を考える民主党議員連盟」会長の櫻井充参議院議員は1月13日、平成22年度診療報酬改定の重点配分すべき項目や課題を議論するために六つの検討チームを設けることを明らかにした。
歯科は15件倒産-帝国データバンク2009年調べ
2009年の医療機関の倒産件数は52件と、01年以降の9年間で最も多いことが帝国データバンクの調査で分かった。医療機関別では医科診療所と歯科医院が26件、15件で01年以降では最多。病院は11件で07年の18件に次ぐ数。
海外技工で厚労相に要望書-全技協
全国の歯科技工士養成学校等60校で組織される全国歯科技工士教育協議会は1月19日、「国外で製作された歯科補てつ物等の輸入に関する要望書」を長妻昭厚労大臣に提出。海外技工物を歯科医師の裁量(権)で患者に装着する事実を許している現状は放置できない違法状態であるなどとし、回答を求めている。
医療費マップ 歯科の老人は一人当たり2万6千円-厚労省
厚労省が都道府県や市町村別の医療費水準の地域差を取りまとめた平成19年度医療費マップによる歯科の一人当たり老人医療費の全国平均は前年度と同じ2万6千円だった。
横浜デンタルショー8,379人が来場
第43回横浜デンタルショーが1月10、11の両日、横浜市のパシフィコ横浜Dホールで開かれ、歯科医師ら8,379人が来場した。神奈川県歯科医師会の学術大会や横浜歯科医師会のテーブルクリニックの併催行事として開催された。
診療報酬改定の骨子案をとりまとめ-中医協
平成22年度診療報酬改定の具体的な点数配分の作業に向けて中医協総会は1月15日、改定骨子案を取りまとめた。歯科にかかわるものでは、障害者歯科治療の評価や在宅歯科医療の推進、歯周疾患など歯科固有の技術などの評価が盛り込まれた。また、医科では、医科の病院と診療所の再診料の統一の検討が提案されている。同省では骨子案をホームページで公開し、1月22日まで意見募集する。