歯科国試 「最低修業年限」での合格6割

平成19年に歯科大学・歯学部に入学した2,596人中、留年も浪人もせずに「最低修業年限」で25年(第106回)歯科医師国家試験に合格したのは1,551人、59.7%だった。文科省の医学教育課の調べによるもので、23年、24年の国試62.8%、59.7%と比べて改善は見られていない。

「大学入学者の定員超過遺憾」-大久保日歯会長

日本歯科医師会の大久保満男会長は、平成25年度歯科大学・歯学部の入学者数の10校の定員超過について「量から質の問題になっていたが、量の問題に戻ってしまい、誠に遺憾」と話した。7月18日の理事会後の定例会見で記者の質問に答えたもので、日歯では見解を文書にまとめ、文科省への提出を予定している。

訃報・深谷竹三郎氏

元日本歯科医師会代議員で元静岡県歯科医師会理事の深谷竹三郎(ふかや・たけさぶろう)氏は7月18日、死去した。73歳。同氏は東京歯科大学卒。昭和63年~平成3年に静岡県歯理事、平成9年から15年に日歯代議員などを務めた。

世界の歯科器材市場 2018年には760万ドルに

アメリカを中心とする国際的な市場調査会社Transparency Market Research社は7月11日、2012年から18年までの歯科器材市場の推移を試算した。それによると11年度には全世界で550万ドル市場だったものが、18年までの間に760万ドルに達するとの見込みを示している。

法人格のある学会は54.8%-日本歯科医学会

日本歯科医学会の専門・認定分科会42学会中、23学会(54.8%)が何らかの法人格を取得している。7月12日に北海道大学で開かれた日本歯科医学教育学会総会で示された資料を基に調べたもの。

参院選 歯科は2人当選

第23回参議院通常選挙の投開票が7月21日に行われた。比例区、選挙区合わせて5人が立候補した歯科系候補者は比例区自民党・現参議院議員の石井みどり氏が29万4,148票を得て自民党比例候補者29人中4位で、神奈川選挙区では自民党で新人の島村大氏が113万652票を得てトップ当選を決めた。

参院選で日歯連盟と石井氏が会見

日本歯科医師連盟(高木幹正会長)は7月22日、第23回参議院選挙で比例区の自民党の石井みどり氏の当選を受けて臨時の会見を東京・市谷の歯科医師会館で開いた。石井氏はあいさつで「全国の歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、商工関係者の方々の支援により無事に再選を果たせた。心から感謝申し上げる」と頭を深々と下げた。

日歯連盟 高木第二次執行部スタート

日本歯科医師連盟の第二次高木執行部の役員人事が発表された。7月12日の理事会後の会見で明らかにしたもので前執行部からの留任は会長を含め13人。藤原元幸氏が理事から副会長、高橋英登氏が常任理事から副会長、峰正博氏が副会長兼理事長から理事長、砂川稔氏が常任理事から副理事長となり、新人は常任理事の高木忠雄氏ら11人。

総合診療医を提言-健保連

健康保険組合連合会は、今後の医療提供体制の在り方について、在宅医療の推進や総合診療医の養成などを盛り込んだ見解を発表した。25年度からの新たな医療計画では4疾病5事業に加え、精神疾患と在宅医療の医療連携体制の整備目標などが求められている。同会はこうした状況を踏まえ、今後目指すべき医療提供体制の考えをまとめた。