在宅歯科医療大幅に伸びる1件当たり点数2.4倍21年社会医療診療行為別調査

厚労省が15日に発表した平成21年社会医療診療行為別調査結果の概況で、歯科における在宅医療の1件当たり点数は27.3点と前年に比べ2.4倍、1日当たりでも13.0点で2.5倍といずれも大幅に伸びていることが明らかになった。

1人当たり2万6,940円後期高齢者の歯科医療費

後期高齢者医療制度に属する高齢者の1人当たり歯科医療費は2万6,940円になることが厚労省の平成20年度医療給付実態調査で分かった。報告書は国保医療給付費実態調査とそれ以外の医療給付受給者状況報告を統合し、今回初めてまとめたもの。

全国各地で被害集中豪雨

各地で起きている大雨の影響で16日現在、少なくとも7件の歯科医院で床上・床下浸水などの被害が出ていることが、日本歯科新聞の調査で分かった。

8歳児の通院う蝕が38.8%

厚労省が平成13年生まれの同じ子供を毎年1回観察する「21世紀出生児縦断調査」で、8歳となった子供が1年間に病院や診療所にかかった病気やけが(複数回答)として「う蝕(むし歯)」が38.8%と、「かぜ、咽頭炎、扁桃(腺)炎、気管支炎、肺炎」に次いで高いことが分かった。

1人歯科医療法人7,369施設

歯科における1人医療法人は平成22年3月31日現在で7,369施設。厚労省が発表した「医療法人の推移」によるもので前年と比べると142施設増えている。1人医療法人とは常勤の医師や歯科医師が1人または2人で開設している医療法人のこと。

歯科は3,636施設電子レセプト請求施設数

平成22年4月診療分の歯科医療機関の電子レセプト請求施設数は3,636施設で、前月よりも1,014施設増えた。うちオンライン請求は528施設で164施設増えた。

病院への融資拡大で要望書 四病協

日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会で構成する四病院団体協議会は、独立行政法人福祉医療機構による医療機関への融資の拡大の要望書を、厚労省の阿曽沼慎司医政局長に1日提出した。

国保歯科医療費一人当たり2万2千円

国民健康保険の平成20年度(平成19年3月~20年2月診療分)の歯科の全国平均の1人当たり医療費は2万2,005円で、前年度に比べ金額で589円、2.7%増えた。

カルテ開示等で国民の声2千件 厚労省

業務運営、改善の参考にするとともに更なる利用者サービスの向上を目的とした「国民の皆様の声」の7月2~8日の受付分を厚労省が12日、発表した。

3月歯科診療所数33施設増で6万8,2000

厚労省の施設動態調査による平成22年3月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,200施設。開設者別歯科診療所数の個人は5万7017施設、医療法人は1万550施設。

乳歯を再生医療に応用 歯髄細胞バンクと小児歯科学会らが始動

乳歯を難病治療の解明や全身の再生医療に応用しようという試みが進んでいる。18日に東京都千代田区の大手町サンケイプラザで開かれた第1回歯髄細胞バンク学術フォーラムで、歯髄細胞バンク学術研究会と日本小児歯科学会らが乳歯歯髄幹細胞の有用性や、細胞バンクの重要性を強調した。

口臭症の理解図る 日本口臭学会が第1回学術大会

日本口臭学会は10、11の両日、東京歯科大学水道橋病院で第1回の学術大会を開催した。「口臭患者さんを理解するために」をテーマに、口臭を訴えて受診する患者の身体的、精神的特徴や口臭治療の臨床での留意点を中心とした発表が行われた。

歯科医師など1,990人来場 中国デンタルショー

中国デンタルショーが10、11の両日、広島市の広島県立産業会館で開かれ、歯科医師ら1,990人が来場した。

病院歯科も要望 医療機関コスト調査 中医協で日歯の渡辺委員

中医協は14日、総会を開き、診療報酬調査専門組織医療機関のコスト調査分科会から病院を対象とした「医療機関の部門別収支に関する調査実施案」の報告を受けた。日本歯科医師会常務理事で診療側の渡辺三雄委員は、これまで調査対象外とされてきた病院歯科についても調査するよう要望した。

全員落選で「お詫び」参議院選挙で日医連盟が会見

日本医師連盟の横倉義武副委員長は14日、会見を開き、参議院比例代表選挙で推薦・支援した3人の候補者が全員落選した結果について「心からお詫びする」と述べた。