九歯大が生涯学習施設 6歯科医師会と連携へ

九州歯科大学は、臨床現場で活躍している歯科医師が時代とともに変化する歯科医療ニーズに対応できるようにリカレント教育する「口腔保健・健康長寿推進センター(DEMCOP)」を設置した。歯科大学がリカレント教育のためのセンターを設置するのは全国でも初めて。少子高齢化が進む中、重篤な全身疾患や摂食嚥下障害を有する患者に十分な対応ができる人材の育成に期待がかかる。10月8日には、北九州市の同大で開所式および、市内の六つの歯科医師会との連携協定調印式が行われた。

現代食より高い健康有益性 1975年型の日本食

軽度肥満者のBMIや体重が有意に減少するなど1975年型日本食は現代食よりも健康有益性が高い。東北大学大学院農学研究科准教授の都築毅氏らのグループによる研究で明らかになった。10月2日に京都で行われた日本農芸化学会創立100周年に向けたシンポジウムで研究発表があった。

20代学生 調査対象の6割が味覚異常

20代の学生39人のうち23人が味覚異常だった。九州歯科大学老年障害者歯科学分野の久保田潤平氏らの研究で、第33回日本障害者歯科学会学術大会で発表された。

熊本県歯で154人が申請 熊本地震の復興に補助金活用へ

熊本地震により被災した歯科医療機関への復旧支援対策である「中小企業グループ補助金」の第二次公認公募第1次締切に、熊本県歯科医師会員154人が申請した。

医療施設等災害復旧補助金 対象経費を拡大

厚労省は、「医療施設等災害復旧費の補助金」の対象を拡大する事務次官通知を9月30日付で都道府県に発出した。歯科関係では、歯科衛生士養成所について、従来は被災部分の工事費および工事請負費だけだったが、新たに歯科衛生士の養成に必要な教材等の費用(1品につき10万円を超えるもの)を追加。

「医療事故調査」で研修会-日歯

日本歯科医師会は、10月29日に東京・市谷の歯科医師会館で、10月30日に大阪市の大阪府歯会館で「医療事故調査制度研修会」を開催する。医療事故調査制度がスタートして1年が経過する中、歯科医療機関で予期せぬ死亡事故が発生した場合に、院内調査から報告書の作成などに対応できる人材育成が狙いで会員、非会員は問わず、歯科衛生士や医療安全業務に関わる人などが対象。費用は1,500円。

組合の46%が赤字決算に

健康保険組合連合会は、1,405組合の平成27年度決算見込みを公表した。経常収入は7兆7,854億円、経常支出は7兆6,576億円、経常収支差引額は1,278億円の黒字となった。前年度に比べ、経常収支は644億円改善した。これは保険料率の引き上げ、被保険者数の増加、月額・賞与の上昇により、保険料収入が増加した一方、支援金・納付金が25年度精算分(戻り)の影響で微減になったことなどが考えられる。平均保険料率は初めて9%を超えた。赤字組合は651組合で、前年度に比べ89組合減少したものの、依然として46.33%が赤字。

歯周病 要介護3以上で重度化

要介護高齢者の7割が中等度以上の歯周病に罹患し、要介護3以上になると歯周病が重度化する傾向にあるのが全国保険医団体連合会の調査で分かった。10月6日に保団連が開いたマスコミ懇談会で公表したもの。

健康寿命の延伸には「適度な運動」 国民の61.9%が回答

国民の61.9%が健康寿命を延ばすために重要なのは「適度な運動」と考えている。厚労省が10月4日に公表した平成27年度少子高齢社会等調査検討事業報告書で明らかになった。健康寿命に必要な事項(複数回答)の質問で、運動に次いで「休養や睡眠を十分にとる」の58.3%、「バランスのよい食事や家族・仲間と食事を取るなどの孤食を防ぐ」の51.8%が上位を占めた。

入れ歯感謝デーで職業アピール-日技

「入れ歯感謝デー」の10月8日、日本歯科技工士会(杉岡範明会長)は東京都墨田区のオリナスモール1階のエントリーコートで、2016年の入れ歯感謝デー「知る!学ぶ!作る!入れ歯でハッピー」を開いた。消しゴムで作る歯のかたちコーナーには開演と同時に子供たちが駆け付けた。同会会員の手を借りながら、消しゴムをこねて柔らかくし、歯型に詰めて、プレスする歯の消しゴム作りを楽しんでいた。

ASEAN歯科医療ネットが設立

東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟する10カ国の歯科医療にはばらつきがある。国民皆保険制度の下で行われる日本の歯科医療を情報発信し、ASEAN諸国の歯科医療のレベル向上を目的とした「一般社団法人ASEAN歯科医療ネットワーク」(和久本雅彦代表理事)の設立総会と、ベトナムから短期招聘した歯科医師の歓迎会が10月10日、東京都千代田区のフクラシア東京ステーションで開かれた。

デンタルショー2016 in 大阪 8,134人来場

近畿歯科用品商協同組合(上山哲司理事長)は10月8、9の両日、デンタルショー2016 in大阪を大阪市のグランキューブ大阪で開いた。約150社が出展し、歯科医師ら8,134人が来場した。

GCが赤十字社に義捐金寄付

ジーシー(本社・東京都文京区、中尾潔貴社長)は、熊本地震災害義捐金216万9,518円を日本赤十字社に寄付した。