HPの在り方指針 誇大表現を制限-厚労省

厚労省の医療情報の提供のあり方等に関する検討会(座長・長谷川敏彦日本医科大学教授)は6月29日の会合で、「医療機関のホームページ(HP)の内容の適切なあり方に関する指針」(医療機関ホームページガイドライン)を大筋で了承した。パブリックコメントの収集を経て、8月末ごろをめどに都道府県、関係団体に通知する予定。

指導の在り方で日歯と厚労省が勉強会

保険指導の在り方などについて、日本歯科医師会と厚労省保険局医療課医療指導監査室による勉強会が6月22日に行われた。勉強会は、日歯が5月下旬に、厚労省に保険指導の運営を含めて定期的に協議する場の設置などの要望書を提出したのを受けて開かれたもので、今回は意見交換が行われた。

日歯会員死因調査 「がん」31%、「自殺」2.7%

日本歯科医師会の福祉共済制度加入者で平成23年度に亡くなった会員671人の死因調査で、トップは悪性新生物の209人だった。また、自殺は7位の18人で前年度に比べ、4人増え、順位は二つ上昇した。自殺者の平均年齢は55.1歳。

参院選候補選考に政局混迷が影響か

日本歯科医師連盟は来年夏の参議院比例代表選挙に候補者を擁立する。今後、候補者選考を本格化させるが、消費税増法案などで民主党が分裂。歯科医師で同党の水野智彦衆議院議員らが離党届の提出からわずか1日で離党を撤回するなど与党内は混乱している。こうした与党内の混乱は政局の混迷に拍車をかけており、来年の参議院選挙候補者選考の絞り込みについても9月以降になる可能性が出てきている。

創立100年で式典-岐阜県歯

「先人に学び、未来を拓こう!~輝きある歯科界の創造に向けて」をテーマに掲げた岐阜県歯科医師会の創立100周年記念式典が6月30日に、岐阜市の岐阜グランドホテルで開催された。会員、県内の行政、警察、国会・県議会議員、医療団体関係者のほか、全国からも道府県歯会長、歯科関連団体関係者ら合わせて約500人が出席した。

代議員会で定款改正など14議案を可決-兵庫県歯

兵庫県歯科医師会(豊川輝久会長)は、第149回通常代議員会を6月30日に開き、一般社団法人移行認可申請に向けた定款改正や平成23年度一般会計決算、24年度一般会計収支補正予算など14議案を可決した。

訃報 平塚哲夫氏-元京都府歯会長

元京都府歯科医師会会長で、元日本歯科医師会代議員の平塚哲夫(ひらつか・てつお)氏は3日、死去した。89歳。

京都歯科医療技術専門学校 創立50周年祝う

京都府歯科医師会会立の京都歯科医療技術専門学校(平塚靖規学校長)は「創立50周年記念式典」を6月30日に京都市のリーガロイヤルホテル京都で開いた。

慢性疾患への対応 医科・歯科連携による生活習慣病対策-千葉・東京保険医協東京歯科保険医協

「医科歯科連携による生活習慣病対策を考える」をテーマに千葉県保険医協会、東京保険医協会、東京歯科保険医協会は1日、東京保険医協会セミナールームで医科歯科連携研究会2012を開催した。講師は、タニタ社長の谷田千里氏、慶應義塾大学看護医療学部教授で肝臓内科医の加藤眞三氏、東京都開業で循環器内科医の申偉秀氏、三先内科クリニック(千葉県)の臨床検査技師の東内昭江氏、千葉県開業で歯科医師の三辺正人氏。座長は、千葉県開業で糖尿病専門医の栗林伸一氏。

政局ではなく学問的見地から議論 一体改革を考えるシンポ-増税に肯定的な意見多数

社会保障と税の一体改革を考えるシンポジウムが立教大学経済学部と同大学経済研究所の主催で6月28日に東京・池袋の同大キャンパスで開かれた。政局に絡めた報道が多い問題だが、深い学問的議論が少なく、国民的な合意に至る道筋が明確でない。同シンポは論点を整理するのが目的だ。社会保障改革については、厚生労働省から武田俊彦参事官、研究者の立場から菅沼隆立教大学経済学部教授が、税制抜本改革については財務省から佐藤慎一審議官と中村稔主税局課長、研究者の立場からは三木義一青山学院大学法学部教授が講演。座長を池上岳彦立大経済学部教授が務めた。

電子レセ請求4月 歯科は2万7,991施設

社会保険診療報酬支払基金による平成24年4月診療分の歯科医療機関の電子レセプト請求は2万7,991施設となり、前月に比べ747施設増えた。歯科医療機関の総請求施設数に占める割合は39.4%で、前月よりも1.1%伸びた。

歯科医療機関の総請求施設数は7万1,110施設で、前月に比べ36施設増えた。電子レセ請求のうちオンライン請求は前月比82施設増の4,549施設。総請求施設数に占める割合は前月比0.1%増の6.4%となった。

社会保障・税改革法案 廃案等を要求-大阪府保険医協

衆議院本会議を通過した社会保障と税の一体改革関連8法案について、参議院での即時廃案と衆議院の解散総選挙を求める「談話」を大阪府保険医協会政策部長の戸井逸美氏が発表した。

戸井部長は談話の中で、関連法の政府案が50以上の変更を加えられた点があったのを指摘し、「13時間余の審議で国民の声を聞く公聴会も開かず採択されたのは議会制民主主義に対する暴挙であり、容認できない」とした。

NTTデータの日歯レセコン「レセック」 〝クラウドアワード〟で受賞

社会に有益な日本のASP・SaaS・クラウドサービスを選ぶ「第6回ASP・SaaS・クラウドアワード2012」で、NTTデータの日本歯科医師会会員向けレセプト請求用ASPサービス「レセック」がASP・SaaS部門の社会・業界特化系グランプリに選ばれた。

同アワードはNPO法人ASP・SaaSクラウドコンソーシアム(ASPIC)が主催するもので、ASP・SaaS・クラウドの利用促進と市場創造による社会情報基盤の確立を目的としている。今回は112サービスの応募があった。