日歯が新国民運動を決定

加齢などに伴う口腔機能の低下をできるだけ抑えるのを目的とした新国民運動「オーラル・フレイルの防止」の展開を、日本歯科医師会(大久保満男会長)が決めた。3月26日の理事会の定例会見で大久保会長が発表した。同日の理事会において取りまとめたもので、8020運動と合わせた歯科界の2大国民運動に発展させ、健康長寿をサポートするとの考えがある。6月の「歯と口の健康週間」の際には、歯磨剤等の歯科関連企業が出す日刊紙等の意見広告に「オーラル・フレイルの防止」をうたう予定。

厚労省・女性歯科医師の活躍に関するワーキンググループ初会合

厚労省は、歯科医師の資質向上に関する検討会の「女性歯科医師の活躍に関するワーキンググループ」の初会合を3月18日に開いた。同省が女性歯科医師を焦点にした会議を設置したのは今回が初めて。

歯科文言を中学校の指導要領に

日本学校歯科医会(清水惠太会長)は3月24日、東京・市谷の歯科医師会館で第86回臨時総会を開き、平成27年度事業計画、収支予算を賛成多数で可決した。

歯科衛生士国試 合格率95.9%

厚労省は3月27日、第24回歯科衛生士国家試験の合格者を発表した。受験者6,753人、合格者6,475人、合格率95.9%だった。

在宅専門の要件議論仕切り直し-中医協

厚労省は、平成28年度診療報酬改定に向けた取り組みとして緊急時の連絡体制の確保など一定の条件をクリアすれば、在宅専門医療機関として認める案を3月18日に開いた中医協総会に提示した。

日歯連盟褒賞 個人8人と2団体が受賞

日本歯科医師連盟の平成26年度褒賞授賞式が3月20日に東京・市谷の歯科医師会館で行われた。 受賞者は、菅原洋(熊本・71歳)、石井良雄(神奈川・88歳)、永冨稔(山口・85歳)、西岡忠文(香川・77歳)、松川公敏(新潟・71歳)、朝比奈敏行(東京・89歳)、小畑敏雄(東京・74歳)、亘理昭太郎(宮城・87歳)の8氏と神奈川、佐賀の両県歯連盟。

電子レセ請求施設 歯科で8割超は20県

社会保険診療報酬支払基金の「電子レセプト請求普及状況」による平成26年12月診療分で、歯科の請求総医療機関数に占める電子レセ請求の割合は医療機関数は前月よりも1.8ポイント伸び、74.3%になった。

秋葉原でデジタルコミュニケーションフェア開催

今年4月にレセプト電子請求が原則義務化される直前の3月28、29の両日、「デジタルコミュニケーションフェア2015」が東京・秋葉原のアキバ・スクエアで開かれた。主催は日本歯科コンピュータ協会。

機器開発・実用化でシンポジウム

東京医科歯科大学歯科器材・薬品開発センター(田上順次センター長)は3月23日、第11回シンポジウム「歯科医療機器の研究開発促進、早期実用化のために今、するべきこと」を同大学で開いた。第1部では「歯科医療機器の臨床試験等を安全かつ適正に実施するためには」、第2部では「医薬品医療機器等法への対応について」をテーマに全5講演が行われ、歯科関連企業の関係者らが多数参加した。