8020達成の増加に伴い、菌血症対応の重要性指摘

8020運動の達成者が増えれば増えるほど、歯周病菌等が血中に侵入し、あらゆる全身疾患を悪化させる菌血症への対応が重要になる-。鶴見大学歯学部の花田信弘教授は、8020達成者が3割を超える一方で、その残存歯数の8割が4ミリ以上の歯周ポケットを有すると言われる現状を踏まえて、口腔衛生学と歯周病学を融合させたアプローチの大切さを訴えた。5月31日から2日間、東京都江戸川区のタワーホール船堀で開かれた日本歯周病学会の2013年春季学術大会で特別講演したもの。

死者の身元確認「歯科への財政措置が必要」-柳川日歯常務が見解示す

日本歯科医師会の柳川忠廣常務理事は、死者の身元確認の在り方として、歯科医師会と警察との合同研修会や歯科大学での災害歯科コーディネーターの養成、資機材の整備などのために財政措置が必要との考えを示した。5月24日に内閣府が開いた第8回死因究明等推進計画検討会で述べたもの。

医療事故調の枠組み了承-厚労省部会

厚労省の「医療事故に係る調査の仕組み等の在り方に関する検討部会」は5月29日、診療行為上の死亡事故については第三者機関への届け出を義務付けるなどの報告書を取りまとめた。

骨太方針を素案提示-経済財政諮問会議

政府は6月6日、経済財政諮問会議を開き、平成26年度予算編成に向けた経済財政運営の骨太の方針の素案を示した。社会保障分野では、中福祉、中負担の制度とし、地域の実情に応じた医療・介護サービス等の提供体制の再構築などを掲げた。

NCDアクションプラン策定へ-WHOが会議

世界保健機関(WHO)は5月20~28日、スイス・ジュネーブで「WHO NCD 2013-2020アクションプラン」策定のための会合を開いた。5月27日の第66回世界保健会議では、口腔疾患が非感染性疾患(NCD)と深く関連していると指摘があった。

「東京デンタルショーに全力」-小越大東京理事長が抱負

大東京歯科用品商協同組合は5月30日、東京都港区の東京プリンスホテルで懇親会を開いた。小越敏理事長は、自身の再任が決まったことを報告。9月14、15の両日に開かれる東京デンタルショー2013の成功に全力を尽くすと語り、「絶好の商いの場として活用していただきたい」と協力を呼びかけた。