日本歯科新聞 | 2010年6月15日付
医科歯科が連携 10月の事業実施へ-日歯と国立がん研究センター
国立がん研究センターと日本歯科医師会による医科・歯科連携事業が今年10月から本格的に実施する方向で調整が進んでいることが分かった。6月9日に日歯が開いた都道府県歯地域保健・産業保健・介護保険担当理事連絡協議会の席上、日歯から示された事業実施計画書案に明記されていた。
歯科患者数 1日当たり17人
平成20年9月の1歯科診療所1日当たり平均の患者数は16.9人、個人開設は15.3人と推計される。全国の医療施設の分布状況や整備の実態等を明らかにするために厚労省の発表資料を基に財団法人厚生統計協会が4月に発刊した「医療施設調査」から本紙が計算したもの。
世界の4地域の成分を分析し、技工物の安全性を報告-厚労省調査
日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国の4地域において、陶材焼付鋳造冠の金属成分としてベリリウム(Be)及びカドミウム(Cd)、鉛(Pb)は含まれていないとの研究報告が発表された。厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)の分担研究で報告されたもの。
長妻氏が厚労相に再任
民主党の「菅直人内閣」が6月8日に誕生し、長妻昭厚生労働大臣が再任された。6月9日未明、厚労省内で会見した長妻厚労相は、日本版の少子高齢社会モデル作成に意欲を示した。
税制改正の要望を厚労省が募集
平成23年度厚労省税制改正に関する要望の募集を厚労省が6月4日から開始した。6月月30日まで、電子メール及び郵送での提出となる。
入院外がマイナス 医科診療所1日当たり点数-日医が独自調査
診療所の入院外の1日当たり点数は前年同期比0.21%減と、入院外の診療報酬改定率プラス0.31%を下回ることが、日本医師会が6月9日に発表した平成22年度4月分のレセプト調査(速報)で分かった。22年度改定で再診料を引き下げられたことが大きく影響していると思われるが、日医は3カ月間程度の推移をみてから考えを示す方針。
レセ情報の一元化提言-行政刷新会議分科会が報告書
政府の「行政刷新会議規制・制度改革に関する分科会」は6月7日、医療情報の活用に向けた取り組みとして、レセプトデータを一元化し、医師会を始め、保険者、大学や民間シンクタンク等の研究機関などが幅広く利活用できるルールを平成22年度中に決定すべきとする報告書を取りまとめた。
医科歯科連携でシンポ-日本東洋医学会で初の開催
日本東洋医学会第61回学術総会が6月4~6の3日間、名古屋市の名古屋国際会議場で開かれ、初めて歯科・口腔に関するシンポジウムが行われた。テーマは「医科歯科連携による東洋医学診療の現場と未来」。
臨床の予知性高める-顎咬合学会
第28回日本顎咬合学会学術大会が6月12、13の両日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開かれた。「予知性のある歯科臨床を求めて」をメインテーマに、材料や手技を始め、食育へのかかわりなど多彩な内容で200を超える演題が発表された。
九州デンタルショーに1万955人
九州デンタルショー2010が6月12、13の両日、福岡市のマリンメッセ福岡で開かれ、歯科医師ら1万955人が訪れた。テーマは「白い歯・しあわせ育む一歩」。
医療機器の開発製造等で展示会-6月23日から東京で開催
医療機器開発・製造にかかわる技術や部品などをテーマにした展示会「医療機器 開発・製造技術EXPO」が6月23~25の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる。加工技術を持つ企業や計測機器メーカーなど100社が出展し、講演なども開かれる。
消費税の引き上げ求める-原中日医会長が発言
日本医師会は6月9日の会見で、今後の社会保障の財源問題で「消費税を引き上げるべき」と言及した。菅直人首相が就任会見で「強い財政と強い社会保障」と発言したことに絡み、「両立は可能なのか」との記者の質問に答えたもの。
西村参院選選挙 東京で総決起大会-歯科関係者ら400人集まる
7月の参議院選挙に比例区で民主党公認として立候補する西村まさみ氏の東京都後援会の総決起大会が6月10日、東京・市谷の歯科医師会館で開かれ関係者400人が集まった。