「公益社団法人」日歯スタート

日本歯科医師会は4月1日から公益社団法人としての運営を開始した。同日、歯科医師会館での臨時記者会見で大久保満男会長は、「もともと公益性の高い事業を行ってきた。公益社団法人となっても直ちに会の運営方針などに影響することはない」とし、一般社団法人として事業を続ける地域歯科医師会との運営上の違いはないとの考えを示した。

HCVとHIV アメリカの歯科医院大規模な院内感染か

C型肝炎ウイルス(HCV)、エイズウイルス(HIV)に感染した患者が「歯科医院以外に感染経路は考えられない」とアメリカ・オクラホマ州保健当局に訴え、当局が3月28日、同州タルサで開業する歯科口腔外科医師スコット・ハーリントン氏の患者7千人に対し、血液検査を受けるよう勧告した。

学校歯科健診評価 負担軽減等で検討委が答申-日学歯

日本学校歯科医会の「学校での歯科健康診断の評価に関する検討委員会」は、大規模校での学校歯科医の負担軽減や、臨時歯科健康診断の実施、歯科健康診断現場の環境整備などが必要とする「答申書」を3月27日付で発表した。

日歯連盟会長選 高木氏が再選

日本歯科医師連盟(高木幹正会長)は3月22日、東京・市谷の歯科医師会館で第118回評議員会を開き、任期満了による役員選で会長に現職の高木氏、監事に現職の佐藤博嗣と中村昌人、現理事の許斐義彦の3氏を決めた。そして、平成25年度事業計画、予算等の8議案を決めた。任期は7月1日から2年間。

歯科衛生士国試 合格率は96.2%

厚労省は3月27日、第22回歯科衛生士国家試験の合格者を発表した。受験者は6,064人、合格者5,832人で合格率96.2%。前年と比較して合格者は2,325人、合格率は0.4%増加した。

医師国試 合格率は89.8%

厚労省は3月19日、第107回医師国家試験の合格者を発表した。出願者8,798人、受験者数8,569人に対し、合格者は7,696人、合格率は89.8%だった。

全歯連 役員任期を7月まで延長

全国歯科医師国民健康保険組合連合会(小澤孜会長)は3月19日、東京・市谷のアルカディア市ヶ谷で平成24年度第2回通常総会を開き、25年度事業計画やそれに伴う歳入歳出予算等を可決した。また、書面表決事例の役員等の任期変更に関わる規約および選挙規定の一部改正では、役員任期を8月1日からとし、現役員の任期の7月31日までの延長を全組合が賛成したと執行部が報告した。日歯の公益社団法人移行に伴うもので、4月1日からの施行となる。

一般社団への移行 日学歯は6月以降の見通し

日本学校歯科医会(金森市造会長代行)の第82回総会が3月27日、東京・市谷の歯科医師会館で開かれた。学校歯科医生涯研修制度規則の一部改正や、25年度事業計画、同年度収支予算の3議案を可決した。

設立50周年で記念の会-全衛協

全国歯科衛生士教育協議会(松井恭平会長)は3月26日、設立50周年記念の会を東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで開いた。松井会長はあいさつで、この10年の同協議会の歩みを紹介。歯科衛生士学校養成所指定規則改正や3年制教育のスタート、ベーシック・モデル・カリキュラムと歯科衛生学教育コア・カリキュラムの提示、厚生労働科学研究費などによる歯科医衛生士教育の検討などを振り返り、歴代執行部の尽力と周囲の協力に感謝の意を示した。

75の自治体が条例施行-歯科口腔保健の推進

歯科口腔保健の推進に関する条例が今年新たに5県、1特別区、14市町で施行され、4月1日現在の条例施行地方公共団体は34道府県、2特別区、39市町の計75に上る。

支払基金の審査情報 処置等6事例を公開

社会保険診療報酬支払基金は、「処置」など3項目の歯科報酬算定取扱いに関わる新規6事例の審査公開情報を発表した。

日本は医療観光熱心でない-華人系ネット新聞報じる

日本で暮らす中国人向けの中国語ネット新聞「中文導報」は2月18日付で、日本の医療機関が医療観光に熱心ではないと報じた。医療観光が広がらない理由として、海外の富裕層に日本の医療への高いニーズはあるものの、医療機関側が消極的で、政府の「海外患者受け入れ認証」の費用に60万円以上、院内掲示物の外国語表示などの設備投資に対して、診療報酬上のメリットが少ない点が理由だとしている。

歯科診療所の復興状況 元の場所で再開 6割弱

東日本大震災から2年が経過し、岩手、宮城、福島、茨城、千葉で全壊・大規模半壊および福島第一原発事故により避難した歯科医師会会員272人のうちで、ほぼ元の場所で復旧し、診療を再開したのは156人、57.4%と復興が思うように進んでいない実態が明らかになった。

待合室から医療を変革-東大プロジェクト班がシンポ

「待合室から医療を変えようシンポジウム」が3月24日、東京都文京区の東京大学本郷キャンパスで開かれた。主催は東京大学公共政策大学院医療政策教育・研究ユニット医療政策実践コミュニティ待合室から医療を変えようプロジェクト班。待合室での問題点の解決や、医科歯科の病院・各科、診療所を合わせると約30万カ所にも及ぶ待合室に斬新な機能を付与して新しい価値を生み出す場に変えられないかを模索した。

明倫短期大学 河野氏が学長就任

歯科技工士学科、歯科衛生士学科を有する明倫短期大学の学長に、新潟大学名誉教授の河野正司氏が4月から就任した。花田晃治学長の任期満了に伴うもので、任期は平成27年3月31日まで。

医機連 新会長に中尾浩治氏

日本医療機器産業連合会は3月22日、平成25年度役員改選記者会見を東京都千代田区のKKRホテル東京で開いた。会長に就任した中尾浩治氏はあいさつで、政府により成長産業として位置付けられた医療機器の需要について「世界的な人口増加や高齢化、経済動向、科学技術の進化などからみても、長期にわたって持続的成長を続ける市場分野」と説明した。

デジコミュフェア 1,567人が来場

CTや電子カルテシステム、レセコン、画像管理ソフトなど歯科関連デジタルツールを集めた展示会「デジタルコミュニケーションフェア2013」が3月23、24の両日、東京・秋葉原のアキバ・スクエアで開かれ、1,567人が来場した。主催は日本歯科コンピュータ協会。

医院デザインフェア 1,499人が来場

歯科医院の空間づくりなどに関わる展示を集めた「医院デザインフェア2013」が3月23、24の両日、東京・秋葉原のアキバ・スクエアで開かれ、1,499人が来場した。主催は日本歯科新聞社。

参院選の神奈川選挙区の島村氏が決意表明

7月の参議院選挙に神奈川選挙区から出馬する自民党公認で前神奈川県歯連盟理事長の「島村大氏とこれからの目指すべき社会保障制度を考える会」が3月16日、横浜市内のローズホテル横浜で開かれ、多くの支援者らが集まった。主催は東京歯科大学神奈川県支部連合同窓会島村大後援会。

東京選挙区の武見氏励ます-参院選で企業協

日本歯科企業協議会(中山茂男会長)は3月27日、次期参議院選挙で東京選挙区から出馬する自民党の武見敬三参議院議員を励ます会を東京・新橋の第一ホテル東京で開いた。