GReeeeNが映画に 来年1月から公開

歯科医師と歌手、二つの夢を追いかけた若者たちが、キセキを起こす-。4人全員が歯科医師でもある覆面ボーカルグループGReeeeNの歌「キセキ」誕生を描いた映画「キセキ―あの日のソビト」が来年1月28日から公開される。

死亡分析モデル事業 口腔外科関連2事例を報告

日本医療安全調査機構(髙久史麿理事長)は、診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業の評価結果報告書(平成22年度~27年度)を11月30日に公表した。歯科関連は、口腔外科分野で「舌癌治療経過中の頸部リンパ節転移に対する頸部郭清術後の化学放射線治療中に死亡した事例」と「下顎悪性腫瘍切除術後、鎮静剤投与により死亡した事例」の二つだった。

50周年で記念式典-神奈川県衛生士会

神奈川県歯科衛生士会の創立50周年の記念式典が12月4日に横浜市内の横浜ベイシェラトンホテルで開かれた。同会は、昭和41年に関東歯科衛生士会から分割して発足、当時の会員は27人だったが、平成12年特定非営利活動法人を取得し、今年9月までの会員数は565人と順調に発展を遂げた。

行政関係者らと懇談会-兵庫県歯

兵庫県歯科医師会(澤田隆会長)は、歯科医療懇談会を神戸市の神戸ポートピアホテルで12月1日に開いた。県内の行政、歯科医療・医療関係団体、マスコミ関係者ら多数が出席した。冒頭あいさつした澤田会長は今年、最も関心の高かったニュースにアメリカの大統領選挙を挙げた。そしてTPPからの離脱を表明している次期大統領のトランプ氏が方針を転換して、TPPが発効となった時には、日本の国民皆保険の維持が危ぶまれる可能性を指摘し、「注目する必要がある」とした。

歯科技工所アンケート 開設者の7割以上が50歳超-保団連

歯科技工士の若者離れ、高齢化が言われているが、全国保険医団体連合会が実施した「2016年歯科技工所アンケート調査」では開設者の7割以上が50歳を超えており、そうした傾向を裏付ける結果となった。さらに技工所規模では1人が7割近くを占め、1週間の労働時間の101時間以上が1割以上、70時間以上だと5割近くを占めるなどの実態が明らかになっている。

日医常任理事が韓国の医療制度調査を報告

韓国の医療制度は日本と似ているが、極端な大病院志向、保険審査の電算化の進行など日本にはない特徴も備えている。日本医師会は12月1日、日本プレスセンターで記者懇談会を開催し、先月3~5日に韓国を訪問調査してきた鈴木邦彦常任理事が、視察の概要を報告した。鈴木氏は、今後、レクチャーの内容も踏まえて報告書を取りまとめ、日医の政策に反映させるとしている。

肺炎球菌が自殺して毒素を漏出

新潟大学歯学部の土門久哲助教らは、肺炎球菌が肺組織に傷害を及ぼすメカニズムを世界で初めて明らかにした。肺炎球菌が自殺によって内包する毒素を漏出させ、免疫細胞の好中球を細胞死に至らしめ、死んだ好中球から漏れ出した酵素エラスターゼが肺組織の傷害、免疫機構の撹乱も引き起こすというもの。英国科学誌「Scientific Reports」で11月28日に公表された。

接触性皮膚炎 治療薬開発に期待

金属アレルギーを含む接触性皮膚炎は、アレルゲンのDNFB(1-fluoro-2,4-dinitrobenzene)によりマスト細胞が直接活性化し、引き起こされる-。岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の田中智之教授、吉田和幸准教授と東北大学、東京大学の共同研究グループがラットを使った実験で明らかにしたもので、新たな治療薬開発に期待がかかる。同研究成果は、欧州の学術誌「European Journal of Immunology」(10月17日)に掲載された。

特別奨学生制度6年で600万円-鶴見大歯

鶴見大学歯学部は、平成29年度入試から6年間で学納金を600万円にする「特別奨学生制度」を導入する。大学入試センター試験利用入試で300点満点中、計225点以上の成績者を対象として、成績順に上位7人を、学納金年間100万円、総額(6年間)600万円とする制度。詳細はホームページ(http://www.tsurumi-u.ac.jp/)を参照。

28年9月末の歯科診療所数は6万8,943軒

厚労省の施設動態調査による平成28年9月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,943施設で、前月よりも33増えた。前年同月比の全国の歯科診療所数の動向では、206施設増加。開設者別歯科診療所数の個人は対前年同月比で311減、医療法人は513増。

ニュースレターの発行を開始-JADIS

日本歯科インプラント器材協議会(=JADIS、田岡隆玖会長)は、同団体の認知度を上げる目的でニュースレターの発行を12月1日から始めた。JADISのホームページは、http://www.j-implant.jp/posterresult.php。

迂回寄付事件初公判 村田元日歯連盟副理事長が無罪主張

日本歯科医師連盟の迂回寄付事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載、量的制限超過)の容疑で起訴された村田憙信元日歯連盟副理事長に対する初公判が12月7日、東京地方裁判所(前田巌裁判長)で開かれた。村田元副理事長は罪状認否について、「政治資金収支報告書には資金の流れを忠実に記載しており、虚偽記入していない。(迂回寄付ではなく)内部の資金移動のため違反にはあたらない」と無罪を主張し、検察側と全面的に争う姿勢を示した。次回の公判は今月15日。審議は来年6月まで行う予定。

厚労省が医療費抑制政策提示

厚労省は、増大する医療費を抑制するための改革案を11月30日、社会保障審議会医療保険部会に示した。改革案は高額療養費制度、後期高齢者の保険料軽減特例の見直し、入院時の光熱水費相当額に関わる患者負担の見直し、外来時定額負担など、患者負担増の政策が並ぶ。医療保険部会では、12月中旬をめどに意見集約を図る。

大阪府歯会長候補者選挙 太田会長が出馬表明

大阪府歯科医師会の太田謙司会長は、任期満了に伴う大阪府歯科医師会会長候補者選挙への出馬を12月6日に表明した。大阪市内のシェラトン都ホテルで開かれた「大阪府歯科医師会関係役員・地区代表者合同会議」で述べたもの。

厚労省・歯科医師資質向上検討会 議論の方向性を確認

厚労省の第3回「歯科医師の資質向上等に関する検討会」が11月25日、東京都千代田区の経済産業省別館で開かれた。「歯科医師の需給問題について」、「女性歯科医師の活躍について」、「歯科医療における専門性について」の三つのワーキンググループ(WG)で行われてきた議論を振り返り、今後はトータル的に歯科医療の需要と働き方を含めた在るべき歯科医療提供体制を提示できるよう話を進めていくとの方向性を確認した。

医療・介護の制度充実を求める決議-保団連

全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は、地域医療活動交流集会を11月27日に大阪市内で開き、「患者・利用者が必要な医療・介護を安心して受けられる制度の実現を求める決議」を採択、安倍晋三総理大臣と塩崎恭久厚労大臣に送付した。