歯科口腔保健法 全会一致で遂に成立

口腔保健に関わる基本理念法で国および地方公共団体、歯科医師の責務などを明記した「歯科口腔保健の推進に関する法律」(通称・歯科口腔保健法)が8月2日に民主党や自民党などの全会一致により衆議院で可決・成立した。

実行法成立へ努力を訴える-都歯連盟

東京都歯科医師連盟は8月3日付の同連盟発行の「通信」で、8月2日に衆議院を通過した歯科口腔保健法について、「予算を伴う実行法が必要でそれを目指していた。まだ道半ば」との考えを示した。

日歯代議員会 9月8、9日に開催

日本歯科医師会(大久保満男会長)は9月8、9の両日、東京・市谷の歯科医師会館で第169回代議員会を開く。

介護予防の口腔機能向上加算 算定率は5%前後

介護予防通所介護費を算定している事業所で口腔機能向上加算を算定している事業所は4.2%、介護予防通所リハビリテーション費を算定している事業所のうち、口腔機能向上加算を算定しているところは6.4%しかないことが厚労省の調査で分かった。

厚労省・災害医療検討会 調整組織の必要性議論

厚労省は第2回災害医療等の在り方に関する検討会を7月27日に開き、東日本大震災におけるDMAT(災害派遣医療チーム)の活動と今後の状況や中長期の医療提供体制などを議論した。特に医療提供の在り方では、同省は東日本大震災の対応も踏まえ、災害医療コーディネーター(仮称)など調整組織の設置の検討を必要とする論点案を検討会に提示した。

被災地と絆を結ぶ こどもシンポジウム-夢みるこども基金

「東日本大震災被災地と結ぶ絆」をテーマにした「こどもシンポジウム」が7月31日に福岡市内で開かれた。主催は、不要になった歯科用貴金属のリサイクルにより、慈善事業を行う「夢みるこども基金」。シンポジストには、東日本大震災で被災した宮城県女川町立第一中学校教諭の阿部一彦氏と同校3年生の木村朱里さん、小松春音さん、佐藤佳旗君、星澤岬君のほか、同基金が実施する作文・絵のコンクールに入賞した全国の小中学生13人らが参加し、震災を通じた人とのきずなの大切さを語り合った。

12月に介護等で役員連絡協議会-日歯

日本歯科医師会は、平成24年度に医療との同時改定が行われる介護保険制度での「口腔機能向上プログラム」等の要支援・要介護を含む高齢者への歯科保健の対応、国立がん研究センターの全国展開に向けた事業などの検討のため都道府県歯地域保健・産業保健・介護保険担当理事連絡協議会を12月14日に日歯会館で開く。

診療・介護報酬同時改定 関係方面と折衝開始-宮村日歯副会長が報告

日本歯科医師会の宮村一弘副会長は、平成24年度診療・介護報酬同時改定について、関係方面と折衝を始めていることを明らかにした。7月23日に開かれた北海道・東北地区歯科医師会担当理事協議会の来賓あいさつで述べたもの。