日本歯科新聞 | 2013年11月12日付
1歯科診療所当たり年間損益差額 986万8千円
厚労省は11月6日、診療報酬改定の議論の基礎資料となる第19回医療経済実態調査の結果を中医協に提示した。歯科診療所の有効回答数645のうち青色申告者を除く598診療所の年間の平均損益差額は前年(度)986万8千円と前々年(度)に比べて損益率は0.1ポイント増の20.3%。
ベストスマイル2013 指原さん、山本さん受賞
今年最も笑顔がすてきだった著名人に贈られる「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2013」に、アイドルとして活躍するHKT48の指原莉乃さんと俳優の山本裕典さんが選ばれた。日本歯科医師会が8020運動の推進や歯科口腔保健の正しい理解の促進を図るため、毎年「いい歯の日」の11月8日に実施しているもので、今年で20回目。
周術期口腔機能管理 受診患者の9割が満足
平成24年度診療報酬改定で導入された「周術期口腔機能管理」を受けた患者の59.8%が口腔や全身の状態などに変化があったと回答し、患者満足度も9割を超えているのが中医協の診療報酬改定検証調査で分かった。しかし、歯科診療所で算定しているのは3割強で、算定していない歯科診療所では「体制確保が難しい」との理由が最も多い。
金銀パラ 生産金額減少が顕著
平成24年の歯科材料の生産金額は1,130億9,400万円で前年同月に比べ4.0%下がり、歯科用機器は437億2,400万円で0.7%減少した。これまで大きく伸びていた金銀パラジウム合金の減少が顕著となっている。厚労省が発表した24年薬事工業生産動態統計で分かった。
新宿歯連盟が自民議員を招き座談会
東京・新宿歯科医師連盟(米山和伸理事長)は11月6日、東京・新宿で「真の歯科医療政策」をテーマにした国会議員との座談会を開いた。自民党の石井みどり、武見敬三、丸川珠代、島村大の各参議院議員、山田美樹衆議院議員と日本歯科医師会の大久保満男会長、日歯連盟の髙木幹正会長、東京都歯科医師会の髙橋哲夫会長、都歯連盟の高橋英登会長が出席し、TPP問題、消費税増税時における対応、歯科医療費の在り方について、活発な議論が行われた。
平成26年度診療報酬改定の基本方針骨子案-厚労省
厚労省は、平成26年度診療報酬改定基本方針の骨子案を11月8日の社会保障審議会医療保険部会に提示した。歯科は重点課題に「在宅歯科」が位置付けられ、充実が求められる分野に「口腔機能の維持向上等」、「生活の質に配慮した歯科医療の推進」が盛り込まれた。
民主・歯科医療議連 事務局長に西村氏就任
民主党の歯科医療議員連盟(山井和則会長)の事務局長に西村正美参議院議員が就任した。会合には日本歯科医師会、日本歯科医師連盟の役員が出席し、来年度予算編成に向けた国民皆保険の堅持、診療報酬のプラス改定、控除対象外消費税問題の解決、全労働者の歯科検診の導入、在宅歯科の充実、特措法26条の存続など、歯科界が抱える諸課題を要望した。