歯周病の重症度、咬みしめが関連─岡大研究グループ

くいしばりや歯ぎしりなど昼夜の「咬みしめ」が歯周病の重症度と関連している─。岡山大学病院咬合・義歯補綴科の加藤聖也氏と予防歯科准教授の江國大輔氏らの研究グループが同講座で開発した携帯型の長時間記録装置を用いて発見したもの。

島根県大田市、糖尿病患者の歯科への紹介を強化

糖尿病での医科歯科連携で、島根県大田市の歯科医師会と医師会、市立病院、市健康増進課、そして島根県県央保健所は、糖尿病連携手帳を活用した取り組みを推進している。

同報告は、京都市の国立京都国際会館で7月28、29の両日に開かれた第6回日本糖尿病療養指導学術集会において、大田歯科医師会の前田憲邦氏が、「島根県大田市での糖尿病における医科歯科連携について」と題してポスター発表したもの。

愛知で歯歯塚供養会

歯や義歯を塚に納める儀式「歯歯塚供養会」(愛知県歯科医師会主催)が8日、名古屋市の大須観音にある歯歯塚で行われた。昭和52年に建てられてから毎年8月8日を「歯歯塚の日」として供養会が厳かに営まれ、平成13年から県歯が主催で行うようになった。

日歯会長予備選で東海信越地区歯が堀氏に推薦状

東海信越地区歯科医師会連絡協議会(当番県・静岡、柳川忠廣会長)は、日本歯科医師会会長予備選挙に出馬表明した現職の堀憲郎氏の推薦を決定した。

日医が東京医大の問題で見解

東京医科大学が医学部医学科の一般入試で、女子受験生の得点を一律減点していたとの報道を受けて、日本医師会(横倉義武会長)は、事実であれば入試の段階で男女差別が行われていたことになり、大変遺憾との見解を3日に発表した。

健康日本21、歯科は4項目で「目標値」引き上げ

厚労省は2日に第12回「健康日本21(第二次)推進専門委員会」を都内で開き、中間評価の報告書案を提示した。生活習慣病の発症・重症化予防、心の健康維持など、国民の健康づくり対策を推進するもので、歯・口腔の健康の維持・向上に関しても「健康日本21(第二次)」の目標項目に含まれている。中間評価の結果、全53項目中32項目は「改善している」とし、歯・口腔の健康に関する全5項目のうち、「歯の喪失防止」「乳幼児・学齢期のう蝕のない者の増加」「過去1年間に歯科検診を受診した者の割合の増加」の3項目が「改善している」との評価となった。

アムステルダムで第22回国際エイズ会議

AIDS2018(第22回国際エイズ会議)が7月23~27日、オランダ・アムステルダムで開かれ、世界160カ国から患者・感染者をはじめ、医師・歯科医師や看護師、研究者ら1万6千人余りが参加した。感染予防策、食や口腔衛生の重要性に関する発表など3千近い演題が発表された。米国のビル・クリントン元大統領や、英王室のサセックス公爵ヘンリー王子(ハリー王子)、歌手のエルトン・ジョンさんらも顔を見せ、エイズをめぐる諸問題の解決に向けて努力を続けるよう広く訴えた。

レポート:杉山正隆、久田ゆかり(歯科医師・ジャーナリスト)

抜歯時のクロルヘキシジン、菌血症予防の効果低い

抜歯時にクロルヘキシジン(CHX)含有の洗口液で含嗽しても、術後の菌血症を予防する効果は低い。スペイン・バスク大学口腔医学部のIciar Arteagoitia氏らの研究グループのシステマティックレビューとメタアナリシスによって明らかにした。『Plos ONE』4月23日に論文発表した。

東京医科歯科大学、「最高の小規模大学」で世界15位に

東京医科歯科大学(吉澤靖之学長)は、世界最高の小規模大学を選出するランキングで世界15位にランクインした。英国の高等教育機関情報誌『タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)』が3日に発表した「The World’s Best Small Universities2018」によるもので、日本での選出は唯一。

歯科にまつわるエピソード、私立歯大協が募集

日本私立歯科大学協会(三浦廣行会長)は、社会の歯科への関心を高めるとともに、私立歯科大学・歯学部のPRを目的にした「僕とワタシのイイはなしキャンペーン」を実施している。「歯科にまつわるエピソード」を11月30日まで募り、優秀な作品をドラマとして実写化するというもの。

作品は400字詰の原稿用紙3枚(1200文字)以内で、応募はキャンペーンサイト(http://www.shikadaikyo.or.jp/cp/shika-story/)のフォームから。

岡大ら、がんの薬剤耐性の新機序を発見

がん細胞が細胞外小胞を使い、分子標的抗体医薬を排出することを岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の江口傑徳氏、藤原敏史氏らとハーバード大学医学部のスチュアート・カルダーウッド氏らの共同研究チームが発見した。

同研究成果は生化学・生物物理学速報誌「Biochemical and Biophysical Research Communications」オンライン版(2018年7月13日)に掲載された。

愛知学院が3連覇─全日本歯科学生総合体育大会

29歯科大学・歯学部の学生によるスポーツの祭典、第50回全日本歯科学生総合体育大会で、愛知学院大学歯学部が一昨年、昨年に引き続いて総合優勝3連覇を果たした。

野本秀材氏が日本歯科先端研会長就任

日本歯科先端技術研究所は理事を改選し、会長・代表理事には野本秀材氏、施設長には奥森直人氏が就任した。

社保、件数3.7%増で点数3.8%増

社会保険診療報酬支払基金による平成30年3月診療分の総計確定件数は1億288万4千件、点数1,586億4,110万6千点で前年同月に比べ件数は6.3%、点数は5.1%それぞれ増加した。

歯科は1,275万1千件、153億3,338万点で、前年同月に比べ件数は3.7%、点数は3.8%それぞれ増加。

国保、市町村の金額4.7%減少

国保中央会がまとめた平成30年3月診療分の総医療費は市町村国保と国保組合、後期高齢者を合わせて2兆3,605億円で、うち後期高齢者分は1兆3,969億円だった。

歯科医療費は市町村が639億円で、対前年同月比で4.7%減。組合は50億円で1.1%減。後期高齢者は515億円で2.8%増。

電話音声で子供の歯磨きを啓発

日本歯磨工業会(濱田和生会長)は1日、歯磨き啓発ウェブサイト「みがこうネット」のスマートフォン版で、新たな音声通話コンテンツ「歯みがきしない子にかかってくる!? 歯みがき電話」を公開した。

同サイトはURL(https://www.hamigaki.gr.jp/hamigaki2/sp/)から。