日本歯科新聞 | 2015年1月13日付
日歯会長予備選 太田、髙木の2氏が届出
任期満了に伴う日本歯科医師会の会長予備選挙の立候補者届出が1月8日に締め切られた。届出は、1月6日に提出した元日歯常務理事で現大阪府歯科医師会会長の太田謙司氏と前岐阜県歯科医師会会長で現日本歯科医師連盟会長の髙木幹正氏の2人にとどまった(届出順)。選挙権者は代議員139人、選挙人501人の計640人。投票は郵送方式で、投票用紙は2月2日に発送、締め切りは同月13日午後2時到着分まで、開票は即日行われる。有効投票数の過半数に達した候補者が当選となる。
日歯会長予備選 山梨の三塚氏は不出馬表明
前山梨県歯科医師会会長で現日本歯科医師会副会長の三塚憲二氏は昨年12月22日、次期日歯会長予備選挙に出馬しない考えを山梨県歯に送付した。
日歯が衛生士の復職支援協開催へ
日本歯科医師会(大久保満男会長)は2月14日に都道府県の歯科医師会や歯科衛生士会の関係者を集めて「歯科衛生士復職支援対策連絡協議会」を東京・市谷の歯科医師会館で開く。日歯で歯科衛生士の復職支援をテーマにこうした協議会の開催は今回が初めて。
第三次安倍内閣 厚労相、塩崎氏が留任
第三次安倍内閣が昨年12月24日に発足した。厚労相には塩崎恭久氏=写真=が留任した。塩崎氏は12月25日に厚労省内の記者クラブで会見し「持続可能な社会保障制度の構築が大きな課題」との認識を示した。
日医連盟 参院候補者に女性の自見氏
日本医師連盟(横倉義武委員長)は、次期参議院比例代表選挙で自見はなこ氏(東京都医師会所属)を組織内候補者として擁立すると昨年12月24日に発表した。
横倉日医会長が新年の抱負会見
日本医師会は1月7日、都内の日医会館で会見を開き、横倉義武会長が新年に当たり会務の考え方を示した。横倉会長は、衆院選の結果を踏まえて、「経済状況を取り戻し、社会保障を確保できると思う」とした上で、「国民皆保険を守り抜き、次の世代につなげていく役割がある。持続可能な制度実現のため、高齢者が支えられる側から支える側に回れるような医療が求められている」と2025年に向け、地域包括ケア体制を促進する必要性を強調。
唾液検査 発症前の介入目指す-UCLAらがシステム開発へ
「Clinical Chemistry」誌の1月号掲載の概要によれば、唾液を検体として糖尿病、がんなどの多疾患のリスクを検査し、発症の早期発見につなげるシステムがアメリカ・UCLAのDavid Wong氏らの研究グループによって開発されようとしている。Wong氏らは過去10年にわたり、唾液のバイオマーカーを検証。唾液から検出される特定のRNAの分子と疾患との関係を明らかにしてきた。
HBV認識機序を解明-北大研究グループ
北海道大学遺伝子病制御研究所らの研究グループは、タンパク質「RIG-I」がヒト肝細胞に侵入・感染したB型肝炎ウイルス(HBV)を認識し、ウイルス増殖を抑える機能を有することを明らかにした。
タンパク質「Fbxw7」がん転移に発現量が関係
タンパク質「Fbxw7」の発現量の低いヒトは、がんが再発・転移しやすい-。九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授らの研究チームは、がんの増殖や転移を手助けする「がんニッチ」の制御に重要なタンパク質を発見し、マウスを使った実験でCCL2阻害剤によって、がん転移の抑制に成功した。
徳島大次期歯学部長 河野氏が選考
徳島大学は、次期歯学部長に大学院ヘルスバイオサイエンス研究部教授の河野文昭氏を選考した。河野氏は、昭和32年生まれ。58年に同大歯学部卒業。平成14年に教授に就任。同大附属病院副病院長や病院長補佐、病院情報センター部長などを歴任している。
国際展開の推進に意欲-医機連・中尾会長
安倍政権の大きなサポートにより、各国との規制状況の話し合いが進みつつある-。日本医療機器産業連合会(=医機連)の中尾浩治会長が東京都千代田区のKKRホテル東京で1月5日に開いた平成27年年頭記者会見で、今年取り組むべき重点課題である「医薬品医療機器等法の周知徹底と課題解決」、「医療保険制度改革への対応」、「国際展開の推進」、「医療機器イノベーション人材の育成」の四つを説明した際に発言したもの。
日歯連盟 参院候補者1月23日に決定へ
日本歯科医師連盟(髙木幹正会長)は昨年12月19日の定例会見で、1月23日に臨時評議員会を開催し、次期参議院比例代表選挙候補者を正式に決定すると発表した。執行部は選考委員会で答申された千葉県の砂川稔氏を正式に決定するための議案として上程する。峰正博理事長は砂川氏について「即戦力になる人物」と高く評価した。