日本歯科新聞 | 2015年6月23日付
日本歯科医師会 髙木執行部が発足
日本歯科医師会の髙木執行部が6月19日に発足した。6月18日の第179回日本歯科医師会の定時代議員会で日歯会長予備選挙当選者の髙木幹正氏が提出した24人の理事候補者全員が過半数以上の信任を得て当選。監事も定数内の3人が立候補し、いずれも過半数以上の信任で当選。6月19日、代議員会終了後に当選者は第1回理事会を開き、互選で髙木氏を選出した。
「横顔美人」に吉本実憂さん
横顔美人を表彰する日本成人矯正歯科学会(武内豊理事長)の2015年度E-ライン・ビューティフル大賞に女優の吉本実憂さんが選ばれた。6月21日に東京都千代田区の学士会館で授賞式が行われ、賞状やトロフィー、記念品が贈られた。
26年度決算など全議案可決-第179回日歯定時代議員会
日本歯科医師会(大久保満男会長)は6月18、19の両日、東京・市谷の歯科医師会館で大久保執行部の任期最後となる第179回定時代議員会を開き、平成26年度貸借対照表および正味財産増減計画書ならびにこれらの附属明細書、財産目録およびキャッシュ・フロー計算書(決算)の承認、役員報酬算定審議会委員の承認など7議案を可決した。
歳出改革で社会保障は重点分野-経済財政諮問会議
経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)は6月10日、来年度予算編成の基本的な考え方となる「骨太方針」の骨子案を大筋で了承した。歳出改革では社会保障を重点分野として取り上げ、能力に応じた公平な負担や診療報酬の改革などを盛り込み、制度の持続性の確保を目指す改革を行うとしている。
保険材料と薬価の価格調査了承-中医協
中医協は6月10日の総会で特定保険医療材料価格調査と医薬品薬価調査の実施を了承した。調査は材料価格基準改正、薬価基準改正の基礎資料を得るのが目的。調査期間は平成27年度中の1カ月間の取引分で、具体的な時期は厚労省は明らかにしていないが、前回は9月の取引分が対象になっていた。
口唇・口腔、咽頭の悪性新生物死亡数 26年は7,408人
平成26年の口唇、口腔および咽頭の悪性新生物の死亡数は7,408人と前年よりも229人増えた。厚労省が6月5日に発表した「人口動態統計月報年計(概数)の結果」によるもので、人口10万対の死亡率でも前年よりも0.2ポイント伸びて5.9となっている。
スマイルフォトコンテスト写真募集-日歯
22回目を迎える日本歯科医師会主催の「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2015」では、今年も「スマイルフォトコンテスト」を実施し、「『いい歯で、いい笑顔を』日本中に。」というキャッチフレーズにピッタリの「とびきりの笑顔写真」を募集している。詳細はホームページhttp://bestsmile.jp/、問い合わせは運営事務局TEL03(3454)3070まで。
電子レセ請求の3月診療分 歯科医療機関8割実施
電子レセプト請求への移行猶予期間が3月で切れた。4月からは一部の例外を除き、電子請求となる。この3月診療分の電子請求歯科医療機関は5万7,842施設で全体の80.8%、件数ベースでは93.5%となった。診療報酬支払基金の調べで分かったもの。
出生数は過去最少-厚労省調べ
わが国の平成26年の出生数は100万3,532人で、前年よりも2万6,284人減少して過去最少となり、出生率(人口千対)も前年の8.2を下回って8.0となった。厚労省が6月5日に発表した「人口動態統計月報年計(概数)」によるもの。
釜谷兵庫県歯副会長の褒章祝う
平成27年春の褒章で藍綬褒章を受章した、兵庫県歯科医師会の釜谷隆秋副会長(播磨歯科医師会会長)の受章記念祝賀会が6月14日、神戸市の神戸ポートピアホテルで開かれた。釜谷氏は、昭和54年に歯科医院を開業し地域の歯科医療に携わる傍ら、歯科医師会や県学校保健会などさまざまな要職を通じ、口腔衛生の普及向上をはじめ地域医療の確保充実に尽くした功績が認められた。
首都医校が「歯科医療学部」新設
医療・福祉・スポーツ系の分野で即戦力となる人材の育成を目指す専門学校の「首都医校」(東京都新宿区、宮下充正校長)は2016年4月に歯科衛生士と歯科助手を養成する「歯科医療学部」を新設する。問い合わせは同校TEL03(3346)3000まで。
米国衛生士の実態紹介 USCが日本で初講演会
南カリフォルニア大学(=USC)歯学部歯科衛生士科による、「USC歯学部ジャパン・プログラム2015」の第1回ハイジニストコースが東京都千代田区の日本歯科大学生命歯学部で6月6、7の両日に開かれた。USC歯学部歯科衛生士科は長年にわたり日本の衛生士教育に影響を与えてきた経緯があり、今回初めて日本での講演会開催が実現した。USC代表として参加した日本で活躍する歯科衛生士9人の講演がそれぞれ行われた。
