4年に一度の学術祭典 大阪で歯科医学会総会

4年に一度開催される日本の歯科界最大の学術イベント、第22回日本歯科医学会総会(川添堯彬会頭)が9~11日に大阪市の大阪国際会議場およびインテックス大阪で開かれた。主催は日本歯科医師会と日本歯科医学会。

「お口の健康 全身元気―各世代の最新歯科医療」をメーンテーマに、多彩なプログラムが組まれた。

厚労省がチーム医療実証で医・歯連携の13事業 医療の質や安全の検証等を報告

医科・歯科連携や急性期・慢性期医療など医療サービスの安全性や効果などを実証するため65施設、115チームの平成23年度チーム医療の実証事業報告書を厚労省が発表した。医療の質や安全性の向上、高度化に伴い医療従事者の業務も多様化し、各分野でいろいろなチーム医療を実践されていることを踏まえて、医療関係者の協力を得ながら行われた。

医科・歯科連携事業は7施設、13事業で、事業名は岩手医科大学附属病院歯科医療センターの「睡眠時無呼吸診療チーム」「顎変形症診療チーム」「口唇・口蓋裂診療チーム」「顎顔面骨折診療チーム」「小児科入院患児に対する口腔管理チーム」「全身麻酔下手術予定者における術前の口腔ケアチーム」「包括的医・歯・薬連携プロジェクト」、静岡県の聖隷三方原病院の「総合的口腔衛生管理チーム」、東京の武蔵野赤十字病院の「口腔ケアチーム」、東京の三井記念病院の「口腔ケアチーム」、大分の湯布院厚生年金病院の「ゆふ医科歯科連携チーム」、埼玉の秩父生協病院の「療養病棟パタカラチーム」、東京の昭和大学歯科病院の「初期口腔がん診療チーム」。

医療経済実態調査「単年度のみ」で合意-中医協小委

中医協は調査実施小委員会を10月31日に開き、次回の医療経済実態調査について回答率の改善や6月単月調査の有無などの論点について議論した。

6月単月調査の有無の議論では、これまで単月調査のみで把握していたデータも年度調査で把握することが可能とする説明が厚労省からあり、診療側、支払側双方ともに「年度調査のみの実施で良い」とする意見でまとまった。

ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー 剛力さん、スギちゃん受賞

今年最も笑顔がすてきだった著名人に贈られる「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2012」に女優の剛力彩芽さんとバラエティータレントのスギちゃんが選ばれた。

協会けんぽへの財政措置 来年度以降の対応審議-社保審部会

厚労省は社会保障審議会医療保険部会を7日に開き、来年3月で期限が切れる全国健康保険協会(通称・協会けんぽ)への財政措置について意見交換した。同協会の小林剛理事長は、厳しい財政状況を説明した上で、国庫補助率の引き上げや70~74歳の患者窓口負担の引き上げを求めた。部会は来年度の予算編成までに一定の意見集約を図りたい考えだ。

代議員会で公益社団移行を可決-日医

日本医師会(横倉義武会長)は第127回臨時代議員会を10月28日に東京・駒込の日医会館で開き、公益社団法人への移行認定申請およびそれに伴う定款・諸規則規定の変更、平成23年度決算の2議案を賛成多数で可決した。来年4月の法人移行を目指して準備を進める。

「胃ろう」反対が52.5%-全国1,200人対象に介護の意識調査

自身の「胃ろう」について、半数以上は「反対」、4割が「分からない」と答え、「賛成」は7.4%と1割に満たないことが、11月11日の「介護の日」に合わせた介護に関する意識調査で分かった。調査は、有料老人ホームや高齢者住宅を運営するオリックス・リビング(本社・東京都港区、森川悦明社長)が、全国の40歳以上の男女1,238人(男性681人、女性557人)に実施、今回が5回目となる。

大阪で21年ぶりに開催 日本デンタルショー2012

日本最大の歯科展示会「日本デンタルショー2012」(主催・日本歯科商工協会)が大阪市のインテックス大阪で9~11の3日間、開かれた。日本歯科医学会総会の併催行事として開かれたもので、テーマも同じ「お口の健康 全身元気―各世代の最新歯科医療」。大阪での開催は21年ぶり。