終末期の歯科診療・口腔ケア 会員への研修23%実施

終末期(人生の最終段階)における歯科診療・口腔ケアについて、全国の都道府県歯科医師会で平成25・26年度(予定も含め)に会員への研修事業を実施しているのは11道県。歯科診療・口腔ケアマニュアルを作成しているのは3県で、口腔ケアマニュアルのみ作成などの理由でその他との回答が3県となっている。日本歯科医師会の地域保健委員会が実施した平成26年度の「地域保健・産業保健・介護保険関係アンケート」によるもの。

歯科医師が「良い仕事ベスト1」─米国の調査

アメリカで一番良いとされる職業は歯科医師─。アメリカ・ワシントンDCの時事解説誌News&World Reportが2013年の失業率、年収の調査から分析、100職種のランキングで歯科医師を「最高の職業」とした。

次期参院選で砂川稔氏の擁立を決定

日本歯科医師連盟(髙木幹正会長)は23日、第123回臨時評議員会を開き、次期参議院比例代表選挙の推薦候補者に千葉県歯連盟所属の砂川稔氏の擁立を決定した。砂川氏は議案可決後に評議員会に姿を現して決意を表明した。その他の議案、平成26年度一般会計収支第2次補正予算、政治活動運営会計収支補正予算、役員退職金積立金会計収支補正予算は賛成多数で可決された。

国民医療推進協が医療を守る総決起大会

日本医師会や日本歯科医師会ら40団体で構成する国民医療推進協議会(会長・横倉義武日医会長)は、「国民医療を守るための総決起大会」を15日に東京都千代田区の憲政記念会館で開き、医療に関わる消費税問題の抜本的な解決と医療・介護提供のための適切な財源確保を求める決議を全会一致で採択した。

医療介護確保基金、歯科は50億円程度

日本歯科医師会の大久保満男会長は、厚労省の平成26年度医療介護確保総合基金で歯科関連の金額が50億円程度になるとの見通しを示した。22日の日歯の理事会後の定例会見で述べたもの。

医療事故調査施行に向け要望─東京歯科保険医協

「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」が昨年6月に国会で成立し、今年10月1日から新たな医療事故調査制度が施行される。東京歯科保険医協会(松島良次会長)は、同制度施行に伴い6項目からなる要望書を塩崎恭久厚労大臣に20日付で提出した。

歯科の治療中断 9割が経験─保団連調べ

全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は15日、マスコミ懇談会を開催し、各地の保険医協会でまとめた医療介護現場で見られる格差と貧困の実態について説明した。

働く女性、医療、福祉は544万人

平成25年の医療・福祉分野での女性雇用者数は544万人で前年に比べ23万人、4.4%増となったのが厚労省がまとめた平成25年版報告書「働く女性の実情」で分かった。報告書は、昭和28年以降、働く女性の動向などを毎年まとめているもので今年は働く女性の実態と特徴を明らかにするとともに、厚労省が実施している対策について書いている。

世界会議2015、3月13~15日の3日間開催

「世界会議2015─健康寿命延伸のための歯科医療・口腔保健」が3月13~15日の3日間、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開催される。主催は日本歯科医師会、日本歯科医学会、8020推進財団、日本歯科商工協会。共催は世界保健機関(WHO)。高齢社会をテーマにした歯科の世界会議は初めてで、国内だけでなく世界各国の歯科関係者が集まる。高齢社会に対応するための歯科医療・口腔保健の課題を世界が共有し、今後の歯科医療・口腔保健を考える上で必要な講演、シンポジウム企画が組まれている。

歯髄再生の実用化目指した臨床研究など文科省が事業の報告シンポ

文科省は23日、平成26年度社会システム改革と研究開発の一体的推進「健康研究成果の実用化加速のための研究・開発システム関連の隘路解消を支援するプログラム」シンポジウムを東京・有楽町の東京国際フォーラムで開いた。東京大学副学長の松本洋一郎氏が「革新的医薬品・医療機器等の迅速な実用化に向けて」で基調講演したほか、15年後に8020達成者を50%以上に増やすとする国立長寿医療研究センター再生歯科医療研究部部長の中島美砂子氏らの「歯延命化をめざす歯髄再生実用化の隘路解消」を始め、実施プロジェクトの紹介があった。

北医大、タイ・マヒドン大と交流協定

北海道医療大学歯学部(斎藤隆史歯学部長)は、タイのマヒドン大学歯学部(Passiri Nisalak歯学部長)と交流に関する協定を締結した。同協定は、学生の交流、教職員及び研究者の交流、共同研究の実施、講演及びシンポジウムの実施、学術情報及び資料の交換等を目的としたもの。

遺伝子情報転写の機序一部解明、北大研究グループ

北海道大学大学院医学研究科ら研究グループは、DNAからRNAに情報が転写される中で、31種類のタンパク質からなる転写調節複合体の構成因子MED26が転写のオン・オフを制御していることを発見した。

英国でも食品に歯!? 歯科国際誌で話題

日本ではポテトやケーキにヒトの歯が入っていて問題になったが、イギリスではソーセージやチーズにヒトの歯が入っていたとして話題となっている。

英国歯、機関誌表紙に植物の絵採用

英国歯科医師会の機関誌「BDJ」は、今年発行する号の表紙に、歯科で過去に使っていた、もしくは現在も使われている植物の絵を採用することにした。

歯科医師需給対策など議論へ 厚労省の検討会が初会合

厚労省は、歯科医師の需給対策や女性歯科医師の活躍の場、専門医制度を検討するための「歯科医師の資質向上等に関する検討会」(座長・江藤一洋医療系大学間共用試験実施評価機構副理事長)の初会合を16日に開いた。需給問題をめぐっては昨年10月に日本歯科医師会が適正な歯科医師数の上限を8万2千人、新規参入歯科医師数は1,500人との見解を示している。女性歯科医師は年々増加傾向で、専門医については医科では専門医として「総合医」を新たに設ける方向で議論が進む中、同検討会でこれらの問題を歯科の立場から審議する。

社会保障守る政治を─保団連が代議員会で決議

全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は25日、2014~15年度第2回代議員会を東京・麹町の都市センターホテルで開き、「医療・社会保障の切り捨てをやめ、国民のいのちと暮らしを守る政治を求める決議」を採択した。