日本歯科新聞 | 2010年11月2日付
特例措置の廃止 139万円の税負担増-日歯らがシミュレーション
社会保険診療報酬の所得税、法人税に関わる特例措置が廃止されると139万円税負担が増すとのシミュレーション結果を日本歯科医師会と日本歯科医師連盟が発表した。社会保険診療報酬の所得計算の特例措置(四段階制)存続が廃止された場合の影響を計算し、「税制改正に関する要望」としてまとめたもの。同診療報酬の事業税非課税措置が廃止された場合についても37万円の税負担になるとしている。
女性歯科医師の社会環境を議論-日歯・男女共同参画会議
日本歯科医師会は男女共同参画に関する初の全国的な会合「都道府県歯科医師会男女共同参画推進検討会議」を10月27日、東京・市谷の歯科医師会館で開いた。今後、女性歯科医師の割合が増加することが確実視されており、ワークライフバランスが男性歯科医師とは異なることから、女性歯科医師が活躍できる社会環境を日歯として整備する必要性が認識されていることがある。
天井落下等被害は4件-奄美大島豪雨
鹿児島県奄美大島を10月20日に襲った集中豪雨で4件の歯科診療所で被害があったことが、本紙の鹿児島県歯科医師会に対する取材で分かった。
指導大綱 見直し案作成を示唆-原中日医会長
日本医師会の原中勝征会長は10月24日に東京・駒込の日医会館で開いた第123回臨時代議員会で、日医として指導大綱の見直し案を作成する考えを示した。会務に対する質疑の中で、代議員から不満が続出した現行の指導・監査に対する質問に答えたもの。
高齢者医療制度案・70~74歳 2割に負担引き上げ
厚労省は10月25日、後期高齢者医療制度廃止に伴う新たな医療制度で70歳から74歳の患者の一部窓口負担割合を段階的に1割から2割に引き上げる案を、高齢者医療制度改革会議(座長・岩村正彦東京大学教授)に提示した。
厚労省案の撤回求める-保団連
70~74歳の保険医療の窓口負担を2013年度から2割に引き上げる方針を厚労省が高齢者医療制度改革会議に提案したことについて、全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は撤回を求める談話を10月26日に発表した。
ミュータンス菌の付着 天然レクチンが抑制-岡山大・高柴教授らが確認
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の高柴正悟教授のグループは、創薬基盤事業として糖鎖構造解析の受託サービスなどを行うグライエンスとの共同研究で、キノコ類や海藻に含まれる天然レクチンがバイオフィルム形成に対して抑制効果があるのを確認した。
124校を表彰-全国学校歯科保健研究大会
第74回全国学校歯科保健研究大会が10月28、29の両日、茨城県つくば市のつくば国際会議場で開かれ、全日本学校歯科保健優良校124校が表彰された。
前東京医科歯科大学長 鈴木章夫氏が死去
東京医科歯科大学の前学長の鈴木章夫(すずき・あきお)氏は10月28日、死去した。81歳。
医療機器のリース減少-今年度上期
リース事業協会の調べによると、2010年度上半期(4~9月)医療機器のリースの取扱金額は前年同期に比べ、3.6%減少した。
日歯会長選 大久保氏に出馬要請-同窓会や歯科医師会
次期日本歯科医師会会長選挙で、東京歯科大学、日本歯科大学、日本大学歯学部、東京医科歯科大学歯学部、大阪歯科大学、九州歯科大学の6校同窓・校友会と12校の私立歯科大学・歯学部同窓会が現職の大久保満男氏に出馬要請をしていたことが10月27日までに分かった。