平成23年度入学者数 技工学校は減少、衛生士学校は回復傾向

平成23年度の歯科技工士養成学校の入学者数は前年度に比べ減少し、歯科衛生士養成学校は増加した。全国歯科技工教育協議会と全国歯科衛生士教育協議会の調べで分かった。歯科技工士養成学校数は57校中55校、歯科衛生士養成学校は153校中151校で学生を募集し、入学者数はそれぞれ147人減の1,381人、約700人弱増の7,263人となっている。

日歯会員有功章 7人が受賞

日本歯科医師会(大久保満男会長)は9月9日の第169回代議員会で7人の日歯会員有功章受賞者への表彰式を執り行った。沖縄の髙良政利氏、長野の林昭氏、高知の織田英正氏、和歌山の井関功氏、熊本の堤直文氏、岡山の大塚彰氏、神奈川の橋本弘氏が選ばれた。

第三次補正予算で追加支援628億円を要望-厚労省

厚労省は平成23年度第三次補正予算案で財務省に要求する主な項目を9月9日に発表した。東日本大震災での医療施設や社会福祉施設の災害復旧費関係は628億円となっている。第一次補正予算で確保した医療施設等の災害復旧費906億円の追加支援となる。

台風12号 近畿・東海で被害多数

西日本を中心に豪雨災害をもたらした台風12号による歯科診療所の被害状況は、本紙が9月20日まで三重県、和歌山県、大阪府、岡山県の歯科医師会に問い合わせたところ、床上浸水が14軒にのぼることが分かった。

社会保障給付費の概念整理で検討会-厚労省

社会保障給付費の概念や内容の整理を目的とした検討会の設置について、厚労省は8月29日に開かれた社会保障審議会で報告した。

訃報・大森一昌氏

前神奈川県歯科医師会会長の大森一昌(おおもり・かずよし)氏は9月10日、死去した。78歳。同氏は昭和7年12月17日生まれ。日本大学歯学部卒業。平成13年に同県歯会長。15年から日歯代議員、日歯連盟副会長、同会長代行などを歴任。

骨リモデリング〝指令細胞〟を発見

骨細胞が、破骨細胞を育てて骨を作り替える指令を出していることを、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子情報伝達学分野の高柳広教授と中島友紀助教のグループが明らかにした。

防災協定を締結-神歯大と横須賀市

神奈川歯科大学(鹿島勇理事長)は、地震など緊急災害時における帰宅困難者の避難受け入れ施設提供に関する防災協定を横須賀市と締結した。9月5日には同大で締結式が行われた。

歯科技工加算「要件はおおむね妥当」-中医協検証部会

中医協診療報酬検証部会は、平成22年度診療報酬改定で導入した歯科技工加算について「算定要件および施設基準の設定はおおむね妥当」とする報告書を9月7日に開かれた中医協総会に報告した。

次期参院選 候補擁立を大筋で合意

日本歯科医師連盟(髙木幹正会長)は9月16日に東京・市谷の歯科医師会館で第114回評議員会を開き、平成25年に予定されている参議院比例代表選挙で職域代表候補者を擁立することを大筋で合意した。執行部は来年3月の評議員会で正式に上程する。どの政党から擁立するかは白紙の状況。

歯科への配慮求める-日歯・連盟が厚労相に要望書

日本歯科医師会と日本歯科医師連盟は、小宮山洋子厚労大臣に対し、第三次補正予算で東日本大震災の被災住民への安定、継続的な歯科診療を提供するため、歯科に特段の配慮を求める要望書を提出した。