日本歯科新聞 | 2014年7月8日付
日歯生涯研修 参加率が減少傾向
日歯生涯研修事業の参加率の減少が続いている。日本歯科医師会(大久保満男会長)がまとめた平成24・25年度同事業の「第4期(通期)」統計データ概要によるもので、20・21年度から3年連続して前年度に比べ2.1ポイント、3.1ポイント、1.8ポイントそれぞれ減少している。
日歯福祉共済加入者 死亡者数は654人
日本歯科医師会の福祉共済(保険)制度加入会員の25年度の死亡者数は654人で、最高年齢は107歳、最低年齢は40歳、平均年齢は78.0歳と前年度に比べ、平均年齢は0.5歳若くなっている。
保険者の直接点検 委員から批判相次ぐ
厚労省の社会保障審議会医療保険部会(部会長・遠藤久夫学習院大学教授)は、社会保険診療報酬支払基金と国保連合会の審査支払機関の在り方を6月23日の会合で審議。保険者の直接点検に反対意見が相次いだ。
石福金属 インプラント事業を譲渡
石福金属興業(本社・東京都千代田区、古宮誠一社長)は6月27日、自動車関連製品等を製造・販売する日本ピストンリング(本社・埼玉県さいたま市、山本彰社長)と、歯科インプラント事業の譲渡契約を締結したと発表した。譲渡予定は今年10月31日で、製造設備機器や従業員、知的財産権等を含み、同事業に関わる全ての有形無形資産を日本ピストンリングに譲り渡す方針だ。
横倉日医会長が再選
任期満了に伴う日本医師会の役員選挙において現職の横倉義武会長(福岡)が無投票で再選された。6月28日に東京・駒込の日本医師会館で開かれた第132回定例代議員会で了承した。
社保2月歯科医療費 件数0.6%増、点数1.6%減
社会保険診療報酬支払基金による平成26年2月診療分の総計確定件数は8,028万5千件、点数1,213億2,192万2千点で前年同月に比べ、件数は1.2%、点数は1.8%増加した。歯科は953万件、111億5,441万3千点で、前年同月に比べ、件数は0.6%増加したが、点数は1.6%減少した。
国保2月歯科医療費 市町村の金額は1.7%の減少
国保中央会がまとめた平成26年2月診療分の総医療費は市町村国保と国保組合、後期高齢者を合わせて2兆341億円で、うち後期高齢者分は1兆1,090億円だった。歯科医療費は市町村が650億円で、対前年同月比で1.7%減。組合は43億円で4.2%減。後期高齢者は380億円で3.4%増加した。
訃報 石川達也氏-東京歯科大学元学長
東京歯科大学の元学長で名誉教授の石川達也(いしかわ・たつや)氏は2日、肺炎のため死去した。85歳。石川氏は昭和3年7月21日生まれ。26年神戸経済大学(現・神戸大学経済学部)卒業、30年東京歯科大学専門課程卒業。大学葬は行うが日時、会場等は未定。
デンケンとハイデンタル・ジャパンが合併
デンケン(本社・京都市、高井幸男社長)とハイデンタル・ジャパン(本社・東大阪市、若林孝志社長)は7月1日、合併し「デンケン・ハイデンタル」と社名を変更した。新会社社長には高井氏が就任した。
企業協が第43回総会で検診促進アイデア選出
日本歯科企業協議会(森田晴夫会長)は、「歯医者さんへ行こう」特別プロジェクトの一環として、会員企業の社員やその家族から歯科定期検診向上を目指すアイデアを募集した。337件の応募があり、ニッシン・森永美郷さんの「歯科検診半日休暇の設定」など優秀なアイデア3件を選出。6月23日に東京・九段下のホテルグランドパレスで開かれた同協議会の第43回総会で報告した。同席上であいさつした森田会長は、「業界として歯科医療にどのように貢献していけるかというテーマを掲げ、今後もさらに活動を充実させ、有意義な会にしていきたい」と語った。また、プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎氏が「人生はいつも『今から』」と題し、講演。世界最高齢でエベレストに登頂した経験などについて語った。
政府、毎年の薬価改定見送り
政府は6月24日、来年度の予算編成も含めた今後の国家財政の在り方を示す「経済財政運営と改革の基本方針2014(骨太の方針)」と新たな成長戦略「日本再興戦略改訂」を閣議決定した。骨太方針は、薬価の毎年改定を事実上見送り、再興戦略では公的保険外のサービス産業の活性化や患者申出療養制度の創設などを盛り込んだ。
参院選候補者に名乗りか 砂川日歯連盟副理事長が辞任
日本歯科医師連盟の砂川稔副理事長は6月30日付で副理事長職を辞任したのが、本紙の調べで分かった。後任人事は執行部で検討中。正式な辞任理由は明らかになっていないが、次期参議院選挙候補者に名乗り出るためとみられる。