日本歯科新聞 | 2019年1月29日付
山手線車両で国民向け動画放映へ─日歯プロジェクト
日本歯科医師会の国民向け動画が山手線の新型車両で放映される―。24日の定例記者会見で小山茂幸常務理事が報告した。2月4日から7日間、始発から終電まで20分間隔で繰り返し、1画面で1日約60回の再生となる。
日歯の堀会長が抱負
日本歯科医師会の堀憲郎会長は、24日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた2019年初の定例記者会見で、今年議論すべき問題として「地域包括ケアシステムの中で歯科がどうアクションを起こしていくか」「オーラルフレイル対策を含めた予防歯科医療をどう評価していくか」「歯科医師の働く場の拡大、キャリアパスの充実」などを挙げた。
なお、11日に締め切られた日歯会長予備選挙の立候補者は堀会長のみで、2月15日に信任投票の投開票が行われる。
個人の事業継承税制の創設経緯を報告
日本歯科医師会の三井博晶常務理事は、平成31年度税制改正で、医業の事業承継資産の課税特例制度が創設されることについて、24日の日歯定例記者会見で説明。21年から日本医師会と協働して要望していたが、昨秋に医療界だけでなく、他の個人事業主等の団体と連携して要望したことにより実現したとの経緯を述べた。
宮城県歯会長予備選、現職の細谷氏が当選
任期満了に伴う宮城県歯科医師会の会長予備選挙の立候補届出が25日に締め切られ、現職の細谷仁憲氏が無投票で当選した。
秋田県歯会長予備選、現職の藤原氏のみが立候補
任期満了に伴う秋田県歯科医師会の会長予備選挙の立候補届出が26日に締め切られ、現職の藤原元幸氏のみが立候補した。
医療経営に関する「論文」と「研究」を助成へ
日本医療経営実践協会(吉原健二代表理事)は、「医療経営に関する研究助成」として、「懸賞論文」および「指定課題研究」を募集する。
詳細は協会ホームページ(www.jmmpa.jp/grant)を参照。
問い合わせは事務局TEL03(5296)1933まで。
保団連、勤労統計の問題で全容解明を求める
全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は22日、「『毎月勤労統計調査』不正調査問題の全容解明を求める」声明を発表した。
訃報•守田邦昭氏
元福岡県歯科医師会副会長で元日本歯科医師会常務理事の守田邦昭(もりた•くにあき)氏は22日に死去した。71歳。
同氏は昭和22年生まれ。九州歯科大学卒業。平成11年から福岡県歯科医師会の常務理事や副会長、23年から日本歯科医師会の常務理事、27年から29年まで代議員を務めた。
日歯医学会の住友会長、新病名の導入に意欲
日本歯科医学会の住友雅人会長は、2020年度の診療報酬改定に向けて、今年5月末に各分科会からの医療技術評価提案書を取りまとめて厚労省に提出することを明らかにした上で、改定に新病名「口腔バイオフィルム感染症」と「生活習慣性歯周病」を盛り込みたい意向を示した。
また住友会長は、日本歯科医学会が学術用語集を10年ぶりに改訂し、昨年12月25日に発行したことを報告した。
歯周病で勃起不全のリスク3倍に
歯周病に罹患していると勃起不全のリスクが約3倍となる。中国広州市の曁南大学医学部のXincai Zhou氏(口腔医学)らが、システマティックレビュー、メタ分析の結果から明らかにした。
歯科国際誌『Dental Tribune』によれば、昨年、スペインの研究グループが示唆した結果をさらに裏付けたものとして評価されている。
兵庫県歯連盟、高橋氏の公認辞退で「お詫び」
兵庫県歯科医師連盟(岡田太郎会長)は、夏の参議院選挙で会員の高橋しんご氏が自民党の公認を辞退したことに伴い、会員に対して通知「高橋しんご氏去就について【お詫び】」(兵歯連発第111号)を18日付で発出した。
中医協総会で厚労大臣諮問を報告
今年10月の消費税増税に伴う診療報酬改定について、根本匠厚生労働大臣が中医協に対して諮問したことを報告した。