日本歯科新聞 | 2014年3月4日付
文科省が歯科大学支援事業
文科省は、「健康長寿社会の実現に貢献する歯科医療人養成」、「チーム医療に貢献でき、高い指導能力をもったメディカルスタッフの養成」に取り組む大学等を選定し支援していく26年度事業の準備を進めている。2月24日に開かれた歯学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議で紹介した。
骨の国際的研究示す-薬力学研究会が学術講演会
東京医科歯科大学内に設置されている公益財団法人の薬力学研究会(佐藤達夫理事長)は2月25日、同大医学部講義室で学術講演会を開催した。同会は毎年、若手研究者に奨励賞を授与している。
行政処分 医師24人、歯科医10人-厚労省医道審
厚労省の医道審議会医道分科会は2月27日、免許取消や業務停止等を含む医師24人、歯科医師10人の行政処分を決めた。歯科医師は業務停止3年が2人、同2年1人、同3カ月6人、同1カ月1人。効力は3月13日から。
来年2月13日に会長予備選-日歯
日本歯科医師会は、任期満了に伴う次期会長予備選挙の開票を来年2月13日に実施する。日歯が2月21日に開いた都道府県会長会議で明らかにした。
日歯会員数の将来予測 2060年度には半数以下に減少
日本歯科医師会の会員数が2060年度には現在の半数以下に減少する。日歯(大久保満男会長)が2月21日に開いた都道府県会長会議の配布資料「会員数の将来予測」で明らかになったもので、2013年度の会員数6万4,617人(推定)、全歯科医師数に対する加入率62.5%が、60年度には2万5千~3万人となり、加入率は37.9~41.6%まで減少するとの可能性を示唆している。
ITと地域連携考える-日歯が都内でシンポ
日本歯科医師会(大久保満男会長)は2月27日、「医療IT化に対応した地域連携を考える」をテーマとしたシンポジウムを東京・市谷の歯科医師会館で開いた。社会保障番号制度の導入やオンラインも含めた電子レセプトの普及など社会保障・医療のIT化は避けて通れなくなっている。
日歯代議員会の日程 「1日半」の希望が大半
日本歯科医師会の代議員会の日程について、都道府県歯科医師会の大半は従来通り「1日半」を望み、「1日」に短縮する意見は2県しかなかった。2月21日に開かれた日歯の都道府県会長会議で村上恵一専務理事が、都道府県歯に実施したアンケート結果を説明した。日歯代議員会は臨時も含めて年2回開催され、日程はいずれも1日半。結果では「1日半」の回答の中にも開催時間帯を「午後にずらす」との意見が多くを占めた。
教育年限延長の検討は先送りへ-厚労省・技工士WG
厚労省の歯科専門職の資質向上検討会の歯科技工士ワーキンググループ(座長=末瀬一彦全国歯科技工士教育協議会会長)は2月27日、歯科技工士国家試験の全国統一後も実地試験の存続や教育内容の大綱化などを盛り込んだ報告書案を大筋で了承した。
日本歯科医学会会長賞 大塚学長ら7氏受賞
日本歯科医学会(住友雅人会長)の平成25年度会長賞に日本歯科大学名誉教授の佐藤田鶴子、昭和大学名誉教授の岡野友宏、岡山大学大学院教授の滝川正春、東京医科歯科大学大学院教授の須田英明、久光デンタルクリニック副院長の久光久、日本大学学長の大塚吉兵衛、山口県歯科医師会会員の和田忠子の7氏が選ばれた。2月24日の日歯医学会評議員会で授賞式が行われ、各氏の功績をたたえた。
評議員会でCOI指針策定のガイドライン紹介-日歯医学会
日本歯科医学会(住友雅人会長)は2月24日の評議員会で、「歯科医学研究等のCOI指針策定に関するガイドライン」を作成し、ホームページ上で公開していると報告した。利益相反(Conflict of Interest=COI)については、高血圧治療薬ディオバンの臨床研究をめぐる論文不正問題などで社会の注目を集めており、歯科界においても対応が求められている。
予算4千万円超を削減-日歯医学会
日本歯科医学会(住友雅人会長)は第91回評議員会を2月24日、東京・市谷の歯科医師会館で開き、事業活動収入と支出ともに前年度から4千万円以上削減する平成26年度の予算案や、評議員会の開催を年2回から1回に縮小するなど全5議案を可決した。日本歯科医師会からの独立、法人化の取得など学会の在り方については協議会で検討中としたものの、学会のスリム化へ踏み出す評議員会となった。
糖尿病の新薬開発で経済損失の解消目指す
米国研究製薬工業協会(PhRMA)の米国本部は、糖尿病治療薬開発に関する最新報告書を米国東部時間の2月11日に発表した。
診療報酬改定学会の提案書 収載20%が目標
平成26年度診療報酬改定に際して、日本歯科医学会分科会に属する学会が提出した75の提案書のうち、収載が11(14.3%)だった結果について、日歯医学会の住友雅人会長は「20%を維持したい」と努力目標を示し、不採用だった提案書について、原因を歯科界で議論する必要があると強調した。2月24日の日歯医学会評議員会での会長報告で述べたもの。
フィンランド・品質イノベーション2013 ジーシー製品が受賞
フィンランド品質協会が選ぶ「品質イノベーション2013」にジーシー(本社・東京都文京区、中尾潔貴社長)の「エバーエックス ポステリア」が選ばれ、ジーシー関連会社スティックテック社に表彰状と盾が贈られた。
来場者、歯科医3千人弱、衛生士1千人強-中部DS
名古屋市の中小企業振興会館で2月15、16の両日に開かれた第37回中部日本デンタルショーの来場者数9,679人の内訳が発表された。