宇宙で歯周病菌の育生機序を解明
地上400キロメートルの国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟で、歯周病原因菌の生育に重要なペプチド分解酵素「DPP11」の詳細な立体構造から、菌がエネルギー源を吸収する機序が明らかになった。岩手医科大学と昭和大学、長岡技術科学大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究グループによるもので、6月10日に公表した。
老年系7学会が合同大会
日本老年医学会や日本老年歯科医学会など関連7学会で構成する日本老年学会の第29回合同大会が6月12日から3日間、横浜市のパシフィコ横浜で開かれた。合同シンポジウムでは、高齢者の身体機能や知的能力は10~20年前の同年代に比べて、5~10歳若返っており、十分に社会活動を営む能力がある人がいるとして、超高齢社会を活力あるものにするために、健康を支えて、長く社会参加できる社会を創る重要性を確認した。
岩手で医科・介護と連携「学生に歯科の役割伝えたい」
医科・介護・歯科連携の現場で三十数年間、歯科治療に携わっている佐々木勝忠氏は、東京都品川区の昭和大学で6月3日に開かれた文科省事業の公開シンポジウムで、「学生に歯科のすばらしさや、範疇の広さ、役割の大きさを知ってもらいたい」と訴えた。岩手県奥州市国保衣川歯科診療所所長の佐々木氏は、学生・卒後歯科臨床研修医を受け入れ、歯科知識以外に臨床栄養学や臨床脳機能解剖学、全身を診る検査などを習得してチーム医療に参画する重要性を伝えている。
岩手で医科・介護と連携「学生に歯科の役割伝えたい」
日本臨床矯正歯科医会の会長に、6月10日付で富永雪穂氏が再任した。また、副会長には東京都北区開業の箕浦雄介氏が、専務理事には仙台市開業の伊藤智恵氏が新たに就任。任期は2017年6月まで。
歯科の方向性を模索-歯学系学会協
76学会が参画する日本歯学系学会協議会(宮崎隆理事長)は6月15日、定時社員総会および「日本の歯学・歯科医療の今後の方向性」をテーマにした第13回講演会を、東京都品川区の昭和大学旗の台キャンパスで開いた。総会で理事長の宮崎氏は、日本学術会議との連携のさらなる強化や、日本歯科医学会とのシンポジウムの共催などを提案した。
電気刺激で止血 パテル記念研究所ら技術開発へ
経皮的な電気刺激により止血する神経止血デバイスの開発に向け、米国の研究機関が共同の事業を始めた。パテル記念研究所(オハイオ州、ジェフリー・ワッズワースCEO)とファインスタイン医学研究所(ニューヨーク州、ケヴィン・トレーシーCEO)が6月17日に共同研究計画を発表した。
日本歯科企業協議会 塚本氏が会長に就任
日本歯科企業協議会(=企業協)は6月16日、第44回年次総会を東京都千代田区のホテルグランドパレスで開いた。平成27年度の事業計画案や収支予算案、運営委員・監事の選任などが承認され、新会長には塚本耕二氏が就任した。
企業協講演会 メンタリストのDaiGo氏登壇
6月16日に開かれた企業協の総会後には講演会も開かれ、日本唯一のメンタリスト、DaiGo氏が人の心理を読み操る技術「メンタリズム」を用いた、歯科医療の重要性を伝えるためのコミュニケーション術などについて話した。
企業協講演会 メンタリストのDaiGo氏登壇
6月16日に開かれた企業協の総会後には講演会も開かれ、日本唯一のメンタリスト、DaiGo氏が人の心理を読み操る技術「メンタリズム」を用いた、歯科医療の重要性を伝えるためのコミュニケーション術などについて話した。
コンサルタントの御立氏が講演-医機連
日本医療機器産業連合会(=医機連、中尾浩治会長)は、平成27年度第1回医機連講演会・懇親会プログラムを東京都千代田区のKKRホテル東京で6月9日に開いた。講師はボストンコンサルティンググループ日本代表の御立尚資氏で、人口変動や医療・介護分野のICT化、金融経済の動向を踏まえた日本の医療機器産業の見通しについて話した。
日本歯科商工協会 会長に森田晴夫氏
日本歯科商工協会は6月19日、総会を東京都台東区の歯科器械会館で開いた。全議案を了承し、新会長には森田晴夫氏が就任した。
日商連会長に宮内氏が再任
日本歯科用品商協同組合連合会(=日商連)は6月18日、第57回通常総会と懇談会を東京都港区の芝パークホテルで開いた。会長には宮内啓友氏が再任した。懇談会のあいさつで、宮内会長は新役員を発表した。