日本歯科新聞 | 2010年4月6日付
海外歯科技工物 使用材料等の記録を求める-厚労省が全国に通知
海外に委託する歯科技工物について、厚労省は、作成する場所や使用する歯科材料等を明示し、要点を診療録等に記録するなどとした医政局歯科保健課長通知を、3月31日に都道府県衛生主幹部(局)長に通知した。
日本医師会役員選挙 会長に原中氏が当選
日本医師会の任期満了に伴う役員選挙が4月1日、東京・駒込の日医会館で行われ、新会長に親民主とされる原中勝征氏(茨城県医師会会長)が現職の唐澤祥人氏らを破って初当選した。任期は1日から2年間。
衛生士養成校 6校が廃校へ
全国の歯科衛生士養成校の修業年限が平成22年度入学者から3年以上の義務化になった。しかし財政上の問題などを理由に公私立6校が3年制に移行せず、3月31日または22年度で廃校することが本紙の調べで分かった。
公益法人取得目指す-8020推進財団評議員会
8020推進財団の大久保満男理事長は3月23日、東京・市谷の歯科医師会館で開かれた第26回評議員会のあいさつで、財団の設立から10年を迎えたことを報告し、公益法人改革に伴い、財団として公益法人を目指す考えを明らかにした。
歯科医院で爆発事故-大阪・茨木
大阪府茨木市の歯科医院で3月29日、爆発があり、院長が全身やけどの重傷、患者やスタッフも軽傷を負った。茨木署によると、爆発は院長が院内の技工室で作業を行っている際に起きたという。平成20年1月に設置したプロパンガスと歯科技工用のバーナーの接続部分からガスが漏れ、何らかの原因で引火したものとみて、原因を調べている。
会長に宮崎氏-日本CAD/CAM学会が設立
歯科界におけるデジタル技術の活用、普及から歯科医療の質の向上を目指す「日本CAD/CAM学会」の設立総会及び記念学術講演会が3月28日、東京都千代田区の都市センターホテルで開かれ、発起人代表の宮崎隆昭和大学歯学部長が会長に就任した。
がん細胞を減弱、治療法開発に期待-北大
北海道大学大学院歯学研究科の東野史裕准教授らは、口腔がん細胞の特定の遺伝子発現を抑制することで、増殖能などのがん細胞の性質が減弱することを明らかにした。同手法を応用することで、新しいがん治療法開発に期待がかかる。Molecular Cancer ResearchのOnline Firstで3月24日に公表されたもの。
22年度診療報酬改定 歯科の概要で説明会-日本歯科商工協会
日本歯科商工協会(中尾眞会長)は3月30日、歯科診療報酬改定の説明会を東京都港区の第一ホテル東京で開いた。厚生労働省保険局医療課医療指導監査官の三森香織氏が「平成22年度歯科診療報酬改定の概要について」で、同省医政局経済課医療機器政策室材料価格係の萬年義教氏が「医療機器に係る保険適用希望書の提出方法などについて」で講演した。
参院選に向け歯科界始動 西村まさみ中央後援会が発会
7月の参議院選挙に民主党公認候補として出馬する西村正美氏を支援する「西村まさみ中央後援会」が発会した。