平均年間収支差額、個人立は1,327万円─歯科医業経営実態調査

日本歯科医師会の日本歯科総合研究機構は、平成28年10月に実施した歯科医業経営実態調査の結果を発表した。直近事業年度(平成27年度)の平均収支差額は、個人立歯科診療所で1,327万4,224円、法人立歯科診療所534万8,940円となった。

E―ライン・ビューティフル大賞に岡田さん

日本成人矯正歯科学会が横顔美人を称える2017年度E-ライン・ビューティフル大賞にタレントの岡田結実さんが選ばれた。授賞式が東京都江東区の東京ビッグサイトTFTビルで24日に開かれ、岡田さんは「賞をいただけたことをうれしく思うのと同時に賞の名に恥じないように芸能界という世界で輝けるように精進していきたい」と喜びと今後の意気込みを語った。

29年版産業ビジョン策定─日歯、日歯医学会、商工協会

日本歯科医師会(堀憲郎会長)、日本歯科医学会(住友雅人会長)、日本歯科商工協会(森田晴夫会長)は、歯科医療機器産業を取り巻く背景や、現状と課題、国際競争力強化の方策、施策の方向性などをまとめた平成29年版「新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン」を6月に発刊した。

大越氏が新会長に─都歯連盟

東京都歯科医師連盟(高橋英登会長)は6月20日、東京・市谷の歯科医師会館で第123回評議員会を開いた。任期満了に伴う会長選挙は現副会長の大越壽和氏、監事選挙は翁長誠、原田不二雄、髙橋利武の3氏がそれぞれ無投票で当選した。

大分で震度5強被害報告はなし

大分県南部で6月20日夜に地震が発生した。会員からの被害報告はないという。

長野で震度5強被害報告はなし

長野県南部で6月25日朝に地震が発生した。会員の被害報告はないという。

坪田有史氏が会長就任─東京歯科保険医協

東京歯科保険医協会の会長に坪田有史氏が就任した。6月18日の総会で選出された理事の互選によるもの。任期は2年。

「教育年限延長は信念」日技会長が社員総会で

日本歯科技工士会(杉岡範明会長)は第6回社員総会を東京・市谷の歯科技工士会館で17日に開き、2016年度会計収支決算報告承認や会員管理および会費規程一部改正など四つの議案を可決した。

厚労相、受動喫煙対策で談話

塩崎恭久厚労相は6月20日、受動喫煙防止対策の徹底に関する談話を発表した。政府は受動喫煙対策を盛り込んだ改正法案を国会に提出したい意向を持っていたが、与党との調整がつかず法案提出を断念していた。

成長期の咀嚼、脳機能の発達に関係─東医歯大ら研究グループが解明

成長期の咀嚼が高次脳機能の発達に重要な役割を果たす可能性がある―。東京医科歯科大学らの研究グループがマウスを使った実験で、咀嚼刺激の低下が神経活動やシナプス形成、神経栄養因子の発現に影響し、海馬の神経細胞の減少に関わり、記憶・学習機能障害を引き起こすのを突き止めた。咀嚼と高次脳機能を結び付ける分子メカニズムの解明が進めば、記憶・学習機能障害や認知症の新規治療法・予防法の開発への応用が期待できる。国際科学誌『Journal of Dental Research』オンライン版(6月16日)で発表された。

日本臨床矯正歯科医会、新会長に稲毛氏

日本臨床矯正歯科医会の会長に神奈川県開業の稲毛滋自氏が6月7日付で就任した。副会長には、岡山県開業の野村聡氏、専務理事には東京都開業の土屋朋未氏が選ばれている。

昭和大、口腔洗浄装置等で特許

昭和大学は、「流水式超音波口腔洗浄装置及び流水式超音波口腔洗浄方法」の特許を取得、発明者の歯学部歯周病学講座の山本松男教授と滝口尚講師を表彰したと6月14日に発表した。特許はジーシーと本多電子と共同出願したもので、「超音波を伝搬させた水を使用し、歯や歯科用インプラント表面の歯垢(デンタルプラーク)を洗浄し、術者の技量に関わらず口腔洗浄を効率よく行うことができる装置」の原理部分を知的財産化したとしている。特許番号は「オーストラリア No.2012284875」。

レポート「在日米軍歯科シンポに参加して」中島潤子(長野県松本市開業)

「在日米軍歯科シンポジウム」というものがあります。あまり聞きなれないかもしれませんが、5月10~12日に東京・広尾のニュー山王ホテルで行われたこのシンポジウムは、今年で63回目となります。2014年に米軍横須賀病院の歯科教育ミーティングで講演をさせていただいたご縁で、ご案内をいただき参加してきました。同シンポジウムは1952年から毎年、陸・海・空軍の持ち回りで開催され、在日米軍、自衛隊、日本の教育機関の歯科専門職や一般の歯科関係者が参加できます。今回は米軍横須賀病院が担当で9カ月前から準備を進めていたそうです。シンポジウムを通して学術、技術、器材などの情報交換を行う場となっており、展示ブースではアメリカから来た業者さんが器材の展示や紹介をしていました。

「質の高い情報提供を」再任の宮内会長があいさつ─日商連

日本歯科用品商協同組合連合会(=日商連)は、第59回通常総会と懇親会を東京都港区の芝パークホテルで6月15日に開いた。総会での新役員選任により宮内啓友氏が会長に再任した。

「クルツァー ジャパン」へ7月から社名変更

ヘレウスクルツァー ジャパン(本社・東京都文京区、大岡眞行社長)は7月1日より、「クルツァー ジャパン株式会社」に社名を変更する。

資金移動構想や心情の変化明らかに─日歯連盟迂回寄付裁判

日本歯科医師連盟の迂回寄付事件により政治資金規正法違反の容疑で起訴されている村田憙信元副理事長の公判が20、23の両日、東京地方裁判所で開かれた。証人尋問を終え、この日から被告人尋問が始まり、村田氏は、西村まさみ中央後援会、石井みどり中央後援会、日歯連盟の関係について「日歯連盟の一種の特別会計」で連盟内部の資金移動との認識を示した。さらに資金移動は、当初の計画にはなかったとの考えを明らかにした。

日本歯科医師連盟の迂回寄付事件で政治資金規正法違反の容疑で起訴されている髙木幹正元日歯連盟会長、堤直文元日歯連盟会長、団体として起訴されている日歯連盟の公判が、15、16日に東京地裁で開かれた。平成23年4月から27年6月まで副会長や副理事長を務めた峰正博氏が証人として出廷し、資金移動について当初は妥当との認識を持っていたが、途中から「違法」との認識に変わった経緯などを供述した。