日本歯科新聞 | 2012年11月6日付
次期参院選の比例代表候補者 石井氏に決定
日本歯科医師連盟(髙木幹正会長)は、第117回臨時評議員会を東京・市谷の歯科医師会館で10月31日に開き、来年7月に予定されている参議院比例代表選挙の推薦候補者に自民党参議院議員の石井みどり氏を正式に決定した。石井氏は「歯科医療を後退させることがあってはならない。歯科医師が矜持とプライドを持ち、職務を全うできるため、立法政策に全身全霊で取り組む」と決意を表明した。日歯連盟は、評議員会の結果を自民党に報告し、公認手続きを進める。また同日、後援会活動を加速させるために選挙対策推進本部会を設置した。
日歯会長選で関東6県歯が大久保氏に出馬要請
茨城、栃木、群馬、山梨、神奈川、埼玉の6県歯科医師会は、次期日本歯科医師会会長選挙で現職の大久保満男氏に出馬を求める要望書を1日に提出した。
秋の叙勲 歯科関係で27人受章
平成24年秋の叙勲受章者が3日に発表され、歯科関係者では厚労省関係で、日本歯科医師会副会長の宮村一弘氏(71)と日本歯科衛生士会会長の金澤紀子氏(71)の旭日小綬章を始め20人、文科省関係では日本歯科大学名誉教授の古屋英樹氏(76)を始め7人が受章した。
秋の褒章 竹田氏と八野氏が藍綬を受章
平成24年秋の褒章受章者が2日に発表された。厚労省関係の歯科では、徳島県歯科医師会副会長の竹田信也氏(61)と元日本歯科器械工業協同組合副理事長の八野光俊氏(64)の2人が、多年にわたり保健衛生関係団体の要職にあって業界の向上への寄与が認められ、藍綬褒章を受章した。
生活習慣とがんに焦点-青森で第33回全国歯科保健大会
第33回全国歯科保健大会が「8020健康社会─生活習慣とがん予防」をテーマに、青森市のリンクステーションホール青森で、10月27日に開かれた。基調講演や特別講演、フォーラムを通じ、口腔ケアなどの歯科的措置ががん治療に果たす役割を再認識した。そして、歯科口腔保健法に基づく歯科医療、歯科保健活動によって国民の生活を支援していくとの「大会宣言」を採択した。
「患者負担増、やむを得ない」-民主の仙谷議員が発言
民主党副代表の仙谷由人衆議院議員は、患者窓口負担問題で「もっと増えてもやむを得ない」との認識を示した。10月25日の医療経済フォーラム・ジャパン主催の第11回公開シンポジウムで発言したもの。
電子レセ8月診療分 歯科は2万9,972施設
社会保険診療報酬支払基金は、平成24年8月診療分の電子レセプトによる請求状況を発表した。歯科医療機関の電子レセ請求施設数は2万9,972で、前月よりも439施設増え、全請求医療機関数に占める割合は42.1%となり、0.6ポイント伸びた。
請求件数は500万3,686件で、件数は前月より2万3,289件減った。件数は対前月比で2カ月連続の減少。ただし、全請求件数に占める割合は前月よりも0.8ポイント伸びて50.8%となった。
歯科の全請求件数は前月、前々月と1千万件を超えているが、今月分は984万9,568件と、100万件以上減少した。全請求歯科医療機関数は7万1,190施設で、前月に比べると5施設の減にとどまっている。
「一部負担」を保険者徴収-日医総研が提案
医療費の一部負担金の取り扱いについては、保険医療機関での窓口払いが義務化されている。日医総研は、「保険者が一部負担金を徴収すべき」との考えに基づき、患者視点を組み入れた新たな医療保険制度改革を提案するワーキングペーパー「IT時代の公的医療保険制度―一部負担金の保険者徴収」をまとめた。 患者の一部負担金は昭和18年4月に強制一部負担制度として実施された。その後、廃止、任意、定額制、定率制などを経て現在に至っている。