日本歯科新聞 | 2010年5月11日付
私立歯科大・歯学部17校 欠員400人に倍増 平均入学者充足率は78.7%
私立歯科大学・歯学部17校のうち11校が入学定員割れを起こしている。日本私立歯科大学協会が集計した平成22年度入試結果によるもので、17校の入学者総数は1,489人で欠員は402人に上った。定員割れの学校数は昨年度と同じものの、欠員数は昨年202人から倍増している。
春の叙勲 歯科で36人が受章
平成22年春の叙勲受章者が4月29日に政府から発表された。歯科では元参議院議員で、経済産業副大臣を務めた歯科医師、大島慶久氏の旭日重光章を始め、厚労省関係で19人、文科省関係で16人が受章した。
中尾眞氏が藍綬褒章を受章
政府は4月28日、平成22年春の褒章受章者を発表した。歯科関係では、日本歯科商工協会会長の中尾眞氏が藍綬褒章を受章した。
歯科界の可能性を議論-歯科3団体と桜井参院議員、宮城で特別座談会
民主党の桜井充参議院議員と日本歯科医師会、日本歯科技工士会、日本歯科衛生士会の3会長との特別座談会「明日の歯科医療を考える」が4月24日、仙台市の宮城県歯科医師会館で開かれた。
審査支払手数料単価 国保連は68.05円
47都道府県の国民健康保険団体連合会(国保連)の平成20年度の国保と後期高齢者医療を合算した審査支払手数料平均単価は68.05円になる。
国試予備試験の日程を発表-厚労省
厚労省は6日、平成22年度歯科医師国家試験予備試験の概要を発表した。試験は学説試験第1部が6月17日、第2部が9月28日、実地試験12月1日及び2日。
技工の海外委託問題でシンポ
中国製の歯科技工物から日本国内では使用禁止となっている有害物質が混入していた実態がテレビ番組で放映され、国民にも大きく注目されるようになった海外委託の歯科技工問題を取り上げた緊急シンポジウム「あなたの歯は大丈夫?」(主催・「保険でよい歯を」東京連絡会)が4月25日、東京・新宿の東医健保会館で開かれた。「安全・安心の医療」を強調する国に対し、制度的な不備や対応の遅れを指摘する声が相次いだ。
電子レセプト請求 歯科は1,716医院-支払基金2月分
支払基金がまとめた平成22年2月診療分の歯科の電子レセプト請求医院は前月に比べ2倍近く増え、一気に1千件を突破し、1,716医院となった。
臨床ゲノム研で昭和大・新谷教授 口腔で全身リスク把握、遺伝子検査の展望語る
昭和大学歯学部主任教授の新谷悟氏は、ゲノム診断の技術が進むことで、口腔から全身の疾病リスクを予測する時代が来ると強調した。臨床ゲノム医療研究会が4月28日に開いた発足記念プレスセミナーでの講演の中で言及したもの。
認定医47人が誕生-歯科口腔外科がん治療で初
歯科口腔外科のがん治療認定医47人が初めて誕生した。日本がん治療認定医機構が4月28日に発表したもの。認定された47人は、日本口腔外科学会の専門医。
医薬品医療機器総合機構 審査事業は「拡充」-政府の事業仕分け第2弾
政府の行政刷新会議は4月27日、事業仕分け第2弾で医薬品医療機器総合機構(PMDA)が行う医薬品や医療機器の審査関連事業については「事業拡充」との結論を出した。仕分けに当たったワーキンググループからドラッグ・ラグ解消などの重要性については理解が示されたが、厚生労働省からの出向者を減らすなどの改革が求められた。
承認の迅速化提言-医機連らが厚労省・経産省等へ
日本医療機器産業連合会らは4月26日、政府が提案する新成長戦略「ライフイノベーションによる健康大国戦略」に関し、承認迅速化に向けた制度の見直しなどを含めた提言を長妻厚生労働大臣や直嶋正行経済産業大臣、仙谷由人内閣府担当大臣らに提出した。