日本歯科新聞 | 2013年5月7日付
日歯会員平均年齢 高齢化に拍車
日本歯科医師会が発表した「会員年代別構成表」によると、平成25年3月末(24年度末)現在の会員数は6万4,707人、平均年齢は57歳10カ月で、前年度末に比べ178人減り、年齢は6カ月高くなった。
歯科の叙勲27人、褒章3人
政府は4月29日、平成25年の春の叙勲受章者を発表した。歯科の厚労省関係では、合わせて16人。文科省関係では11人。一方、4月28日発表の藍綬褒章は3氏が受章した。
個別指導等の改善求め、厚労省に要望書-日歯・堀常務
日本歯科医師会は、堀憲郎常務理事名で、医療保険に関わる個別指導、共同指導に関する要望書を厚労省保険局医療課医療指導監査室長に4月25日付で送付した。早期是正すべき事項として(1)高点数による個別指導の選定除外基準「月のレセプト数10件」を「50件」に変更(2)高点数の指導結果が「概ね妥当」とされた医療機関を5年間程度、指導対象から除外を挙げた。
第三者機関で専門医を認定-厚労省検討会
医師の専門医の在り方について、厚労省の検討会は「中立的な第三者機関を設立し、専門医の認定と養成プログラムの評価・認定を統一的に実施する」などを提言した報告書を4月22日に取りまとめた。日本の専門医制度は、これまで各領域の学会が独自に設け、運用してきた。しかし、専門医の認定基準が統一されていない上、専門医として有すべき能力の捉え方について医師と国民との間にギャップが見られるという。
全国の歯科技工士会 法人移行は公益3、一般23
公益法人制度改革に伴い都道府県歯科技工士会で、4月17日現在、公益社団法人移行は3県、一般社団法人移行が23都県(ただし、宮城と島根は新規設立)となる。日本歯科技工士会の調べによるもの。
こども会議開催-夢みるこども基金
夢みるこども基金の「こども会議」が3月31日に福岡市内で開催された。これは、「私のかなえたい夢」をテーマに全国の小中学校から集まった作文、絵のコンクールで選ばれた23人が、7月27~28日に開催するイベントの企画を決める会議。今年、作文、絵を合わせて2,786点の応募があった。
口・顔の形成に関与の細胞接着因子発見-阪井阪大教授ら
大阪大学大学院歯学研究科の阪井丘芳教授らの研究グループは、口・顔を形成するための口蓋突起の初期接着に重要な役割をしている細胞接着因子「CEACAM1」を発見した。同研究成果により、口唇裂・口蓋裂など形成異常の予防・治療の研究促進に期待がかかる。
再生医療の安全確保-厚労省委員会が報告書
「再生医療の安全性確保と推進のための枠組み構築について」の報告書を、厚労省厚生科学審議会科学技術部会の専門委員会がまとめた。委員会は、現時点で迅速な対応が必要と考えられる方向性について取りまとめたとして、厚労省での具体的な法制化の作業推進に期待し、再生医療の実用化に向けた引き続きの議論を求めている。
社保・12月歯科医療費 件数は2.8%、点数1.9%増
社会保険診療報酬支払基金による平成24年12月診療分の総計確定件数は8,198万4千件、点数1,239億6,749万6千点で前年同月に比べ、件数は4.5%、点数は2.6%増加した。歯科は988万1千件、117億8,745万7千点で、前年同月に比べ、件数は2.8%、点数は1.9%増えた。
国保・12月歯科医療費 市町村は2.1%減も後期高齢は2.7%増
国保中央会がまとめた平成24年12月診療分の総医療費は市町村国保と国保組合、後期高齢者を合わせて2兆1,166億円で、うち後期高齢者分は1兆1,541億円だった。歯科医療費は市町村が679億円で、対前年同月比で2.1%減。組合は47億円で3.4%減。後期高齢者は385億円で2.7%増加した。
TPPと歯科流通で講演会-日本歯科新聞社
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に日本が交渉参加を決めたことに関連し、TPPと歯科業界との関連について、4月18日、長らく歯科の国際流通について取材してきた本社の水谷惟紗久雑誌編集長が講演した。
約2千人が来場-岡山で中国・四国デンタルショー
2013年中国・四国デンタルショーが4月13、14の両日、岡山市のコンベックス岡山で開かれた。歯科医師ら1,935人が来場した。主催は中国歯科用品商協同組合、四国歯科用品商協同組合。
歯科技工問題検討で自民党内に議員連盟
自民党内で歯科技工関連の問題を検討する議員連盟の立ち上げ準備が進められているのが、本紙の調べで分かった。これまで自民党を中心とした歯科技工問題を話し合う懇談会は存在していたが、議員連盟は今回が初めて。
70~74歳医療窓口負担 首相が2割検討示唆
安倍晋三首相は4月16日の衆議院予算委員会で、特例措置で1割に据え置いている70~74歳の医療費窓口負担について「基本的には原則の方向に向けて実施していきたい」と述べ、本来の負担割合である2割への引き上げを検討する考えを示した。
石井選挙の支援者名簿 4月下旬までで38万人
7月の参議院選挙に出馬する石井みどり参議院議員の支援者名簿が4月26日までに38万人集まった。日本歯科医師連盟(髙木幹正会長)が同日に開いた会見で明らかにしたもの。石井議員の出身校の鶴見大学の母体となる曹洞宗大本山總持寺本部からの石井議員への推薦を明らかにした。