パレスチナ難民の子供に歯科治療 日本から器材等を支援

「パレスチナ難民を忘れない―レバノン戦争から30年、難民キャンプの現在と歯科支援」と題した講演会が15日に東京・御茶ノ水の中央大学駿河台記念館で開かれた。主催はNPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」(北林岳彦代表)。レバノンでは、60年以上にわたり約30万人のパレスチナ人が難民生活を送っており、これまで内戦やイスラエル軍による虐殺事件など多くの人が犠牲になってきた。過酷な状況下で活動するNGOの一つに、難民キャンプでの歯科支援を行う「子ども歯科」がある。

医療等ID構想「実現には課題残る」-厚労省有識者会議が報告書を大筋で了承

医療・介護分野の情報活用で全国民に付与する「医療等ID」構想について、厚労省の「社会保障サブワーキンググループ・医療機関等における個人情報保護のあり方に関する検討会合同会議」は、12日の会合で「実現に向けて大きな課題がある」とする報告書を大筋で了承した。原案では、行政事務の効率向上や国民自ら健診情報を閲覧できるなどのメリットを強調し、導入の必要性を訴えていたが、報告書は、慎重論を唱えていた日本医師会や日本歯科医師会などに配慮した内容となった。同省は18日から10月17日までホームページ上で、報告書に対するパブリックコメントを募集している。

日歯連盟評議員会「人物本位」で推薦-衆院選への対応で髙木会長

日本歯科医師連盟(髙木幹正会長)は、第116回評議員会を21日に東京・市谷の歯科医師会館で開き、平成23年度一般会計収支予算など6議案を可決し、次期衆、参議院選挙の対応について議論した。解散時期が注目される第46回衆議院選挙の基本方針について執行部は、「都道府県歯連盟の推薦方針を拘束しない」とした上で、「歯科医療政策に理解があって、協力・連携がとれる候補者」と、あくまでも人物本位での推薦を強調した。従来の方針は「原則、政権与党」としていたが、混迷する政治情勢に柔軟に対応するために今回は「人物本位」で推薦を決める。また、次期参議院比例代表選挙の候補者については、10月31日の臨時評議員会で決定する考えを示した。

東日本大震災の診療報酬特例措置 来年3月まで延長-中医協総会で了承

東日本大震災による診療報酬特例措置について、平成25年3月31日までの延長を、19日に開いた中医協総会で了承した。歯科関係では仮設の建物による保険診療と岩手、宮城、福島の3県のみに適用されるクラウンブリッジ維持管理料の2項目。

防災の功労で日歯が総理大臣賞

平成24年防災功労者内閣総理大臣表彰式が10日に都内で行われ、日本歯科医師会など141団体、3個人が表彰された。災害時における人命救助や被害拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及や防災体制の整備の面で功績があった団体・個人に贈られるもの。

参院選・選挙区の対応で島村氏を全面支援-神奈川県歯連盟

神奈川県歯科医師連盟(富田篤会長)は20日に平成24年度第1回評議員会を横浜市内の県歯会館で開いた。来年7月の参議院選挙で神奈川選挙区から自民党公認で出馬する前日歯連盟理事長・前神奈川県歯連盟理事長の島村大氏への対応について協議で話し合い、全面的に支援することを確認した。

民主党・水野智彦議員「減税日本」入りを否定

「減税日本」入りが一部日刊紙で報じられていた民主党の水野智彦衆議院議員は、同党への移籍を強く否定した。

座談会「歯科医学会総会三役に聞く 主旨と意気込み」

歯科医療・医学の集大成が示される4年に一度の日本最大イベント、第22回日本歯科医学会総会(主幹校・大阪歯科大学)が11月9日から3日間、大阪市の大阪国際会議場およびインテックス大阪で開かれる。「お口の健康 全身元気―各世代の最新歯科医療」をメーンテーマに多種多様な講演、シンポジウムが企画されている。総会の意義や、21年ぶりとなる大阪開催への意気込み、プログラム編成の意図などについて、川添堯彬会頭(大阪歯科大学理事長・学長)と田中昭男準備委員長(同教授)、諏訪文彦事務局長(同教授)の同総会三役に聞いた。

24年5月末歯科診療所 6万8,511施設

厚労省の施設動態調査による平成24年5月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,511施設で、前月より26増えた。

開設者別歯科診療所数の個人は前月より28施設減って5万6,535施設、医療法人は54増えて1万1,343施設となっている。

日臨矯が公益社団に-矯正系全国組織で初の取得

日本臨床矯正歯科医会(浅井保彦会長)は、公益社団法人への移行認定を内閣総理大臣から14日付で受けた。20日に東京都中央区の佃区民館で開いた会見で発表したもの。

リース協会7月金額 医療機器のリース増加傾向

2012年7月の医療機器のリース取扱高は、2,105億5,200万円で前年同月に比べて18.5%伸びた。取扱件数は4,893件で、7.2%の増。リース事業協会の調べによるもので、リース全体でも7.6%の伸びとなった。同調査は会員企業を対象にしたもので、224社に行った。

名称変更

アストラテック(本社・東京都中央区、桐山裕二社長)は1日付でデンツプライIHと社名を変更した。