歯科衛生実地指導料 医師の算定を要望-日本病院会

診療報酬上の「歯科衛生実地指導料」を歯科医師の指示だけでなく、医師の指示でも算定を可能にするよう、日本病院会(堺常雄会長)が厚労省に求めた。同会が8月5日に同省に提出した平成28年度診療報酬改定に係る要望書で明らかになったもの。要望内容は算定要件だけでなく歯科衛生士法も絡んでくる可能性が高く、歯科界に波紋を呼びそうだ。

SCRP日本大会 東医歯大の田中さん優勝

全国歯科大学・歯学部の学生が研究成果、英語でのプレゼンテーション能力を競う平成27年度スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本代表選抜大会(日本歯科医師会主催・デンツプライ社後援)が8月21日に行われ、参加した27校の中で、東京医科歯科大学歯学部6年生の田中大貴さんが優勝を果たした。

国が「口腔」で支援モデル事業

厚労省は、高齢者の特性にあった効果的な保健事業として栄養、口腔、服薬などの専門職による支援モデル事業を来年度から実施する。同省が8月7日に開いた都道府県等栄養施策担当者会議で説明したもので、平成30年度から本格的な事業を開始したい意向。

介護サービス 年間で6千万人受給

平成26年度の介護予防サービスおよび介護サービスの年間累計受給者数は、5,968万5,500人で前年度に比べ4.4%増加した。厚労省の介護給付費実態調査で明らかになった。累計受給者のうち介護予防サービス受給者は1,326万7,300人、介護サービス受給者数は4,644万7,900人だった。年間に複数回を利用した場合であっても1人とカウントする年間実受給者は588万3千人で3.9%増えた。

保健文化賞 歯科で1団体と個人1人受賞

第67回保健文化賞に歯科関係で福島県総合療育センター歯科協力会と大分県の柳澤繁孝氏が受賞した。8月6日に主催者の第一生命保険が発表したもの。

第47回歯学体 優勝は日大松戸

全国の歯科大学・歯学部29校の学生によるスポーツの祭典「第47回全日本歯科学生総合体育大会」が8月12日に幕を閉じ、日本大学松戸歯学部が総合優勝を果たした。

CAD/CAM時代見据え、「早稲トレ」が名称変更

早稲田歯科技工トレーニングセンター(東京都新宿区)は、CAD/CAM時代の歯科技工に特化した研修内容にするため、名称を「早稲田CADトレーニング&サポートセンター」に変更した。8月8日に行われた内覧会には歯科技工士や歯科技工学校の指導者や学生らが全国から参加し、新たに設置されたCAD/CAM機器や3Dプリンターなどについて、担当者から説明を受けた。

2015北海道デンタルショーに3,240人来場

2015北海道デンタルショー が8月22、23の両日、札幌市の札幌パークホテルで開かれた。第68回北海道歯科学術大会の併催行事として行われ、歯科医師ら3,240人が来場した。

日歯連盟迂回寄付問題 都道府県の連盟にも家宅捜索

日本歯科医師連盟の迂回寄付問題で、東京地検特捜部は家宅捜索を都道府県歯科医師連盟らに広げている。本紙の調べによると8月19日に東京都歯科医師連盟、20日には千葉県歯科医師連盟、鶴見大学歯学部同窓会、8月21日は岐阜県歯科医師連盟、愛知県歯科医師連盟を捜査した。いずれも迂回寄付の実態解明と情報収集の一環としての捜査と見られる。

政府が地域医療構想の推進を議論

政府は8月3日、第5回社会保障制度改革推進会議を首相官邸で開き、地域医療構想の推進に向けた対応を議論した。特に病床転換については急性期から回復期の病棟への転換を自主的に行えるよう、地域医療介護総合確保基金の活用で誘導していく考えを示した。