厚労省が実施団体を公募-教員ら対象の予防・在宅歯科と歯科技工講習会

厚労省は、歯科衛生士養成施設や歯科技工士養成施設の教員・指導者らを対象にした平成22年度予防・在宅歯科医療等対応教員養成講習会と歯科技工士実習施設指導者等養成講習会との実施団体の公募を7月6日、発表した。

「医療市場の拡大必要」-経産省研究会が国際化で報告書

医療サービスの新たな市場拡大について検討している経済産業省の医療産業研究会(座長=伊藤元重東京大学経済学部長)は、医療の国際化の一環として、医科・歯科において医療滞在ビザの創設、広告規制の緩和、外国人医師・看護師の受け入れなどを提案する報告書を6月30日に発表した。

豪雨で歯科医院も被害-東京

東京都23区北部を7月5日に集中豪雨が襲い、北区の歯科医院で1カ月ほど診療を見合わせる被害が出ている。北、板橋、練馬の3区では7月6日現在で床上浸水35棟、床下浸水27棟、北区内の明治通りが一時的に通行止めになるなどの被害があった。

「噛ミング30」推進を要望-昭和大・向井教授

食育推進基本計画の実施推進と推進状況の評価等を行う「食育推進評価専門委員会」の委員、向井美惠・昭和大学歯学部教授は、「次期食育推進基本計画策定に当たっての意見」等を内閣府食育推進室に提出した。日本歯科医師会の池主憲夫常務理事が中心となって進める日歯の食育に関する勉強会でまとめたもの。

要介護高齢者の口腔ケアを検討-日歯

日本歯科医師会は、「専門的口腔ケアに関する検討会」(仮称)の設置を決めた。要介護高齢者に対する口腔ケアは、気道感染防止、摂食機能の向上、低栄養の改善などに有効であることが様々な研究等で示され、マスコミなどで取り上げられて、その重要性が認識されている。

診療所入院外「改定効果なし」-日医・4~5月分レセプト調査

日本医師会が7月7日に発表した平成22年4~5月分のレセプト調査結果速報で、診療所の入院外の1日当たり点数がマイナスになっていることが分かった。日医は「医科の外来診療報酬改定率はプラス0.31%だったが、改定の効果は見られなかった」とした。

厚労省がHP上で臨床研修用語を解説

厚労省は7月8日、歯科医師臨床研修制度の用語解説を同省のホームページ上に掲載した。これまで同制度にかかわる用語を解説したものはなかった。

外国人患者受け入れで「問題点が多い」-日医・中川副会長

日本医師会の中川俊男副会長は、経済産業省の医療産業研究会がまとめた報告書について「問題点が多い」との認識を7月1日の会見で示した。

2月5、6日に歯科国試

厚労省は1日、第104回歯科医師国家試験の概要を発表した。試験日は平成23年2月5、6の両日。試験内容は臨床上必要な歯科医学及び口腔衛生に関して、歯科医師として具有すべき知識及び技能。合格者の発表は23年3月22日。

フッ化物洗口明記は3分の1-むし歯予防会議が政令都市等を調査

都道府県と政令指定都市、中核市、保健所政令市、特別区を合わせた136自治体のうち、全自治体が健康増進計画は策定しているが、同計画にフッ化物洗口を明示しているのは33.1%に留まっていることが明らかになった。NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議とWHO口腔保健協力センター、財団法人8020推進財団が共同調査したもの。

歯科健診法の活用を報告-埼玉で日本労働衛生協の学術大会

日本労働衛生研究協議会の第34回総会・学術大会が7月3、4の両日、さいたま市のJA共済埼玉ビルで開かれた。職場での歯科保健事業の取り組みが進まない中で、各方面での歯科健診法の活用等が報告された。日本歯科大学教授の福田雅臣氏は、職場で歯科保健健診が普及しない理由について、法的整備がなされていないことや、予算化の難しさ、歯科疾患は個人の問題との認識があることなどを挙げた。

患者負担軽減を決議-保団連代議員会

全国保険医団体連合会は2010―11年度第1回代議員会を6月27日に東京都千代田区の日本都市センターホテルで開き、「患者負担の大幅軽減、後期高齢者医療制度の即時廃止など医療再生への政治を求める」など三つの決議を採択した。

原審査の査定格差18倍-支払基金

社会保険診療報酬支払基金が発表した平成21年度の審査状況で、歯科の原審査の査定率は最低と最高の格差が件数で約8倍、点数では約18倍あることが分かった。21年5月~22年4月間での審査分を取りまとめたもの。全国の請求件数は1億834万3,055件、査定件数は43万948件、査定率は0.398%。

BP顎骨壊死 ビタミンD欠乏が関与-北郷氏が可能性示す

BP製剤による治療を受けている患者の顎骨が壊死する「ビスフォスフォネート顎骨壊死(BRONJ)」に、ビタミンDの欠乏が関係する可能性がある―。7月2~4日に開かれた第30回日本歯科薬物療法学会で、UCLA School of Dentistryの北郷明成氏はBRONJに関して世界の多数の研究を紹介するとともに、自身の仮説に基づいて研究成果を発表した。

参議院選挙 比例で西村氏初当選、埼玉は関口氏が3選決める

第22回参議院選挙の投開票が7月11日に行われ、比例代表で日本歯科医師連盟などの支援・推薦を受けて立候補した歯科医師で民主党の西村まさみ氏(46歳・新人)が初当選を決めた。また、埼玉選挙区で自民党から関口昌一氏(57歳・現職)と、民主党の島田智哉子氏(47歳・現職)の2人の歯科医師が立候補し、関口氏は3選を決めたが、島田氏は落選した。