都内のインプラント事故 歯科医に有罪判決

東京の歯科医院で、インプラント手術により下顎の舌側口腔底の血管を損傷させ、患者が死亡した事故で、東京地裁は3月4日、東京都中央区の歯科医師に業務上過失致死の罪として禁錮1年6カ月執行猶予3年(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。歯科医師は即日、控訴した。

日学歯会長予備選 愛媛の清水氏が勝利

日本学校歯科医会の会長予備選挙開票が3月8日に行われ、愛媛県歯科医師会会長の清水惠太氏が、品川学校歯科医会会長の丸山進一郎氏を破って勝利した。

日歯が警察庁に死体取扱規則等で要望

「死体取扱規則案」と「警察等が取り扱う死体の死因又は身元の調査等に関する法律施行令」について日本歯科医師会は、「歯科医師の業務に係わる法的な裏付けは脆弱」として、「歯科医師」の文言の追記を求めるパブリックコメントを警察庁に提出していることが分かった。

都歯代議員会 高橋氏が会長に初当選

東京都歯科医師会(高橋哲夫会長代行)は3月7日、第181回代議員会を東京・市谷の歯科医師会館で開いた。任期満了に伴う会長選挙では、会長代行の高橋氏が無投票で初当選を決めた。

東医歯大東京同窓会 叙勲受章者など祝う

東京医科歯科大学歯科東京同窓会(渡辺三雄会長)は、平成24年度に叙勲および東京都功労者表彰を受けた4人を祝う会を2月28日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで開いた。受賞者は旭日双光章の畑田徹三、渡辺三雄、東京都功労者表彰の橘樹俊英、宮内均の4氏。

23年度 歯科健診・保健指導 前年度より23万人増加

平成23年度に保健所および市町村が実施した「歯科健診・保健指導」で指導を受けた人は473万8,243人(延べ数)と前年度よりも22万9,683人多かった。厚労省が発表した「地域保健・健康増進事業報告の概況」によるもので、同指導を受けた人数は19年度以降、450万人台で推移しており、大幅な増となっている。

10月歯科医療費・支払基金 件数・点数とも4%以上増加

社会保険診療報酬支払基金による平成24年10月診療分の総計確定件数は8,059万1千件、点数1,257億7,886万3千点で前年同月に比べ、件数は6.1%、点数は6.7%増加した。歯科は976万件、121億8,006万7千点で、前年同月に比べ、件数は4.5%、点数は5.2%増加した。

10月歯科医療費・国保 市町村の金額5.7%増加

国保中央会がまとめた平成24年10月診療分の総医療費は市町村国保と国保組合、後期高齢者を合わせて2兆1,831億円で、うち後期高齢者分は1兆1,762億円だった。歯科医療費は市町村が735億円で、対前年同月比で5.3%増。組合は50億円で2.7%増。後期高齢者は417億円で11.6%増加した。

電子レセ12月 歯科請求件数の53.4%に

歯科医療機関の電子レセプト請求件数は、24年12月診療分で全請求件数に占める割合が53.4%となり、歯科で数値が発表された21年度末に比べ17.8倍に伸びた。社会保険診療報酬支払基金の「電子レセプト請求普及状況」によるもの。

病院を選ぶ理由 外来は「過去の受診歴」がトップ

病院を選ぶ理由として外来は「以前に来たことがある」、入院は「医師による紹介」が最も多かった。厚労省が2月26日に発表した「平成23年受療行動調査(確定数)」によるもので、外来は病院の規模(種類)によって異なり、大病院では「医師による紹介」、小病院や療養病床を有する病院は「自宅や職場・学校に近い」、中小病院は「以前に来たことがある」がトップ。入院は規模別の各病院とも「医師による紹介」が最も高い割合を占めた。

歯科大・歯学部 禁煙化が進む

教室や学内事務室の禁煙が100%になるなど、29歯科大学・歯学部の学内敷地内の無煙環境がここ10年で向上している。歯科喫煙問題研究会(北川純代表)のアンケート調査で明らかになったもの。

危機管理の要点を解説-医機連

日本医療機器産業連合会(荻野和郎会長)は3月1日、第5回リスクマネジメントセミナー「広がる医療機器リスクマネジメント関連規格への対応」を東京都港区のニッショーホールで開いた。

医療費削減で歯科医療の推進提言-自民党・河野衆議員

自民党の河野太郎衆議院議員は、今後の社会保障費の在り方について「適正化は避けて通れない」とした上で「歯科医療で医療費が削減できるなら、積極的に歯科医療を推進すべきだ」との認識を示した。3月2日に開かれた神奈川県歯連盟主催のデンタルミーティングで述べたもの。

診療報酬改定で岩手・箱崎氏が執行部に要望-全国連盟会長会議

岩手県歯科医師連盟の箱崎守男会長は、次期診療報酬改定の医科、歯科、調剤の財源配分比について民主党政権時代と同様の「1対1.1対0.4」を求めた。3月8日に開かれた都内の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師連盟(高木幹正会長)の都道府県歯科医師連盟会長会議で発言した。